相手のひとことにずっと心がモヤモヤするときの、3つの処方箋
わたしはHSP気質がある。
例えば会社で、相手が何気なく言ったコトバを真に受けすぎる。寝るまでずっと頭の中でリフレインしてしまうことがある。何度も反芻して、自分が落ち着いて解釈できる方法を探しては何度も再現シーンを繰り返したりする。二度と時は戻らないことなんてわかっているけれど、再現シーンを何度も繰り返す。
下手したら数日後までモヤモヤを持っていることもある。
あの時どういう気持でそういう発言をしたのか、相手に対してメールで聞こうかと思ってメールを打つのだけど、書いては消して結局送らずじまいだったりする。
もっと下手したら数ヶ月後にもふと思い出してしまって、ひとりでモヤモヤし直すこともある。
そして時代も変わった頃に相手に対して「あの時あぁ言ってたときにね…」と話を切り出すこともあるが、殆どの場合において相手は「え?そんなこと言ってたっけ?覚えてないや」というパターンだ。
このモヤモヤ時間にできるだけ避けて通りたいと思っているので、今までも出会うたびに「あぁまた来てしまったこの思い…」と感じてしまい、そのたびに時間を過ごすのが嫌になっていたのだけど、これがHSP気質によるものだと自覚してからは、自分なりにモヤモヤを消化する3つの処方箋を手に入れた気がする。
【1つめ 自分へのおまじないのコトバを作った】
相手のひとことに対してモヤモヤが出てきたら自分にこう声をかける。
あぁまた来たの?あるよね、うん。うんうん。
ちょっとコミカルだけど、心の中で自分に声をかけてあげるようにしている。またいつものやって来たね、モヤモヤが来たね、と受け止めるようにしている。相変わらず反芻もするし再現シーンも繰り返されるのだけど、心のどこかでこれは消化儀式だと思えば、心は少しだけ落ち着く。
【2つめ オットに話す】
オットは聞き上手だ。どんな気持ちも「うん、そうかぁ」と聞いてくれる。なので、会社でモヤモヤしたことがあった時は「今日ね、○○さんにこう言われてグサッと来たんだよね」と共有することにしている。
オットは「そうか、aicoさんは繊細さんだからね〜。」と受け止めてくれるし、わたしも「そうそう、繊細さんだからね〜」と返してちょっとだけスッキリする。
【3つめ 相手に届ける】
これは最終手段なのだけど、あまりにも消化ができなさそうな大きなショックをいただいた時は相手を信頼して自分の本音を届けることにしている。相手を批判したり否定したりする言い方ではなく、「わたしはこう捉えてしまったんだけど、わたしってほんと考えすぎだよね」みたいな感じで言うイメージ。そうすると相手は「え?そんな風に受け取ってたの?」とビックリすることが多く、でも「そうかぁ〜、そうだねぇ〜、そういう捉え方もあるよねぇ〜」と共感いただけることもあり、言って良かったなぁと思うこともある。(かといって、やっぱり帰宅後の反芻はするのだけど)
相変わらずモヤモヤはいきなりやってくるのだけど、来るたびに憂鬱な気持ちになる回数は減ってきたように思う。HSP関連の本を読むと、他にも対応策としては「書く」ことが良いらしい。
実際に起きた事実とそれに対して自分が持った感情を分けて言葉にして書くことで気持ちが整理されるらしい。
わたしも相手に気持ちを伝えようかどうかとメールを書いては消し手を繰り返しているうちにちょっと気持ちが整理されていたところはあるかもしれない。とにかく自分にあった対処方法を見つけるとちょっとうれしくなる。
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