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やっぱりダスキン

エアコンがフル稼働する季節がまたやって来た。ここ数年、一年の10ヶ月ぐらいはエアコンを使っている。使わないで良い時期は、一瞬で過ぎ去ってしまう春と秋の2ヶ月間だけ。

昨日は久しぶりに、ダスキンさんにエアコン掃除に来てもらった。エアコンクリーニングをすると、やはり出て来る風が心地良い。

そして、前回来て頂いた時は気付かなかったが、ダスキンさんはご丁寧に「マイ・スリッパ」を持参し作業に当たってくれる。何という気遣い。

前回清掃してもらったのは約4年前。エアコンにはちゃんとした清掃が必要だと知らなかった私は、約10年間何もせずに放置していた。しかしある時期から、煤のような物が出てくるようになり、清掃を依頼することにした。ネット検索の結果、そこまで高くない、ある程度大手の清掃会社に来て貰った。

家へ現れたのは50代ぐらいのご夫婦。その大手会社とフランチャイズ契約して、担当地域を二人で回っているらしい。

私の部屋へ入ってくるなり、奥さんの方はやたら馴れ馴れしく話しかけて来る。飾っている置物について不必要に質問して来たり、明らかに興味本位からバスルームを覗いたり。

一方旦那さんの方は、手際良くビニールを敷いて持参した梯子に登り、早速仕事に取り掛かっている。だが、どう見ても手こずっている様子。

5分程、「う〜」、「あれ〜」、「エイっ」等の言葉が聞こえていたが、彼は急にため息を吐く。

「ダメ、俺これ清掃出来ないわ。上の蓋が取れないもん。このエアコン、設置場所が天井に近すぎるよ。お客さん、大家さんに連絡して、エアコンの取り付け場所変えてもらった方がいいよ。多分どの業者もやってくれないと思うよ、蓋取れないから」。

奥さんも笑い出し「本当本当!しかもお客さん、このエアコン大分古いよ。折角だからさ、エアコン古いから買い変えてくださいって言ってさ、そのついでにもっと低い所に設置してもらいなさいよ」。

二人は持参した道具を持って、さっさと帰って行った。何だか冷やかしに来た輩のようだった、、、。

私は一応マンションの管理会社に電話し、先程の清掃会社の話をして、エアコンの設置場所を変えて貰えるか聞いてみた。

変えれないと即答され、ついでに苦笑された。まあそう来るだろうとは思っていたが。

どこか慣れた業者はいないのかと、私は再びパソコンへ向かう。だが、先程現れた業者と同じニオイのする「我々にお任せください!」系は候補から外して行く。

そして最終的に残ったのはダスキン。正直ダスキンは他よりちょっとだけ高い。でも仕方がない。

早速電話して、先程の会社に蓋が取れず、清掃して貰えなかった旨を伝える。電話口の担当者は「蓋が取れない?聞いたことないですね。一度写真を送ってもらっても良いですか?」と、何となくやってくれそうな気配。

写真を送り、直ぐに回答が戻って来る。問題なく作業出来るとの事。

最短で来て貰える日を予約し、作業日当日。今回もまた二人組だったが、見るからに丁寧で控えめな雰囲気。前回の「ど〜も〜。来ました〜」の馴れ馴れしい感じが全くない。

担当男性は、ビニールシートを敷いて梯子に登ると、前回の人があんなに手こずっていた蓋を、いとも簡単に取り外す。「ね?簡単に取れるでしょ?因みに何処の業者さんですか?」

「◯◯さんです」と私は答える。「うーん、この仕事始めて間もないのかな?こんな蓋で手こずってちゃ話にならないよ」。その男性は、前回の業者が、その程度の技術力でプロの清掃業者を語っているのが心底不思議そうだった。

作業は1時間ちょっとで終了し、悩まされていた煤も全く出なくなった。この蓋事件以降、私はダスキンに絶大な信頼を寄せている。さすが老舗企業。

もし今後エアコン以外で何か清掃が必要な時も、絶対にダスキンにお願いしよう。

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