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海外研修:サッカービジネス科
ラフレサでは学校様や企業様などと一緒に、スポーツ関連の海外研修を企画させていただいております。
今回は新潟にあるJAPANサッカーカレッジ「サッカービジネス科」のZoomを利用したオンライン海外研修の様子をレポートします。
JAPANサッカーカレッジ「サッカービジネス科」とは?
Jリーグのクラブスタッフとしてのスキルをはじめ、あらゆるサッカーシーンを「理論」と「実践」を通して学び、サッカーの魅力を最大限に引き出す人材を育成します。
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コロナ禍の前は実際にアメリカのロサンゼルスにて複数のスポーツチームや大学を訪問し、最先端のスポーツビジネスのお話を聞きながら研修を行いました。早くコロナが収束して現地に飛びたいですね!
以前海外研修に参加された当時の生徒さんの多くが、現在スポーツ界で活躍されています。
JAPANサッカーカレッジの「サッカービジネス科」の他に「マネージャー・トレーナー科」や「コーチ・審判専攻科」の海外研修も弊社で担当させていただいております。
今回の研修内容
今回のスポーツビジネス研修は、コロナ禍のためオンラインで行いました。
お話をしていただいたゲストは以下の4名です。
LAクリッパーズ(NBA) ソラード氏
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLAカレッジスポーツ)ゲイツ氏
U15ケヴィン・デ・ブライネカップ 組織委員会委員長 ヴェアリ氏
Murata Management BV 代表取締役 村田氏
プロチーム、カレッジ、大会運営と違った形でスポーツビジネスに携わる方々にご協力いただき、オンラインの特徴を活かしてアメリカとベルギー2カ国の最前線のお話を聞くことができました。
LAクリッパーズ(NBA) ソラード氏
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ソラード氏はLAクリッパーズでチケット販売営業の統括ディレクターを務めています。ロサンゼルスとの時差があったため、事前に学生さんからいただいた質問にソラード氏がお答えいただくインタビューを収録し、後日学校で生徒さん皆さんで見ていただく流れになりました。
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学生さんからはこのような質問をいただきました。
・全体の収入内訳
・どこの年齢層、ターゲットを持ってチケットを販売しているのか。
・ロサンゼルスには野球、サッカーなどのクラブやディズニーなどの商業施
設など多くの娯楽があるが、関係性はどうか?コラボレーションしたりす
る場合はあるか。
・他の州からの観戦ツアーなど組んだりしているのか。
・新型コロナウイルスで苦労した点、工夫した点はあるか。
・アメリカ以外の国にアプローチするとしたらどこの国?
・NBAのマスコットが全体的にリアルで怖いというイメージがあります。狙
いは何? 日本ではかわいいなどが多く、老若男女に愛されるようになって
いると思う。
・選手以外でお金をかけている部署?部分?どこ?
・NBAとしての売上の作り方とチーム独自の売上の作り方を知りたい。
・日本のBリーグをどう思っているのか。
・NBAは北米4大プロスポーツリーグの1つで、他にはNFL、MLB、NHLがあ
るがその中でもNBAは他のリーグを超えるビジネス方法を行っていると聞
く。 その方法を教えて頂きたい。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLAカレッジスポーツ)ゲイツ氏
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ゲイツ氏はアメリカのカレッジスポーツ名門であるカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のスポーツチケット販売の責任者です。ソラード氏と同じようにロサンゼルスにいらっしゃる為、事前に学生さんから質問をいただき、後日学校でゲイツ氏へのインタビューを見ていただく形になりました。
日本のカレッジスポーツのビジネス化はまだまだ市場が大きくありませんが、学生の皆さんからは非常に熱が伝わりゲイツ氏も非常に驚いていました。
インタビューでは以下のような内容をお話いただきました。
・プロスポーツとカレッジスポーツにおいてのサービス面での違い
・チケットセールスのターゲット ・学生や保護者へのチケットセールスはど
う行なっているか。
・地域住民へのアプローチ・セールス方法
・チケット購買者の職業・年齢などのデータ
・地域の方に愛されるための方法
・競技によりチケットセールス方法の違いや共通点
・アメリカでなぜ学生スポーツが文化となっているのか?
