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どのデッキにも対応可能!?常に形を変える令和グッドスタッフ

どうも、水遣いの効果をまともに読んでなかったせいで勇者の出張性に気づけなかったのが少し悔しいカテキンです。

今回は少し前に動画で紹介した「デストロイビート」もとい「令和グッドスタッフ」の紹介です。
ちなみにデッキ名を「令和グッドスタッフ」と付けたのは私ではなく別の人です。
紹介する理由はこちらのツイートが思った以上に伸びたからです。

ちなみにこの日の決勝の動画も上げました。対面も勇者VFDと世紀末みたいになっていますが、如何に今の出張パーツ連中が強いのかよくわかるので是非ご覧ください。

構築のベース及び簡単な解説は下の動画でやってますので文字より動画がいいって人等はこちらをご覧ください。一応この記事では決勝の動画や、下の動画で使ってないギミックを入れたデッキを紹介しますので、それなりに読み応えはあると思います。

構築

今回紹介する構築はこちらの遊ING上通り店の非公認で優勝した時のものになります。

ツイートの写真だと見づらいかもしれないのでニューロンで並べたリストを貼ります。

デッキ名が「出張パーツ」なのは昔世界大会辺りで流行したWCS2014の頃に海外で流行し、一部からは出張パーツと呼ばれていた「ハンドアーティファクト蟲惑魔」、通称HATと構築の発想が殆ど同じだよなと思いながら作ったからです。

いろいろ詰め込んでる割には誘発8枚、羽根、蘇生、虚無などのパワカを突っ込むことができているためかなり自由枠が多いと言えます。パワカの枠を削ったり、ギミックを入れ替えたりすることで常に自分の周りの環境に合わせた構築を作ることができます。41枚なのはディアボディナイアルなどを引く確率を少し減らすためです。
ちなみに選択権が有れば基本先攻を取ります。

このデッキの強み

このデッキは対面からしたら何が入っているか、どんなデッキなのかすぐにはわかりません。例えば1本目にトリックスターとデストロイを使用してサイチェンに入る場合、相手視点からするとほとんどの人は「召喚フェニックス」だと考えると思います。その結果サイドからクリーンヒットしづらいAFギミックなどが飛んできたりするので「サイチェンで何を入れたらいいかわからない」というのがこのデッキの強みとなります。
召喚フェニックスかと思ったらいきなり召喚獣とアンチシナジーな勇者が飛んできて負けたなどが平然と起こります。

勇者やデストロイを出張させてる人または出張させてるデッキと対戦したことがある人なら経験があると思いますが、「1本目終わったけど出張ギミックしか見せてない(見えてない)からデッキがわからない」という事があると思います。このデッキは常にこの状態なわけです。

またセンサーを入れられる点も見逃せません。
すでに有名だとは思いますが勇者御一行は種族がバラバラで「勇者トークン」も何故か"天使族"なのでデストロイと被りません。なのでグリフォンライダーデストロイセンサーなんて盤面も作れます。

そして上でも若干触れましたが周りの環境に合わせていくらでもギミックを変えて対応力を上げる事が出来ます。

例えばP系や罠ビが周りに多ければ十二獣を入れてアーゼウスを狙う事ができるようにしたり、エルドみたいなデッキが少ないようであればデストロイとのシナジーも含めてAFを入れて先攻盤面が強くなるようにしたり出来ます。私の場合は周りに魔法罠による妨害を敷くデッキが多いのでトリスタやドラグマなどの後ろに対応可能なギミックを採用しています。
しかし、相手からしたらグッドスタッフだと分かっていても飛んでくるカードに無限の可能性があるので正しい対応なんてわかりません。グッドスタッフに限らず地雷デッキってそういうものですしね

対応力は無限大なのに相手には正しい対応がわからない。それがこのデッキの強みであり面白いところでもあります。

各ギミック・カードの採用理由・役割

デストロイギミック


言うまでも無いですが、今環境最強の出張性とパワーを持つギミックです。このデッキはミッドレンジ系のデッキほど長くゲームを続けられるデッキではなく、且つキルターンを早めて相手に見せるギミックを少なくする事が可能なディアボディナイアルギミックを採用。

勇者ギミック

プランキッズや幻影などで注目の出張ギミック。知っての通り先攻ではグリフォンライダーによる妨害、後攻ではドラコバックによる捲り性能が兎に角強力です。
デストロイの効果をドラコバックに当てて勇者トークンに装備し直す事でデストロイに対する墓穴やわらしなどをケアできたりします。

上記2つのギミックがこのデッキの主な制圧ギミックとなります。

トリックスター
全盛期オルフェゴールやドラグーンビートを使ったことある人、最近では召喚フェニックスを使ったことある人にはお馴染みのギミック。キャンディナとライトステージが相互サーチ可能でキャロベインを引いてもssモンスターとしてお手軽アナコンダの素材となれると実に無駄のないギミックです。ライトステージのおかげで後攻でも強く、たまにキャロベインの攻撃力倍化効果を使って前盤面の突破にも使えます。リンカーネイションを入れる事も選択肢に入ります。
アナコンダになれるギミックとして非常に強いギミックではありますが、キャンディナがアラメシアの儀と同じターンに使えないのは注意が必要です。

ドラグマ
動画にあった通りこのギミックは元々AFでした。しかし、私の地元がなんかやたらエルドが多くてエルドに対応可能なギミックとして採用しました。やはり天底は最強。

