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我が家のコンポスター事情

昔から興味を持っていたことがある。コンポスターである。

コンポスター - Wikipedia

超ザックリ言ってしまうと、家庭で出た生ごみや、雑草や枯れ葉をコンポスト(堆肥)にして、可燃ごみを減らそうという取り組みで、コンポスターとはそこで使用する生ごみ堆肥化容器のことだ。
しかし賃貸アパート住みでは「堆肥作っても結局その堆肥を捨てることになるやんけ!」という構造的欠陥があり、実施することはなかった。

ところが、今では戸建てを購入し住んでいる。そして我が家には一応ではあるが庭がある。鉢植えガーデニングなんかも楽しんでいる関係で堆肥の需要が常にある。子供が二人になり主にオムツにより可燃ごみ量が増えた。
さあ、可燃ごみ削減がいよいよ必要になったわけである。

というわけでコンポスターの選定に入ったわけだが、まず電気を使うものは避けた。せっかく庭があるのに屋内で実施する意味が無い。そうするとプラスチック製だったり布製のものが候補になってくるわけだが、デカ過ぎるし地味に高い。いやこんなでっかい容器があっても持て余すんじゃないか? そもそも流石に邪魔じゃないか? というわけで自作することにした。

コンポスター自作

プラスチックの鉢を買ってきて底を鋸で切り落とせばいいだろうと早々に結論。

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これなら原価1,000円未満だし捨てるにしても普通にプラゴミで捨てられる。
※余談だが、この手の「とりあえずやってみよう」の場合、ダメだった場合や飽きた場合にどうやって廃棄するか・廃棄可能かについては事前によく考えておく方が良い。

というわけで庭の角に設置した状態である。とりあえずの虫よけとして篩で蓋をしているが、隙間からコバエが侵入するようなので黒のビニールシートかなんかを被せる予定。

さて、実際にコンポスターを使ってみた

2月の終り頃から、生ごみ(コーヒー粉や麦茶などを含む。骨や卵の殻は除外)を数日間天日干して乾燥(百均のプラトレーに生ごみ乗せて、百均の目が細かい洗濯ネットに入れて干す。百均大活躍)→コンポスターに投入し、上から庭の土を被せる、との流れで運用してみた。ちなみに菌とかは普通に土にいるので一々有料のものを買ったりする必要は無い(そういうやつを使う方が堆肥化が早くはなると思われるが)。

良かったこと:1週あたりで、Sサイズレジ袋×2くらいの量の生ごみ削減ができた

これを労力に対するリターンとしてどう考えるかというのはあるが、個人でできるゴミ削減活動としてはなかなか良いのではないだろうか。ちなみに生ごみの上に土を被せてしまえば悪臭はほぼ無いのでご近所迷惑にはならないであろう。

ちょっと思てたんと違ったこと①:なかなか堆肥化しない

これは温度湿度を特に管理せず放置して微生物頑張れーとしているからなのだが、それだとやはり3か月くらいはかかるようである。コンポスターの中身をかき混ぜていると微妙に溶けてる感じの生ごみがコンニチハしてきてちょっとウへっとなる。

ちょっと思てたんと違ったこと②:コンポスターは二つ必要

無事に堆肥となった上でそれを使おうとした場合、堆肥の上に更に生ごみを投入すると使えなくなるため、堆肥を取り出して別容器に移すか、もしくはもう一個コンポスターを用意して、新たな生ごみはそっちに投入する必要がある。これはデカい容器を使っていても同じ問題が発生すると思われるため、よっぽど大家族だったり枯葉が大量発生する広い庭とかでもないかぎり、やはり市販のデカい容器は不要だと思う。
普通のご家庭でコンポスターを使う場合、自作のそんな大きくない容器を二つ庭に設置するか、もしくはプランターコンポストが取り回しが良さそうである。

プランターでもできる生ごみの堆肥化(プランター法) | 平塚市 (city.hiratsuka.kanagawa.jp)

まとめ

園芸やってて堆肥を使う人で、やるスペースがあるのであれば、やってみて全然損はないと思う。堆肥を使わないが庭があって可燃ごみ削減したいという方なら、最終的に堆肥は庭に撒けば良いっちゃいいのでまあアリであろう。
だいたいそんなかんじ。

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