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展示「私たちの解放区」内に置かれた書籍に関しての謝罪と今後の対応


1. はじめに

8月6日、7日の二日間、Ladyknows主催で実施した展示「私たちの解放区」内で、展示の一角に置かれていた『美とミソジニー』という書籍がトランス差別にかかわる本であるとのご指摘を受け、Ladyknowsの展示運営メンバーで当該本を含む関係資料の通読をおこないました。選書プロセスを経ずに設置してしまった無責任さを改めて深く反省するとともに、その後の対応に時間を要してしまったことを衷心よりお詫び申し上げます。
そして、反省の意とともに、今後同じことを繰り返さないためには何が必要か、今後私たちにできることは何か、運営チームで議論を重ねました。
本稿では、展示を実施した背景や、設置までの経緯および当日〜翌日以降の対応をご説明するとともに、今後同じような間違いを起こさないためにLadyknowsとして講じる対策について検討いたしましたので、以下のとおりご報告させていただきます。

2. 展示概要/開催日時

Ladyknows gallery第三弾展示「私たちの解放区」について
女性の健康・社会課題に焦点を当てるプロジェクト「Ladyknows」は、昨年大阪心斎橋にて常設展として『Ladyknows Gallery』を開始しました。3~4ヶ月に一度テーマや展示内容をリニューアルする形で、これまで様々なメッセージを掲げジェンダーギャップへの課題提起を行ってきております。
その第三弾として2022年7月末からスタートした当展示を「私たちの解放区」と題し、5組のクリエイターとコラボした作品を制作/展示する運びとなりました。

本展示は、社会にあふれる膨大な抑圧や視線から解放され、他者から干渉されず各々が自分のからだと向き合える展示空間を目指しており、「ボディニュートラル」を軸にからだにまつわる主体的な意志をアート作品や読み物など様々な形で表現した作品が並びます。

そして、暑さが増しルッキズムや容姿にまつわる眼差しが加速するこの時期だからこそ、今回の「私たちの解放区」を東京の方にもお届けしたいという思いで、2022年8月6日・7日の2日間に渡って東京でのサテライト展示を実施しました。本展示は、展示を通じて1人でも多くの方に、からだにおけるルッキズムについて考えていただける場になればと、費用は自社の持ち出しで、お客様は無料で見ていただける展示になっております。(現在展示は既に終了しております。)

展示のキービジュアルです。 女性のからだの写真を背景に展示タイトル「私たちの解放区」と 下記展示概要が書かれています。

展示概要■
Ladyknows Gallery 第三弾「私たちの解放区」
場所:東京都渋谷区神南1-2-5
日時:2022年8月6日(土)12:00-19:00 / 8月7日(日)11:30-17:00

【該当書籍の設置箇所含め、展示内容の詳細はこちらからご覧いただけます】

東京展示は大阪より会場が広く、窓枠やベンチ脇など余白の箇所が会場内に3箇所あったため、当初準備していた展示内容に加えて、展示テーマの関連書籍を設置する運びとなりました。
下記にて、設置までの経緯とその後の対応を時系列順に整理させていただきます。

3. 当該書籍が設置されるまでの経緯

まずは下記にて、当該書籍が設置されるまでの経緯と、その後の対応に関してご説明させていただきます。

=====

8月5日(金)- 展示前日 -

  • 開催日前日の設営中、事前に準備していた展示内容とは別で、ルッキズム・フェミニズム・SRHRにまつわる本を設置する案が提案される。当案については社内で共有、承諾されるが、運営メンバー全員が設置予定の書籍全てに目を通せぬまま選書/設置が行われる。


8月6日(土)- 展示1日目 -

  • 展示区画内に設置された書籍が再度追加される。会場の照明トラブル/調整により、当初の予定より30分後ろ倒しの12:00に開場、展示開始。書籍の最終確認をするはずの時間でトラブル対応に追われてしまい、確認ができぬまま開場。19:00に閉館。


