わかめの髪の毛を伸ばす力を2倍にする方法!【食生活アドバイザー監修】
本記事は、髪を太くしたい・・・髪の毛を早く伸ばしたい・・・と悩みながら、わかめのような海藻を食べている方にお送りします♪
「わかめが髪の毛に良いといわれているのはなぜ?」
「わかめだけで髪の毛は生えるの?」
そんな疑問を持っているあなたのために、今日は食生活アドバイザーの私が、わかめのような海藻類の発毛パワーを2倍にするための具体的な方法をご案内いたします♪
わかめには髪に良い栄養素がバランスよく含まれている
念のため、文部科学省が公表している食品成分表のデータベースより、「カットわかめ」で髪に良いとされる成分量を確認してみましょう。
カットわかめ100g当たりに含まれる髪の三大栄養素の量
タンパク質・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18.0g
ビタミンA(カロテン)βカロテン当量・・・・・・1,800µg
レチノール活性当量・・・・・・・・・・・・・・ 150µg
ビタミンK ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1,600µg
ビタミンB1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.05µg
ビタミンB2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.07µg
ビオチン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28.0µg
亜鉛 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.88mg
アルギニン酸 ・・・・・・・・・・・・・・・・・860mg
※µg(マイクログラム)は、100万分の1グラムを意味します。
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
「カットわかめ」なのか「塩蔵わかめ」なのかで各栄養素の成分量も異なってきますが、わかめにはある程度髪にとって良い栄養素が含まれていることがわかります。
特に髪の毛にうれしい「亜鉛」と「アルギニン酸」が豊富に含まれている♪
上記の成分表で最下部に表示している「アルギニン酸」はわかめを象徴するヌルヌル成分の正体です。
アルギニン酸はアミノ酸の一つであり、髪の成分「ケラチン」というたんぱく質を合成する際に必要な栄養素となります。アルギニン酸が多く含まれているわかめは髪にとって良い食品ということが言えるでしょう。
また、アルギニン酸には高血圧を予防したり血中コレステロールを下げるという働きもあるので、血液をサラサラにして髪への栄養供給が促されやすくする働きもあります。
また、わかめに含まれている「亜鉛」も、髪の毛を作り出す上において欠かせない役割を果たしています。
亜鉛はアルギニン酸同様、アミノ酸を再合成してケラチンを作る際に役に立ちます。亜鉛が不足しているとタンパク質がたくさん摂取されていてもケラチンを合成しにくくなってしまいますので、髪の成長が促されにくくなります。
つまり、「亜鉛」と「アルギニン酸」のダブルパンチの効果でわかめは髪の毛の成長にとって最適な栄養素を含んでいる食べ物ということなわけです♪
しかしわかめをただ食べるだけでは、「焼け石に水」
それでも、「わかめを食べれば髪が増える!」と言い切れるものではなく、わかめはあくまでも髪を作るための「土台」を構成しやすくなるというレベルにすぎません。
それはなぜかわかりますか?
理由は、わかめは直接的に「発毛への刺激」をもたらすものではないからです。
いくらわかめを大量に摂取したところで頭皮の血流が滞っていたらせっかく摂取した栄養も髪の毛を生成している毛乳頭には届きません、、、
そう、せっかくわかめを摂取するならそれと同じくらい頭皮の血流が良くなくてはいけません。
わかめはあくまでも髪を作るためのベースをなすもの。
お食事の際にうまく取り入れるようにするのが正しい付き合い方と言えるでしょう。
わかめの髪の毛を伸ばす力を2倍にする方法①食べ方
わかめを使った料理というとイメージが湧きにくいかもしれませんが、「海藻サラダ」や「みそ汁」などのスープ類に加えれば「ついでに」摂取しやすいものです。
わかめに含まれている栄養素をそのまままるごと取り入れるにはやっぱり「生食」がおススメ♪
煮たり焼いたりするとわかめに含まれている栄養素が分解されたり焼失したりする原因になります。
なのでなるべくならわかめは、
・乾燥わかめなら水戻しで、
・塩蔵わかめなら2~3回の簡単な水洗いで、
その後はサラダにして召し上がるのが、わかめの栄養素を活かす最も良い食べ方です♪
わかめの髪の毛を伸ばす力を2倍にする方法②栄養を吸収しやすくするために「排泄機能」を良くする
皆さんは口から入った食べ物の栄養は、どこで吸収されるかごぞんじですか?
