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オラクルカード oracle cards って、どんなもの?


「オラクルカード」と呼ばれるカードをご存知でしょうか。タロットなら知っているけれど・・・そのように仰る方が多いのでは?と思います。

「oracle オラクル」は、ラテン語の「orare 話す」に由来します。日本語では「啓示」「神託」と訳されたり、カタカタで表記される場合が多いように思います。

個人的には「直感的に受け取るメッセージ」のようなニュアンスで捉えています。


タロットカードとオラクルカードの違い


タロットカードはイタリアで誕生し 600 年ほどの歴史があります。紆余曲折を経て、20 世紀に入ってから現在の形になりました。枚数・構成が定まっており、きちんとシステム化されています。

枚数は 78 枚あり、カードの上下を混ぜて並べます。上向き(正位置)と下向き(逆位置)では意味が異なりますので、逆位置の意味を含めると 156 枚になります。

数としては多いのですが、各カードの解釈は固まっていますので、どなたがカードを読んでも、理解できるような形になっています。そのため、ある種の世界共通言語のようにも感じられます。

タロットには歴史がある分、中世ヨーロッパ色が濃く反映されており、総じて絵柄も少々重たく感じられます。
近年ではモチーフが動物や妖精のものなど、新解釈・新型・変形のタロットも作られるようになりました。

オラクルカードは歴史が浅く、決まりごとがありません。軽くとても自由なイメージです。
枚数・テーマなど全ては造り手に委ねられていて、一見しただけでも枚数は 40 枚・52 枚・68 枚、テーマも動物・植物・クリスタル等々、多岐にわたります。

タロットには正位置(上向き)と逆位置(下向き)があって、意味や解釈が違ってきますけれども、オラクルで逆位置があるものは、あまり見当たりません。

最初から逆位置が設定されていないものは、タロットと違って「もし何か厳しいメッセージが出たら・・・」とドキドキせずに済みます。

安心感に包まれた状態でスタートできますので・・・タロットカードに対して何か重いイメージをお持ちの場合には、オラクルの方が気楽にお使いいただけるように思います。

タロットと比較すると、オラクルカードは市民権を得るところまで浸透していないかも知れません。

ですが、ちょうど風の時代に入り軽さが鍵ゆえ、潮流に応じて「必然的に生まれた」と言っても、過言ではないように感じます。