見出し画像

「ブロックチェーン」と「今後の大企業のあり方」をものすごく雑に着想させてみた

休職前はいわゆる大企業で働いてきたのだけど、最近ブロックチェーンを勉強しているうちに、今後の大企業のあり方のヒントになるような気がしたのでメモ程度に書いておこうと思う。

平たく言うと、中央集権型から自律分散型のシステムになったのがブロックチェーンなのだけど、IoTが進みつつある今、誰かだけが情報を持っているとか、誰かだけしか発信できないといったことはなく、CtoCが主流になってきつつある。大企業にも言えることで、今までは上部組織だけが情報を持ち、ブレイクダウンされる形で指示がなされていたのだけど、IoTが進む中では役職に関係なく平準化されつつある。

そんな中で管理職が部下を管理する、といった中央集権型で不正やコンプライアンス問題が発生するようになり、もっと全員が安全に管理していこうよという形になっていっている。

が、ブロックチェーン同様になかなか世界に普及しない。確かに良いシステムなはずなのに国は率先して広めようとしていない。なぜか。国自体が中央集権だからだ。大企業も同じで、元々中央集権型で建設されてきた社会ではそのルールも規約も中央集権がしやすいような仕組みになっているため、いきなりブロックチェーン型にしようよと言っても、規約やルールがそうさせてくれない。厄介だ。

大企業の中で「個人が輝こう!」と謳っていても、大企業の壁にぶつかるのはこのケースにあたると思う。組織の中で個人全員が自分らしく突き抜けるのには、今の社会システムにマッチしていないから限界があるのだ。
ではどうすればいいか、ブロックチェーン界隈でも起こっていることだけど、小さな世界から始めていくことが良い。

国がだめなら小さな経済社会集団の中だけでトライアルのようにやってみたらいい。企業がだめなら企業内の有志がコミュニティを作ってやってみたらいい。そこで「いいね」と認められると、パワーがいろんな「小団体」に広がり、気がつけば社会全体を支配しようとしている。その時が本当にパラダイムシフトがやってくる時だ。

管理職はもはや要らない、という飛び方は中央集権からいきなり自立分散にもっていこうとしているようなのでなかなか受け入れられないが、管理職のあり方や役割を徐々に変えていけば良いと思う。小さな有志コミュニティをつくり、その中で管理をしていただく役割をになってもらえばいい。そこから1つ1つ派生させていく。

ブロックチェーンはティール組織にも似ていると思うが、まだ2つを決定づけるほど勉強が進んでいるのでぼんやりメモっておこう。企業のあり方も、その時代の社会の流れに応じてつくられてきたのだから、今後特に通貨のあり方が変わるのであれば、企業のあり方もその時が本当に変われる時なのかもしれない。

ありがとうございます!いただいたサポートは執筆のお供のコーヒーと夢の肥料に使わせていただきます!