8月7日(日)- 展示2日目 -

  • 11:30:展示開始。

  • 13:00ごろ:展示物の整理をしている際、当該本が置かれていることに気づいたスタッフの1名が個人の判断で当該本を取り下げる。当スタッフが著者の差別的発言の切り抜きと、本文の一部をSNSで一度読んでいたため、トランス差別の文脈で注意喚起が促されていたことは認識していた状態。当該本を取り下げたことについては、イベント運営や対応に手を取られてその場ではチーム内に共有されなかった。

  • 16:09:展示の様子を伝えるために代表辻がSNSに投稿した写真(展示開始直後に撮影したもの)に、当該本が写っていること、この本がトランス差別主義者により執筆、差別を推進する団体により翻訳されたものであるとSNSにてご指摘いただく。

  • 17:20:随時ご来場のお客様がいらっしゃる状況だったため、当初予定していた終了時間を20分オーバーし、展示終了。辻は次の打ち合わせの時間が迫っていたため閉館したのちそちらへ向かう。メンバーは展示撤収に向けた整理をしたのち解散。

  • 22:30:辻が打ち合わせ等を終え、帰路でSNSを開き頂いたご指摘に気が付く。

  • 22:54:その後辻よりリプライにて返答。フォロワー数なども鑑みて、引用RTでは意図しない議論が巻き起こるといった二次被害が広がる可能性があり、かつご指摘くださった方々への誠意が伝わりにくいと勝手に判断したことにより、引用RTではなくリプライでご指摘いただいた方全員にご返答する。夜も遅い時間だったため、会社の代表から社員に連絡を送るべき時間ではないと判断し翌日に共有することに。

<ご回答内容>
ご指摘いただいたことへのお礼とともに、通読/査読していない本を展示していたことへの反省と今後の展示での再発防止の意志を明示し、該当の書籍を今週中に通読することをリプライにてお伝えしました。ご指摘をいただいた約1時間後に展示自体は終了しており、その5時間後にお返事をお送りした形だった為、展示自体の変更はすでに難しく、展示してしまったことへの謝罪と今後の再発防止の意と共に、これまでも表明してきていたトランス差別に反対する意思表明を改めて明示し、ご指摘をいただいた皆様にそれぞれご返答いたしました。

https://twitter.com/ai_1124at_/status/1556281082621767683?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctw[%E2%80%A6]336109f3a9%3Fprev_access_key%3Dd506c9d26b794cff804012e3703d04cd

https://twitter.com/ai_1124at_/status/1556284051450761217?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctw[…]336109f3a9%3Fprev_access_key%3Dd506c9d26b794cff804012e3703d04cd


8月8日(月)- 展示終了翌日 -

  • 10:00:取り下げたスタッフが展示会場にて、当該本の問題とされている第3章中心に再度目を通し、確認。

  • 11:00:運営メンバーによる展示撤収作業を開始。

  • 15:00:撤収作業終了、運営メンバーはオフィスに戻り、展示の後処理と並行して査読をおよび調査を開始。

  • 20:00:辻は朝から続いた別件の仕事を終え、メンバーと合流。状況確認と、当該本の内容について共有を行い、今後の発信について話し合いを開始。

  • 1:44:代表辻のアカウントより、引用RTで現在の状況ならびに今後の進め方について改めて投稿。リプライでは不誠実とのご指摘を受けたため、今後の対応に関して頂いていたご質問に引用RTという形でご返答。この投稿がトランス差別の呼び水にならぬよう慎重に動きたいと判断し社内で議論を重ねていたため、推敲に時間を要してしまった。


8月9日(火)- 展示後2日目 - 

  • 10:00:当該本を運営メンバー全員が確保し全員で査読を進める。そのほか著者、訳者グループの発言や記事等を社内で共有しつつ調査。

  • 14:10:当該本への指摘ツイートに対し、トランス差別を肯定・助長するようなツイートやコメントが増加していることがチーム内で共有される。当noteの投稿に先んじて、トランス差別を助長するコメントへの注意喚起は別途発信すべきとの意見が出る。

