見出し画像

雨飾山(2022.11.5)

時期的にこれが今シーズンラスト登山だね〜と選んだのは、家からそこそこ近い部類に入る雨飾山。私にとって百名山50座目の記念すべき登山になった!

日が出るのがすっかり遅くなっているので5時ごろ出発。糸魚川側、小谷側、どちらから行くことも可能であったが小谷側を選んだ。
結構遠くて3時間くらいかかり、うち1時間はがっつり寝てしまった。運転手に感謝である…。

天気は快晴、だが思ったよりも寒くなく、雪も少なめで、一応持参したアイゼンの出番はなかった。
2022年、一度もアイゼンを履かずに終わっている。人も日曜日にしては多くなく、もうこの季節になると山慣れしている人しかいないなぁという印象である。というわけで、条件もばっちりで終始気持ちの良い秋の山歩き!

駐車場の上の方になぜかどこでもドアがあって、まあこうなるよねという感じで写真を撮った。
それにしてもこれから地道に6時間くらいかけて歩こうとしている人の前にどこでもドアだなんて、なんのメッセージだろう…

8時過ぎに出発!それにしても空が青すぎる。
秋の鋭すぎない日差しが地上にストンと落ちてくるさまが綺麗だ。
登山道はしっかり秋で、見上げても紅葉、見下ろしてもふかふかの落ち葉。ミズナラの葉っぱを手に取って歩いた。ブナ林がとにかく美しい。
葉が落ちるので鳥の姿も見つけやすく、行きと帰りに同じ場所でジョウビタキっぽい子を見た。川に魚も泳いでいた。なんて豊かな場所なんだろう!

テクテクとゆく

足取りは快調だったが、なにぶん森の景色も遠くの山の景色も良い×良いのダブルパンチでついつい足が止まりがち。写真を見ると長袖シャツ1枚で歩いている、11月なのに!よっぽどコンディションが良い日だったことがわかる。

先月登った高妻山も見えるし、北アルプスや火打・妙高も見える。
彼方に八ヶ岳や南アルプスの姿も見つけられた。

糸魚川の街と日本海

頂上近くなってくると糸魚川の街と日本海も見えてきた!なんでも見える。すごい。こちら側の山はまだ秋である。

頂上付近だけ少し、霜や霧氷のある場所があった。でも全体的にもっと冬だと思っていたので意外だった。
海側に見える山はとりわけまだまだ紅葉という感じで、よく言う赤いじゅうたん状態になっておりとても美しかった。

頂上で、50座目達成!のポーズをとって記念撮影。が、完全にグーチョキパーで何作ろ〜の歌でヘリコプターを作る人にしか見えない。
それにしても、記念の登山をこんな天気の良い日にすることができてとてもよかった!

さらに下山後に立ち寄った「十三月」という小谷のカフェがとてもよかった。9月に寄ったすぐ近くの「白月」というカフェもすごく良くてもう一度そちらに行こうかとも迷ったのだが、通り道である十三月を選んだ。

店内のしつらえのひとつひとつがセンス良く、お店は広くてゆっくりとできるし、コーヒーやタルトタタンはものすごく美味しかった。
でも何よりグッときたのは、近所のおばあちゃんがカウンター席に座ってお茶とおやつを嗜みながら店主の方とのんびりおしゃべりをしていたことだ。さらにそこにもう一人おばあちゃんがやってきて、聞けば明日お友達とお茶をしに来るから席を予約したいとのことだった。

素敵な雰囲気のカフェが、地域にもちゃんと溶け込んでいて、誰がどんなふうに使うのも拒まない感じなのだなぁととても好感を覚えた。小谷にまた行くことがあればぜひ立ち寄りたい。

おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?