見出し画像

非難の言葉に希望が隠れていた

今日はDV加害者プログラム(以下、カウンセリング)の日だった。このカウンセリングを続けて1年になる。

ロールプレイ

今日はロールプレイを行ってきた。夫婦の会話をロールプレイする。夫役と妻役に分かれて会話を行う。

ロールプレイで得れるものは

①DVに繋がらない会話
②相手への共感(尊重)の練習
③パートナー目線から見た想いを知る

パートナーの苦しさに向き合う

社宅で暮らす夫婦の会話がボクのケースと似ていた。この時のロールプレイで得れたものが計り知れなかった。

当時は見えていなかったものがハッキリわかった。「わかってほしい」という想いひとつだ。わかって欲しいが為に非難し不満を強く訴えている。そして訴えの裏には「わかってもらえるかも」といった希望がある。

だがしかし、ボクはパートナーの言葉を遮りお金の事などを盾に跳ねのける。正論でパートナーの訴えをはねのける。

パートナーは「わかってもらえなかった」事に対する失望を感じる。それでも食い下がり強い口調でボクを非難し不満を訴える。その強い口調の裏には希望がある。

「わかってもほしい、わかってもらいたい」

だけども無残にも打ち砕かれる。そして失望する。希望を持ち失望し、希望をもっては失望する。

DVに繋がる会話には、パートナーの「希望と失望」の気持ちの揺れがあった。繰り返し失望する事で心が疲れて諦めの境地にたどり着く。そこを深く理解出来たロールプレイであった。

ロールプレイをしながらパートナーがどのような気持ちでいたのか、痛みが伝わってきて申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?