  • 15:00-19:00:当事者の方々と連絡を取り始める。

  • 19:10ごろ:専門家へコンタクトを取り、問題点の洗い出しや再発防止策の相談の依頼を開始。


8月10日(水)- 展示後3日目 -

  • 引き続き資料の収集及び査読を進める。

  • 初日にご指摘いただいた方より「辻愛沙子さんへの注意喚起とそのバックラッシュについて」というタイトルでまとめられた文章が公開される。

  • 関連するツイートの各所でトランス差別を助長するようなツイートやコメントが増加。


8月11日(木)- 展示後4日目 -

  • 10:00-12:30:トランス差別を助長するコメントへの注意喚起ツイートの情報整理、文面作成のミーティングを実施。

  • 12:30-14:00:専門家とのミーティングを実施。

  • 14:08:辻のアカウントより、注意喚起のツイートを投稿。

  • 16:54:投稿した文書の画像に画像説明をつけ忘れていることに気づき、代替テキスト(ALT)を設定して再度投稿。

  • メンバー全員の通読が完了。問題点の共有とともに、note(①当note/②展示説明note/③書籍の問題点とそれに伴うトランス差別の歴史や時代背景をまとめたnoteの計3本)を作成開始。


8月12日(金) - 展示後5日目 -

  • 18:00-20:10:再度専門家へコンタクトを取り、トランス差別に関する国内外における時代背景やクィア理論の解説とともに、当noteに記載している今回の問題点や我々の反省すべき点についてご意見いただく。

  • 21:00-2:00:再度社内ミーティングを実施。執筆を進める。

4.問題点の再整理と反省、今後の対策

当該本の設置が起きた原因
まず、当該本である『美とミソジニー』には明らかなトランス差別を助長する内容の記載が多々あり、本展示の主旨からは著しく逸脱していることは勿論、トランス差別反対を掲げている Ladyknows の理念とも反するものです。書籍の問題点やその背景にあるフェミニズム/トランス差別の歴史の詳細は、ボリュームがあるため別途3本目のnoteにて取りまとめておりますが、書籍の問題点を明示すべく、代表的なものを下記にて引用させていただきます。

※以下はトランス差別的な表現が含まれます。ご一読いただく際はご注意ください。

トランスヴェスティズム、トランスセクシュアリズム、トランスジェンダリズムは、「男性」として育てられた者を「女性」にするのではなく、一種の性的実践であるとみなすことができる。それどころか、「男性」として育てられることは、男性が女らしさを実践するために必要な前提条件なのかもしれない。彼らが「女らしさ」を追求するのは、それが男らしさの対極にある従属的なものであり、マゾヒズムの快楽を提供するからである。この追求は、自分たちのマゾ的快楽が男性的な地位と矛盾していることを理解している男性にとってのみ意味を持つ。男性性(manhood)こそが男性の「女らしい」振る舞いを生み出すの出会って、それは男性性と矛盾するものではない。

〔シーラ・ジェフリーズ著. GCジャパン翻訳グループ訳 『美とミソジニー ——美容行為の政治学』慶應義塾大学出版会, 2022/7/25, p.101, 〕

上記でも明らかなように、当該本はトランス差別的記載が多々確認でき(特に3章・4章)、そのような本が今回の展示内で設置されてしまったことは、到底許されるものではなく、徹底した調査と再発防止に取り組む必要があると認識しております。
先に明記しました、設置までの経緯となる事実関係からも明らかであるように、当該本が設置されてしまった原因には、大きく下記の3点が原因として存在していると認識しております。

  1. 準備期間が無い中にも関わらず、「ルッキズム・フェミニズム・SRHRにまつわる複数の本を設置する企画案」が前日に提案、承認されてしまった。

  2. 十分な選書プロセスを経ておらず、社内外で複数の人の目を通してチェックせずに本を設置してしまった。

  3. 8月7日(日)展示2日目13時頃に、スタッフが当該本の設置を取り下げていたにも関わらず、団体内で共有が漏れてしまっていた

  1. 本来であれば、多くの人が来場する展示、かつルッキズム・フェミニズムにまつわる展示内容であるということも踏まえて、書籍も展示作品と同様に入念な準備と精査を経て展示する必要がありました。にもかかわらず、書籍の設置案の提案を設営前日に承認してしまい、選書プロセスなども考えられぬまま設置されてしまいました。 さらに翌日、書籍が再度追加されるタイミングがあったのにも関わらず、会場の設営などに時間がかかったことで再度書籍のチェックが欠如したまま展示に至ってしまったのは、運営/制作体制の明らかな不備・不足であり、重大な責任を感じております。