・既存顧客のサービス、マンネリ化しないような工夫、意識していること
・カレッジスポーツと日本のプロスポーツチームとの関わりはありますか?
最後にはゲイツ氏から日本でスポーツ業界で働くことを目指す方々にメッセージをいただきました。
U15ケヴィン・デ・ブライネカップ(KDB Cup)組織委員会委員長 ヴェアリ氏
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現在マンチェスター・シティーに所属するケヴィン・デ・ブライネ選手を冠としたU15国際大会「ケヴィン・デ・ブライネカップ(KDB Cup)」が毎年ベルギーで開催されています。ヴェアリ氏によると、この大会での売上が30万ユーロ(約3,900万円)あるそうですが、全てボランティアスタッフで運営されているそうです。
毎年世界の有数クラブのU15チームが参加していますが、2022年もベルギーはもとよりオランダ、スペイン、フランス、ドイツ、イングランドからプロ選手予備軍が集まっています。
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このような大会を率いるヴェアリ氏にもたくさんのお話を伺いました。
・2016年に大会が始まった経緯は?
・ケヴィン・デ・ブライネ選手と大会との関わり方は?
・運営スタッフはどのような方がいるのか?フルタイムorパートタイム?
・大会の財政的な部分は?大きな収入と支出は?営利or非営利?
・世界でも有名なクラブと大会参加に向けてどのように交渉するのか?
・今まで参加チームからユニーク(変)なリクエストはあったか?
・スポンサーアクティベーションの例は?
・スポンサーシップ料が一番高いパッケージの内容は?小さい企業や団体で
もスポンサーとして参加できる一番小さいパッケージは?
・大会を通じて地域への経済的と社会的貢献とは?
Murata Management BV 代表取締役 村田氏
日本人として海外で活躍する村田氏のお話はスポーツビジネスの内容だけでなく、将来海外へ挑戦したいと思ってる学生の方に大きな刺激になりました。
村田氏の経歴です。
三井物産株式会社、ベンチャー企業、3社の起業などを経て2019年にシント=トロイデンVV(STVV)参画。同クラブCOO / ビジネスディレクターとしてサッカービジネスに携わり、2021年10月よりヨーロッパを拠点にビジネスコンサルティング企業を設立。スポーツビジネスの他にお酒の輸出入やITサービス開発を手がける。
日本でも注目されているシント=トロイデンVVのお話を中心に、今後のスポーツビジネス界の展望もお聞きしました。
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まとめ
前記したようにコロナ禍の前の海外研修は、現地のスポーツ関係者から直接お話を伺っていました。その後試合観戦をしたり、観光をしたり、現地の学生と一緒にピザを食べながら国際交流をしたり、夜な夜な同級生と夢を語り合ったりしていました。
今回はこのような経験は出来なかったものの、学校の先生方の思いと少しでも学生さんに海外に触れてもらいたいとの狙いでこのようなオンラインでの海外研修が実現しました。
全4名のゲストに共通したことは、いかにして売上を所属組織に持ってくるかでした。スタジアム、アリーナ、試合会場を満員にするか。コロナ禍の前でもまだまだ満員になる会場が少ない日本のスポーツ界ですが、今回の研修を経験した学生の皆さんが今後スポーツ業界で活躍し、多くの方にスポーツを通して幸せを届けられる人材になっていただけたらと思います。
ラフレサが出来ること
お陰様で、創業から海外渡航団体様が80を超えました。
海外研修では世界の有名チームや団体で働く方々と協力して、研修内容をご提案させていただいております。日本国内だけでなく海外の情報や異文化での経験に触れることで、より多角的な視点でスポーツビジネス業界を見れるようになります。
チームの海外遠征ではJリーグアカデミー、選抜チーム、アマチュアクラブの小学生から大学生にご利用いただいております。大きく分けて日本の長期休み期間に行うキャンプ方と、欧州のカレンダーに合わせて開催される国際大会に参加する2通りがあります。
海外研修期間以外でもラフレサカレッジを通じて、個人単位でも世界のスポーツ業界の方々と接する機会を設けております。ぜひご参加ください。
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