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メルボルンで何してたの?…あみものと生きる力の蓄えかな

Retail系の本命がダメだったので、”てしごとやさん”始めました!という記事を書こうと思っていたらオーペア生活が始まり、だけど結局1か月で帰国することになったため現在日本で自己隔離中の私が、

約5か月のあまりに短くなってしまったオーストラリアワーホリの振り返りとこれからのことについてお話しする記事です。

計画よりもかなり短くなってしまったとはいえ、かねてよりの目標であった25歳の誕生日を海外で迎えることを達成できたし、20代のうちに叶えたい目標であった取材を受けることもこのオーストラリアワーホリで達成、自分でものを作って売るということも始められて、何より人間力というか、生きる力をうんと蓄えて帰国できたと思っています。


まず初めに、帰国までの振り返り

前回の記事(3/1更新)で

・Retail系の仕事に就く
・オーペア
・帰国
デンマーク渡航を最優先に考えて、この選択肢になりました。卒業までの間にRetail系の仕事か帰国前に数か月しようと思っていたオーペア、どちらにもつけなかった場合は早めの帰国も検討する。

と書いた私、先週日本へ帰国しました。前の記事を書いたころにはまさか今こんな状態になっているとは思っていなかった、あの時から十分危機感を持っていたつもりだったけど、今振り返れば自分もそのころはコロナウイルスの影響を甘く見ていたうちの一人だったんだなと思います。

現状、デンマーク手工芸留学にはこの先いつ行けるのかわからない。だからここにこだわるのはやめて、今出来る範囲で最大限やりたいことを実現しようという気持ちでの帰国です。ありがたいことに帰国してもやりたいことがたくさんあるので、不思議と帰国するのも楽しみでありました。


ここまでをざっくり振り返ると、大本命には面接まではたどり着けたものの採用には届かず、潔くオーペア探しに切り替えてすぐに受け入れてくれるファミリーも見つかりました。(オーペア経験のことはまた別記事にします)

結局その後すぐにオーストラリアもロックダウンになったので、あの時採用してもらわなかったおかげでスムーズかつ安全に帰国までの時間を目的の1つであったオーペアとして過ごせたと思うと、人生なるようになるんだなあと改めて。面接では唯一日本人が私だけ、オージーまみれのグループ面接で発言出来た経験と、そこまでなり振りかまわずどん欲につき進めたことは一生大切にしたい思い出です。千と千尋並みに「ここで働かせて下さい!!」と言いに行ったのも良い思い出。あー、オージーだらけのグループ面接怖かったなあ…(本音)


そして友人たちが一気に帰国していった3月末ごろ、私はコロナをオーストラリアで乗り切る予定でした。そのために安全かつ仕事がある生活のオーペアとして比較的安全な郊外でのんびりひっそりと暮らす生活を選び、帰国の道中が一番感染リスクが高いと感じていたし、私が帰国して感染源になることは絶対に避けたかったのでその時帰国は選択肢になかったです。

そしてその頃からは海外に残っても日本に帰っても批判されるようになっていたので、この帰国は自分と大切な人の意見だけで決めました。

これらの選択に正解はないと考えていますが、限りなく正解に近づけるために出来ることは当事者意識をもって毎日を過ごすこと、これだけだと思っています。

状況がどう変わっても、みんなを守ることは出来ずとも自分と隣にいる大切な人を守る努力をすること。その気持ちを忘れずに過ごしたいです。

帰国から4日目、まだ検査結果の連絡がないのでおそらく帰国時点では陰性ですが、たとえそうだとしても空港で感染している可能性もあるのでまだまだ安心はできません。


そしてオーストラリアではじめたてしごとやさん。こんな状況なので、仕事がないなら作ってしまえ!とデンマーク帰国後の予定だったのををうんと早めてここで始めてみました。機材もスペースも材料もないワーホリ中だったので、まずは針と毛糸だけで出来る編み物製品の販売を。

合計で13点$320の売り上げになりました。ご注文くださった皆さんへ、心よりお礼申し上げます。また、少しでも興味をもってくださった方へも感謝の気持ちでいっぱいです。応援して下さった皆さんありがとうございました。


そして、これからのこと

2年の予定で始まった人生の春休み計画。わたしが、わたしのために過ごす時間としてここまで過ごして来ましたが、どうやら一旦休止のようです。

あれだけ目標にしていたデンマーク留学ですが、保留にします。きっとどこかでまたタイミングはやってくるし、これに行けなかったら人生が終わるわけでもなければ他にやりたいこともたくさんある。初めにも書きましたが、今は自分の力が及ぶ範囲で出来ることをするのみ。

なので、このてしごとやさんをここからじっくり育てていきたい気持ちです。
ここからも興味のあることにはどんどん新しい挑戦を重ねる、そんな毎日を加速させたいです。

引っ越し、小さなアトリエづくり、その他にもたくさん楽しみなことであふれています。忙しくなりそう。忙しいの大好き。


大きな想いをもってオーストラリアに飛び立ちしっかり貯金して英語力を上げて帰ってくるはずが、どちらも中途半端に終わってしまったのがまぎれもない事実。仕事をクビになり差別も受けたしうまくいかないことばかりの5か月ではありましたが、それでも私はメルボルンに大きく育ててもらったし、素晴らしい出会いがたくさんありました。もう一度会いたい人、行きたいところ、会えなかった人、行けなかったところがたくさんあるので、やっぱりもう一度、次は大切な人を連れてメルボルンを訪れたいなあと思っています。

緊急帰国した方、ワーホリが中止になった方、特に変わらず毎日を過ごすはずだった方も含めみんなが何かしらの影響を受けて、それぞれいろんな思いの中でこの状況を過ごしていると思います。

コロナウイルスによって失ったものも多いですが、私は得たもの・気づけたこともたくさんです。もちろん悲しい思いをされている方がいることを理解していますが、今のところ元気で無事にすごしている一人として出来るだけ楽しく優しく安全に過ごすこと、毎日を大切に過ごしたいです。


会いたいね!と言ってくださる皆さん、落ち着いて会える時を楽しみにしています:)

おしまい◎

















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