play room第5期-4月の感想

こんにちは!
play room主宰の野村です。

play room第5期が無事始まりました!
全20回のうち、4月は3回まで終了しまして、この調子で7月まで開催予定です。

今月は、
・ハラスメント防止ワークショップ
・リスペクトトレーニング
・マイズナーテクニック
・リピテーションについて(マイズナーテクニックにおける基礎トレーニング)
・子供の部屋(同上)

を行いました。

参加いただいた皆さんに感想などお聞きしました。(匿名希望の方もいらっしゃいます)
・play roomに興味を持っていいただいている方
・ご支援いただいた方
・play roomの参加者

にとって参考になれば良いなと思っています。
また、twitter上でも#play_roomで感想などを呟いてくれていますので、もしもっと色々な意見を聞いてみたいよ!という方は是非検索してみてください。

水元琴美さん

ワークをやることも大切ですが、同じぐらい振り返りの時間も大切だと気付かされるWSです。

リピをやってみてしっくりこなかったけど上手く言語化できないことを、ほかの参加者やせりさんの言葉で自分のなかに消化させて次につなげることができていると感じます。1人のトレーニングでは補えない部分で、トライの選択肢がどんどん増えていくことが嬉しいです。

また初回のハラスメント講習が自分にとってはすごくインパクトのある経験で、映像・舞台のすべての現場で開催されてほしいと強く願います。
どんな場所でも、playroomでもハラスメントは発生するかもしれないけど、全員がハラスメントに対して1度は共通認識を得たという安心と心理的安全性は大きいと実感しています。

村上美緒さん

play room始まって嬉しいです。
自分の課題と向き合って一回一回やり切れているのでヘトヘトになりながらも心地よい疲労感です。

まだ三回目を終えたところですがすでに5期、play roomぽくなっています。
わからないことやできないことや失敗って普段の私はなるべく隠したいと思うのですが、ここは安心してトライできる場だし、シェアしてもみんなが聴いてくれる。みんなに質問してみたら色んなアイディアシェアしてくれる。本当に得難いです。

第一回目のハラスメント研修も参加できて、本当に良かったです。
法律や成り立ち、どういう環境で起こりやすいのか、集団心理などを知ることができた上で 受け入れてしまっていてずっと傷ついていたり、こういうことはハラスメントかどうか以前に嫌だよねという話だったり、みんなで話せて、共感し、共感してもらえて、救われたものがありました。

まだ始まったばかりですので、もりもり楽しんで出来ること増やしたいなと思います!

渡邉 心さん

・ハラスメント講習  
「特定の人がやってしまうもの」ではなく、「誰しもが悪気なくやってしまうまう可能性があるもの」という印象になった。
権力は、表面的に見えているものだけでなく、数など、様々なものから生まれるので、自分が権力を持ってしまっているときは特に気を付けたい。

・リラクゼーション  
「体のメンテナンス」というのは聞いたことがあり、ゆっくり呼吸をしていまの自分の状況を点検することはあった。
そこで、感じていたものはあやふやな情報だった。(体が疲れている、手が重い、体調が良いなど)
もちろん、このような自分の情報を知ることは大事なことだと思う。
リラクゼーションで感じられることは、それより、もっと細かい情報だった。(腰の左側が固まっていてる、昨日のあの出来事のおかげで気分が良いなど)
それは、リラクゼーションをする前には想像できなかったものもあり楽しかった。

・リピテーション  
正直、まだ完成の形がしっかりイメージできていない。
単純に回数が足りない、というのが原因な気がする。
まだやっているときに、相手に対して気を使っていたり、社会的な自分が出てきてしまっているのを感じる。
少しずつ、やったことのない領域へ踏み出していきたい。

渡邉理衣さん

・リスペクトトレーニングについて。
頭ではわかっていても、日常や"それまでの普通"に流されてしまう危険があるので、折に触れてこういう機会を持つことは、全体への定着に効果的だと思った。

・「こんなことを言ったらダメかな?」という気持ちを消してくれる空間で安心。
初歩的な質問でも、嫌な顔をせずに答えて下さる世莉さんに感謝。

・ほぼ初めてのマイズナーだが、丁寧に、必要があれば何度でも説明して下さるので、イメージは出来かけている。体現は難しい。
しかし、毎回、ほんの少しずつできることが増えたり、新しいことを発見できることは楽しい。

・相手を見ることに集中してしまい、自分の身体の変化を見逃してしまう。

・ネガティブな感情がほとんど生まれないことに不安を感じる。
目の前の相手を受け入れたい、とか救いたい、という感情ばかりが生まれる、と思っていることが正しいのか不安。

〈5月の目標〉
・自分の身体の変化を感じる
・感情の大きさを安く見積もらず、正しい大きさで出す
・普段、どんな場面で自分にネガティブな感情が生まれるのか気にしてみる

綿貫美月さん

マイズナーテクニックを初めて体験しているけど、こんなに体力を使うものなんだとびっくり。
また、今まで自分の中の些細な感情の変化に対し、あまり気を配ったことがなかったんだと気付かされた。
相手の反応に対し、自分が何を感じているのか、そしてそれを表現できるように意識していきたい。

匿名①

自分の中に埋もれている感覚や記憶がこんなにあるとは知らなかった…驚いています。でももっとあるんだろな。これをやるまでは悲しみを感じたり表現するのが苦手なのではと思ってたけど、悪意、いじめたい、みたいな衝動があってそれを認めたくなさがある気がした。

