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自転車で日本一周した -日常編-

一日の移動距離

前半は40~70km程度。中盤からは50~100km程度。
移動距離は体力がつけば勝手に伸びていくので心配しなくてよい。


食事

旅資金の4割を占める食費(404,845円)だが、自転車は自身が動力なので減らすと動けなくなるし、質素にすると途端に旅が辛くなる。日本各地に美味しい、面白い、デカ盛りなどのお店が点在するのでそれを目指して移動していた。

主食は節約のために安い食パン。小腹がすくたびにハチミツ、チョコ、クリーム、マヨネーズなどをつけて食べていたが、250日くらいから飽きて極端に減った。

食費を節約するのであれば自炊が一番だが、毎回火を使うのは結構面倒。そもそも火が使えない場所も多い。なのであまり自炊はしていない。
スーパーなどの半額を買いだめして食べることが増えた。

朝はビタミン補給のためにスキムミルクを水で溶かし、グラノーラを入れて食べた。グラノーラは日持ちするうえに、おやつとしてそのままでも食べられるのでオススメ。


命の水。公園、道の駅、トイレなど水道があればどこでも補充。「トイレの水道を飲むの?」と思われるが問題なく飲める。ただし、明らかに雨水を使っている所や、辺境の観光地などの「飲料不可」の注意書きがある場合は飲まない。口に含んで変だった場合も飲まない。
非常用に新品のペット水500mlを一本常備していたが、何度も助けられた。

後半からは体力と筋力維持のために、コーラなどの糖質が多い2Lジュースが多かった。MATCH大好き。

ハンガーノック
長距離や、きつい山間部で糖質を摂取せずに無理して移動していると、体内のエネルギーを使い果たして極度の低血糖の状態になる。判断力が落ちて事故ったり、ぶっ倒れて動けなくなる。
小腹が空いたらこまめに補給。ふっと力が抜けるような感覚があれば早めに補給すること。


寝る場所

道の駅、キャンプ場、公園、浜辺、河原、フォロワーの家、ネットカフェ、宿系{ゲストハウス、ライダーハウス、(カプセル)ホテル}など。

宿系はBooking.comで探すと安い場所を見つけやすいのでお勧め。素泊まり1000円なんてのもある。旅の中盤からはテントを張るのが面倒で、虫の心配がなければマットと寝袋のみで寝ることが増えた。

基本的に野宿はグレーな行為ということを念頭におく。寝る場所は気を付けないと職質を受けることになる。もし職質された場合は素直に従う。
当たり前だが、看板や注意書きにキャンプ・野宿禁止とあれば絶対にしてはいけない。また、公衆トイレに鍵をかけて寝る行為は不法占拠にあたるので、こちらも絶対にしない。

夜間などの長時間、自転車から離れる場合は、100均のでもいいので自転車カバーをすると盗難の確立をかなり下げられる。遮って認識させないことで「荷物があって簡単に盗めそう」という考えを起こさせないことが大事。

道の駅
基本は閉店後にこっそりテント張って、早朝には出発していた。事情を話して駅長に許可をもらえば安心して使える。
コンセントがあろうと勝手に使うのは【犯罪】です。

ネットカフェ
店によって質がバラバラ。よく旅人界隈で実家と愛される快活クラブがオススメされる。
いびき対策に耳栓を常備すること。必ず利用するタイミングが訪れるので、旅前に利用して慣れておくとよい。
いびき対策に耳栓を常備すること。
寝坊には気を付ける。

ゲストハウス
人との出会いや情報交換を求めるのであればここ。海外の利用者も多い。
僕自身も旅に出て初めて利用したが、慣れると居心地が良い。

ホテル
長時間、ネカフェに居座るのであれば15時~翌10時までシャワー付きで泊まれる宿系のほうがゆっくり出来るうえに、トータルで安かったりする。


洗濯

節約のために、ほとんどが水場でジップロックのような袋に洗剤と水を入れて揉み洗いしていた。ただし、配管が詰まるので禁止されている場所も多い。

コインランドリーは 洗濯機3~400円 乾燥機10分/100円 しか使わなかった。古いタイプの乾燥機だと時間が(30分とか)かかる割に湿っていることが多いので信用しない。


お風呂・シャワー

銭湯や温泉はタイミングよくあったり利用する程度で、普段は体を濡れタオルや100均アルコールシートで拭いて過ごしていた。

夏場は海岸沿いの無料シャワーを利用するのも手。

シャワー付き快活クラブの100円クーポンをうまく利用すれば、30分100円という格安で、シャワー・ドリンクバー・ソフトクリームを利用できる。

温泉は疲れをとるイメージがあるが、長湯をすると体温を下げるためにけっこう体力を使う。風呂から上がった後にだるくなるのはこのため。


電気事情

スマホのバッテリー問題はだれしも考えること。

主な電気使用はスマホでナビ、音楽、検索、ツイッター。ゲームはしない。これでだいたい一日でバッテリーを2回分くらい消費していた。モバイルバッテリーを使用して4~5日もつ感覚。

ナビは画面オフ時も現在地を常時取得するので消費が激しくなる。また、電波が入りにくい場所は基地局を頻繁に探してしまい消費が増える。

宿以外で充電できるのはマック、イートイン、図書館、公共施設など。
どうしても困った場合は事情を話してお願いすると充電させてくれたりする。

ソーラーバッテリー
野宿オンリーだったり、資金がない人はソーラーバッテリーを強く勧める。荷物は増えるが長い目で見るとかなりの金額を節約できる。また、充電のたびに無駄に何時間も留まらくて済む。
定期的にネカフェや宿を使用する人は必要ない。

雨の日

視界が悪く、雨天で走行してもあまり楽しくないし、スリップをしやすいので停滞するのが吉。予定を立てたり、体を休める日だと思ってゆっくりする。時間をつぶすならwifiのある図書館がオススメ。

もし移動するのであれば道路の鉄格子部分には細心の注意を。重量がある分、スリップしやすので幾度となく転びかけた。

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