MOTOKOさんのエネルギーワーク②
前回の記事に引き続き、午後も1枠MOTOKOさんの
エネルギーワークをとっていた。
「もう、ハートの詰まりはとれたかな?」なんて思いながら、
ワークに臨んだ。
ワークが始まると、以前ヒプノセラピーで見た過去世の
景色を思い出した。
最初のシーンは満天の星空の下、巫女舞を踊る自分の姿。
足元を2匹の白い狐が跳ねていた。
お社は里から離れているらしく、林に囲まれているような感じで。
このご神事は知る人ぞ知るものらしく、
遠巻きに人が少しいて見ている。牛車も一台見えたので、
時代は平安の末期辺りかもしれない。
私の舞は宇宙から降りてくるエネルギーを地上に拡散するための
舞らしかった・・・。
私はどうやら人の形と狐の形を行き来するような不思議な存在だったようだ。日中は狐の形をして、周囲の野山を散策したりした。
その村の名主の息子のような青年が私を可愛がってくれた。
私が不思議な存在なことを気にせず、お昼ご飯のおにぎりを分けてくれたり、里に連れて行ってくれたり。
そのうち青年は村の娘と結婚することになり、
私は村の社を守る巫女なので
二人の婚礼を取り仕切る役をした。
「人間は番(つがい)になるんだな。」
「番(つがい)になるのはどんな気分だろう?」
この世での生を終え天に帰って、
大親の様な存在に言った
「私は次は人間になりたい」と。
周りには同じような存在がたくさんいるらしく、
皆から口々に言われた。
「人間なんてやめた方が良い。人間は醜い。
嘘をつく。」
「そんなことはやめなさい。」と。
けれども、どうしても人間になりたかった。
人間になってもっと人間を知りたかったし、
彼らの仲間に入りたかった。
「そこまで言うなら行きなさい」
そう言われて、自分は地上にやってきた気がする。
ずっとずっと人間になりたかった。
人間の仲間になりたかった。
けれども、恐らく魂の性質からか、
私は人間にはなれたけれども転生の中で霊能力者の
役割を演じることが多かった。
霊能力者は人間であっても決して一般の人の仲間に
入れてもらえることは無かった。
時代によっては迫害され、異常なものと蔑まれ、
時にはその能力を利用された挙句、道具のように殺されたりした。
そんな経験の中で自分は人間が怖いと思うようになり、
嫌いになっていったんだな、と、
「人が怖い」「人が嫌い」と思う今の自分を理解した気がした。
午前程の号泣ではないにしろ、ワークの間ずっと涙が
流れ続けた。
けれども、泣きたいだけ泣いた後、
すっきりしてこんな思いが湧いた。
「あ~あ、結局人間にはなれなかったな。
けれども、もう良いや。
この地上には私と同じく人間ではない魂の人がいる。
その人達を探して仲間になろう」
午前、午後とワークを終えてすっかり胸の通りが良くなった
自分がいたのだった。
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