エリアル
対面のデストロイを処理するのが主な役割です。
上のドラグマギミックやおろ埋によってデッキから落とすのはもちろん、素引きした場合セットしてからデストロイで割ったり、勇者ドールが研究されてるように旅路から捨てて効果を発動できるので素引きする事自体は全然苦ではありません。

パンクラ
先攻1ターン目だと機能しませんが、勅命などのカードに対応するために採用。こういうデッキは1:2交換以上させるのが重要なので採用するギミックは1枚がどのくらい強いかを考えるといいと思います。

センサー
ギミックかと言われると怪しいですがこのデッキの強みなので一応。テーマデッキが多いうちは大体のテーマに対して強いですが、逆に同型が増えると抜ける筆頭。
デストロイがいる状態で相手が妨害無しにエンドしてきたらデストロイで割ってディアボディナイアルでワンキルを狙いましょう。

次はエクストラのカードの紹介です。

アルミラージ
ほとんど後述するイヴリース専用カードです。打点が0なので相打ちすらさせません。

リンスパ
勇者トークンを効果モンスターに変換してアナコンダにするためのカードです。先攻ではあまり使いませんが、勇者ギミックで妨害を踏み切った後にアナコンダになる手段として重宝します。

クロシープ
言わずと知れたディアボディナイアルからアクセスに行くために採用。

アナコンダ・デストロイフェニックスガイ
説明不要。

トロイメアセット
便利。一応横向きなので後述のイヴリースを活かすためにも入ってる。

クロスガイ
デストロイにわらしや通告、γなどをもらった時に使います。フュージョンデステニー撃ったターンに出せるのがえらい。

ハリセレーネアクセス
アラメシアの儀だけで魔法が3枚揃うので難なく採用できます。ヴェーラーが入ってるのはこのためです。

閉ざされし世界の冥神
ジ・アライバル・サイバース@イグニスターのような完全耐性超打点兵器に対する最終兵器です。勇者ギミックやハリなどを使えば意外と行けたりします。

ペガサス・ヌトス・アプカローネ
ドラグマ専用です。たまにペガサスは出ます。

次はサイドです。

イヴリース
サイドで一際異彩を放っているカード。先攻でアルミラージに変えて押し付ける事で相剣の様なテーマが死にます。それだけではなく、対面の勇者やデストロイなどを止めてくれます。相手の召喚権をデストロイで割れると理想的。ついでにトークンコレクターやニビル、壊獣、ラヴァゴ、ライスト、拮抗などをケアしてくれます。

ガメシエル・ラヴァゴ
召喚権使わなくても動けるのでラヴァゴも採用できます。ドラコバックを装備してバウンスする事でもう一回投げられます。ラー玉は対象取れないので採用してもラヴァゴまででしょう。

魔鍾洞・テラフォ
禁止が怖い枠。魔鍾洞を貼りながらデストロイを出すと対面の動きを固めながら盤面を割り続けられます。

ニビル・うさぎ・ライスト
汎用性が高いので。説明不要でしょう。

その他の採用候補カード

どちらかと言うとサイド寄りのカードが多いです。

AF
デストロイと相性がいいギミック。ロンギまで入れると誘発が自然に増えるが、先攻寄りのカードなのである程度割り切るかサイドからの採用が必要。

十二獣
ヴァイパー・クックル・ラムなどは召喚時効果が無いので勇者ギミックと喧嘩しない。会局によるまくり性能も魅力的。ただし、エクストラとサイドの枠は食う。

シャドールフュージョン
自分の構築の場合はメインにエリアルが入ってるので簡単に採用可。ドラゴンやビーストを入れて選択肢も増やせます。アノマリリスを入れたら勇者ギミックにも触れます。

サイバー・ドラゴン
ほぼメガフリート用。サイバー・ドラゴンだとキャロベインと喧嘩したり、出てきた瞬間除去されたりするので、「サイバー・ドラゴン」ではなく「サイバー・ドラゴン・ドライ」を採用することで、セットして不意打ち気味にメガフリートを出す事も出来ます。

やぶ蛇
魔法罠は少ないですが、その分質は高く、相手視点からしたら運命の旅路も厄介なのでライトニングストームの様なカードを入れられる可能性は高いです。
エクストリオやアルティメットファルコンを出したり、自身を破壊すると戻ってこれませんが、デストロイを出すのも有りです。
シャドールギミックを入れるならミドラーシュを出すのも面白いですね。

まだ発売されていませんが、発売後採用圏内のギミックも紹介しときます。

イリュージョン・オブ・カオス、マジシャンズ・ソウルズ
イリュージョンの登場により出張できるようになったギミック。イリュージョンの手札効果で素引きしたディアボディナイアルをデッキに戻せる上に、勇者トークンがいる状態でソウルズのドロー効果でドラコバックをコストにすれば実質ノーコストでドローできます。セレーネになれる(蘇生できる)のも魅力的。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございます。相手の困惑した顔を見れるデッキなので性格の悪い人にオススメです。

あとこのデッキ、非常に簡単です。
それぞれのギミックに制約があるので、それの影響を受けない順番でカードを使っていくだけです。
だいたいトリックスターや勇者で始まって、アナコンダかフュージョンデステニーかドラグマで終わります。

自由枠が多いデッキなので新カード・ギミックが登場するたびに強化されるのがこのデッキの強みです。デストロイと勇者の両方が規制されたらこのデッキは崩壊すると思いますが、流石に勇者は残ると思うのであと3ヶ月くらいは使えると思います。

質問あればTwitterにお願いします。
Twitter↓
https://twitter.com/laevatein8556

それでは

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