  2. 当該企画案が承認されてから、「設置される本が展示および弊団体の主旨に合致しているか」、また「トランスジェンダーを含むあらゆる人々への差別に加担した内容でないか」などをチェックする厳正な選書プロセスを構築すべきところを、認識が明らかに甘く、社内外の複数人の目を通さぬまま持ち寄りで本を集め展示するという危機感の無さにも問題があったと考えています。 いかなる表現物においても、弊団体として厳しいチェックを行うべきであり、本来そこには当然書籍の展示も含まれているべきでした。選書プロセスだけではなく、十分な時間が取れない中での書籍設置の提案が承認された事にも問題があったと考えております。社内外の複数人の目を通し、厳正な選書プロセスを経たのちに設置を行うべきところを、その認識が甘く、トランスジェンダーおよびアライを含む多くの方を傷付けるような書籍をおいてしまったことは、不適切極まりないものといわざるを得ません。

  3. 8月7日(日)展示2日目13時頃に、スタッフが当該本の設置を取り下げていたにも関わらず、報告までに時間を要してしまい団体内での共有が遅れてしまいました。 本来であれば、発見したタイミングで当該本の取り下げについて共有を行い、社外にもアナウンスや注意喚起とともに謝罪すべきところ、代表辻が事態について認識したのが、社外の方からのTwitterでご指摘されたタイミングとなってしまいました。これは本来あってはならないことですし、特に本件につきましては、今なお差別を受け苦しんでいる当事者およびそのアライの方々からのご指摘が殆どで、そのようなご指摘をするだけでも心理的負担が大きく、当該本をTwitter上で目にするだけでも辛い状況のはずであるにも関わらず、弊団体の不手際で、ご指摘をせざるを得ない状況を作ってしまったことを深くお詫び申し上げます。

該当本の設置、写真の投稿により発生した問題
次に、今回当該本を置いてしまったことで発生した問題について改めて整理をさせていただきます。

  1. 当該本設置による影響
    まず第一に、トランス差別を助長するような本(この書籍の問題点に関して別途3本目のnoteにて注意喚起とともに公開致します)が展示に含まれていたことにより、当該本を目にした当事者やトランスアライの方々に、恐怖や空間からの排除を感じさせてしまったことが挙げられます。安心して自分と向き合える安全な場所であるはずの展示空間が、この書籍が設置されていることにより誰かの差別、排除を認めるような場所になってしまっていたことは、弊団体の「社会が抱える不均衡を、決してなかったことにせず寄り添い、共に変えていきたい。」というビジョンとはかけ離れた行為でありました。
    次に、展示で当該本についての事前情報なしにこの本を手に取った方々が、トランス差別的言説に触れてしまうことのリスクを改めて自覚すると共に、「ルッキズム/フェミニズム」を掲げた展示でありながら、注意書き等も無しにこういった言説に容易にアクセスできる環境を作ってしまったことも大きな問題だったと認識しております。

  2. その後の展開による影響
    当該本への指摘ツイートに対し、トランス差別を肯定・助長するようなツイートやコメントが多々見受けられました。こういったコメントが発生する原因を作ってしまったことに加え、「①設置までの経緯」でもご覧いただける通り、それらに対する注意喚起に時間を要してしまった事実について、改めて反省をしております。
    弊団体及び代表である辻の投稿がトランス差別の更なる呼び水にならぬよう慎重に動きたいと判断し、社内で当事者や専門家も含めて議論を重ねていたため、推敲に時間を要してしまったことで、声を挙げてくださった方への二次被害が生じてしまったこと。そして弊団体および代表である辻に対し、疑念や差別を放置しているのでは無いかと感じられることは、到底言い訳できるものではなく、改めて衷心よりお詫び申し上げます。