小さい頃強くあった。いろんなところにいくことをまだまだ怖がっている。扱えるようになりたい。 普段から人に対峙したら呼吸が浅くなって体に力が入ってしまう。10~20才くらいのときに気にしていて、でも考え過ぎて逆に呼吸できなくなっちゃう気がしたからスルーすることにした、けどやっぱりそれと向き合わなくては。

あとすっごくテレビ番組を集中して見たり、すっごく人に気を遣っている時によく呼吸止まってるんだけど、その時みたいな感じで、過去の部屋でも何かにフォーカスし過ぎて呼吸止まってる時があった。
みんな息しながらやってるんですよね、今度聞いてみたい。

あと、せりさんに手足に力入ってるって教えてもらって、これ書いてる今もハッとしたんですけど、けっこう気づけてない。
合気道やってるのですが、合気道でも手に力入ってる、てよく言われます。
でもあんまり力の抜き方がわからない。

ぶらぶらする、息を吐く、くらい。その瞬間は抜けるような気がする。課題。

匿名②

僕は、演技をする際の基本的な考え方として“他者(相手)と影響を与え合い、互いに変化する”ことをベースとしています。

しかし、自分は他者をどうしたいか、どうなって欲しいかなど“自身の欲求や衝動などを察知し、アクションにする”ということを知識として知ってはいるものの実際に自身の身体を通じて、実現することに難しさを感じています。

それらを知識としてだけでなく、身体的な実感として“腑に落とし、実現を可能とする”ためこのplay roomに参加しています。(この文章を書きながら、振り返って感じてみるとこのような理由もあるなという感じです)

アプローチの1つとして、限定されたコミュニケーション方法により、平時より感じ易く、行動し易い状況・環境下での訓練が、今行っている“リピテーション”だと思います。
何より、参加費を安価にするため、ご支援してくださる方の存在や稽古場の安全を確保するための主催側のサポート体制が整っていることがとても有難いです。
上記のことから、play roomは僕の知る限り、数少ない純粋な成長のための場であると感じます。

匿名③

今まで教わってきたどの場所よりも安心して参加できる学び場で、とても楽しいです。「早く土日にならないかな」と、毎週思っている自分がいます。

自分であることを誰にも咎められないので、周りを気にすることなく自分自身を追求していくことができています。
安全で、取り繕わないでいい場所で演技が学べるのも、講師の世莉さんや主宰の野村さん、アシスタントのみなさんのおかげです。

今月からもっとこうできたらいいなと思ったことは、フィードバックなどの際に、参加者が感想を話す→世莉さんがフィードバックする、という「個人と世莉さん」のやりとりがまだ多いですが、2人の間だけでなく他の参加者の意見を聞いて生まれた感想なども、気軽にもっとシェアできるようになることです。

5月も楽しみにしています!

匿名④

大人数WSだとみんな控えめで質問一つでも浮いてしまうことがありますが、play roomはそんなことがなく、全員が積極的そしていい意味でマイペースなのが良いなと思います。

お互いにたっぷり時間を使うことを許している雰囲気がありがたく、私も甘えて慌てず積極的に取り組んでいます。

匿名⑤

自分の想像力を耕し、頭や体や心の中の知らない引き出しをあける機会になっていて、たのしい。
今後俳優を続けるにあたって、役作りや演技の参考になりそうな体験がある。

匿名⑥

自分の感情や目的など、自分のことにじっくり向き合ったり考えるようになり、参加できて本当に良かったです。
とはいえそれは、とてもエネルギーを使うし、たまにしんどくなる時もありますが。

ワークをする時は考えない•頭は置いてくるということですが、ワーク前にリピテーション等の基本ルールと自分の課題を一旦確認してからワークに入ってみた方が、私は良い方向に向かう気がするので、とりあえず次やってみます。

•日常から少し肩に力が入っていることに気づいた。
•日常でも「今自分が本当にやりたいことはなんだろう」とか、「いま私が本当に感じていることは何なのだろう」と考えることが増えた。

•怒りとか不快の感情を他人へぶつけるのが苦手だと気づいた。そもそも私自身は怒りの感情はあんまりなく「分かってもらえなくて悲しい」になってる気がする。
•激しいリピがこれまでのワークでないので、自分で状況を設定するようなワークの時は激しい情感が出てきそうなものを設定できたらしてみようと思う。

•ワーク中に課題を忘れてると気づいたら意識するようには頭を使いたい。(リピ中のできごとをあまり事細かに覚えていない原因になっている気もするので)
•やはりやったことない人とリピテーションやってみたい。

本当に自分が(相手とかに対して)1番感じていることを、どうしたいか(より高めたいのか、持続したいのか、解消したいのか等を、細かくどれくらいのレベルで具体的に。)の目的を、素直にそのまま行動する。
最初は、本当は自分今1番何を強く感じてるかなあ、を、考えてながらやっても良いかも…(ただ何かしら言葉を発することは忘れないでおきたい)

・諦めないで行動する。(私は特に言葉とか声に出そう)
・何かしら今よりこうなりたいとか、欲しいものはある、どうなったら今よりハッピーかなってのを考える。
・閉じてたら開いてみる。

・気持ちより、体の反応の方を信じる。
・基本仰向けの方がリラックスできる。
・声は使い切る、特に声に出すこと意識 。
・最初からエネルギー低いのは自分のことにもっと目を向けることが大事かもしれない。
・体の入り方が良いと具体的にものが見える。

以上になります。5月もよろしくお願いします!
野村亮太


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