正解は小腸です。
栄養素の多くは排泄器官である小腸の毛細血管から吸収され、その後肝臓に集められ、必要に応じて静脈から心臓を通って全身へ運ばれていきます。
しかし、この小腸の腸壁が汚れていたり、吸収を邪魔する物質によって汚染されていたりすると、わかめの栄養素を効率よく吸収することが出来ません。
ではこの排泄器官である小腸の腸壁を汚染する、もっとも悪な食べ物は何だと思いますか?
それは、、、、、、小麦です。
実は、小麦に含まれているグルテンは胃や小腸や大腸の粘膜に張り付きやすく、栄養の吸収を邪魔するだけにとどまらず、排泄機能をも低下させます。
小麦を食べている小腸↓
小麦を食べていない小腸↓
また、体内の免疫細胞の約70%は小腸に存在します。
小麦を摂取すると体内の免疫システムが乱れ始め、その影響が体全体に広がるにつれて、アトピー、ぜんそく、また血の循環が徐々に滞ることに繋がっていき、薄毛の原因にも繋がっていきます。
小麦を摂取しない生活をすることは、排泄器官である腸壁を正常にすることに繋がり、排泄力を高め、栄養の吸収効率を良くすることになるのです♪
わかめの髪の毛を伸ばす力を2倍にする方法②頭皮の血流を良くする(頭皮マッサージ)
せっかく髪の毛を成長させる成分が豊富なわかめを食べるなら、それを存分に毛乳頭に送ってあげなくては、わかめを食べた意味がないというもの。
そのためには頭皮の毛細血管の血流が欠かせません。
正しい頭皮マッサージは、頭皮をもみほぐして柔らかくするのとプラス、頭皮の毛細血管の血行を良くする効果があります。
また、頭皮の日常血流量が多いと、頭皮ケアの効果だけでなく、毛髪の健やかな成長を助ける効果もあります。
オススメ簡易頭皮マッサージ
1 5本の指先で頭皮をつかむように置きます。
2 指先の位置を動かさずに頭皮を押した状態で、
手で3回ほど円を描くようにして揉みほぐします。
3 耳の上から頭の中心に向かって、
さらに指の位置を前後に変えて繰り返し、全体に行います。
さらにわかめパワーを発揮することができるアルカナ発毛セラピー!!
いかがでしたでしょうか?
今回は誰にでもできる、わかめの栄養素を効率よく発毛に活かす方法簡単3つをご紹介いたしました。
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セラピー講師プロフィール
久保田裕美 Hiromi Kubota
1977年、岐阜県生まれ。食生活アドバイザー兼発毛アドバイザー(所有資格~健康食アドバイザー、上級食育アドバイザー、生活習慣病予防アドバイザー、ナチュラルフードコーディネイター、ジュニア野菜ソムリエ~)
愛知・岐阜・三重の東海三県を中心に食生活アドバイザーとして活動中。ある日、髪の毛と食生活や排泄に、密接な関係があることを発見。パートナーとフィナステリドの副作用の不安に向き合った経験から、医薬品を一切使用しない薄毛改善方法を、食生活の改善やさまざまな自身の経験をかけ合わし、【久保田式アルカナ発毛メソセラピー】として開発。これまでの薄毛の相談実績は男女合わせて延べ300人。最近ハマっている趣味は世界中のビールを飲むことと筋トレ。
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