今まさに、トランス差別を廻り様々な言説が繰り広げられている中で、日々深刻さが増しトランスヘイトが増幅されているタイミングであるにも関わらず、当該本の背景を知らずに設置してしまったことの責任の重さを強く自覚しなければならないと感じています。
当事者の生活に直結する問題であることを改めて理解すると共に、トランス差別に対して、明確に「反対」であることを、あらためてここに記させていただきます。

5. 今後の展示/活動における再発防止策

今後同様の間違いを繰り返さないための再発防止策を実施して参ります。

  1. トランスジェンダーを取り巻く現状について、団体内での講習会並びに書籍などを通じた学習を継続していきます。

  2. 展示において、企画の提案/承諾についてのプロセスを整理し、企画内容についてのリスクを複数名で議論・チェックする体制を構築します。

  3. 展示を企画・作成する際には展示テーマごとに当事者との対話を実施するとともに、各テーマにおける専門家に監修していただきます。

  4. 書籍を展示する際には、Ladyknowsや展示の理念に沿った書籍であるかを内容を精読し確認します。

  5. 書籍を含む全ての展示物に対して、必ず複数の人の目を介して意思決定を行い、その上で、どんな展示内容であれ差別を助長する作品は展示しないよう、チェック体制を構築します。

以上の5点において、組織体制、表現物チェックのプロセス構築、またメンバー1人1人の意識を高めることで、今後こうしたことが無いよう努めて参ります。

6. さいごに

ここまで目を通していただき、ありがとうございました。

改めて、今回の展示を通してLadyknowsが届けようとしたメッセージや思い(2本目note:該当書籍の設置箇所含め、今回の展示内容についてはこちらからご覧いただけます)、運営メンバーそれぞれのアイデンティティやトランス差別に反対する意志や思いの上でも、そしてこれまで代表辻が各種メディアで表明してきたトランス差別への反対の意を鑑みても、当該書籍はトランス差別反対を掲げている私たちLadyknowsチームの理念と反するものであり、Ladyknowsや辻のこれまでの声明や姿勢に対し、不安が生まれてしまう事も当然のことかと思います。
そのような書籍を、今回の展示内で査読せずに置いてしまったこと、そしてそれに対するご指摘への応対の中で多数見受けられた、トランス差別や誹謗中傷を助長するようなコメントを生むきっかけを作ってしまったことは、紛れもなく重大な問題であり、その責任をチーム一同重く受け止めております。

また、Ladyknows運営メンバーで当該本を通読した結果、上記記載の通り問題視されうる箇所を多数認識致しました。それらの課題提起をするとともに、なぜこのような言説が生まれ議論されてきたのか(議論を域を遥かに超えたトランス排除の歴史も含め)、そしてそれらの問題点や注意喚起の意を、当該本の書評並びにクィアスタディーズにまつわる関連書籍や論文を元に改めて紐解き、私たち自身の学びと共にnoteにて投稿させていただきます。
こちらの3本目のnoteについては、昨今の激化する言論の背景を鑑みて、差別的な言論に加担しないよう専門家との議論や当事者からの目線を含め細心の注意を払った上で、今週前半には投稿させていただきます。時間を要してしまい大変申し訳ございません。関心のある方は、ぜひこちらも併せてご覧いただけますと幸いです。

繰り返しになりますが、Ladyknowsとして選書フローに問題があったことや当該本の影響を反省するとともに、当該本に対する指摘ツイートに反応する形で発生したトランス差別や誹謗中傷を助長するようなコメントが発生する原因を作ってしまったことに対して、心から申し訳なく思っております。
これまで、代表辻のメディア/SNSでの発信や、今回の一連の中でも何度かお伝えをしている通り、私たちはトランス差別に対し明確に反対であり、トランスジェンダーを取り巻く現状について、団体内での講習会並びに書籍などを通じた学習を継続していくことの意とともに、今後も一貫して差別の撤廃のために声を上げ、働きかけていく所存です。

繰り返しになりますが、ここに改めてトランス差別に反対する意を表明させていただきます。

#トランス差別に反対します
#TransRightsAreHumanRights

Ladyknows代表 辻愛沙子
及び 運営チーム一同


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