隣の芝は何色?
自動車販売会社の役員や社員の方と話している中で、よく訊かれる質問があります。それは「〇〇(他ブランドや他の販社)のセールスはどんな感じですか?」という質問です。
何か好事例があれば取り入れたいからか、自社のセールスの状況は他社と比較してどうなのか?という興味からか、他ブランドのディーラーのことや他社のことを知る機会はほとんど無いからなのか、それとも私と話していて間が持たなくなるからなのか…ホントよく訊かれます。
振り返ると、自分自身がセールスをしていた時も「〇〇(競合ブランド)は良いよなぁ〜」とかなんて考えて、よく自分と他社を比較してましたね。
その質問に対する私の答えはいつも同じです。
「扱っている商品やブランドが違うだけで、みんな変わらないですよ。」
ではどうして変わらないのか?それはどの販売会社でもほとんどの人が持っている共通項があるからです。
これまでたくさんのセールスの方と会って話をする機会がありましたが、どのブランドのセールスでもパフォーマンスの高い人の共通点が3つあります。
・常に前向きなスタンスでお客様に向き合っている。
・常にベストな結果を出そうと努力・工夫していまる。
・お客様のことを知っていて、理解している。
反対にパフォーマンスが芳しくないスタッフの共通点は…
・ 受け身なスタンス。待ちの姿勢。
・自責ではなく他責。
・ 思い込みや先入観に引きずられている。
・ お客様を個人として捉えず、どのお客様に対しても「判で押した」ような同じ対応になる。
・ お客様のことを知らないし、知ろうとしない。
などが挙げられます。
もし他社(者)と比較してそんなに変わらないとしたら、それはチャンスです。他がまだやっていないことや、できていないこと、どんな些細なことでも良いからなにか新しいことを実施すれば差別化ができます。またお店やスタッフのパフォーマンスが上がります。
そんなお手伝いが私の仕事のひとつです。
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