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社員日記「沼津の餃子文化」

総務担当のPGWです。

餃子の世帯あたりの購入ランキングベスト3の常連といえば静岡県浜松市、宮崎県宮崎市、栃木県宇都宮市ですが、静岡県で独自の餃子文化を醸成している地域があります。それが沼津です。


沼津餃子は焼いてから茹でるのが特徴で、皮は水餃子のようにもちもちしているのに香ばしい何とも言えない独特な餃子です。

私は年に5回程沼津に行くのですが、沼津出身者曰く、中央亭を食べずに沼津通は名乗れないそうで、行ってきました。

尚、中央亭は沼津餃子の先駆け的存在の店だそうで、それと双璧をなす北口亭なる店もあるとの情報を仕入れ、土曜日中央亭、日曜日北口亭と沼津で海鮮を食べずにストイックに毎日餃子を食べました。


まず、中央亭

ここは日曜祝日が定休日で昼前に完売することが多いため遠征民には非常にハードルの高い店です。実は何度かトライしたことがあったのですが、売り切れと定休日に泣かされました。

餃子の特徴は一個が大きく、タネがぎゅうぎゅうに詰まっており、食感はしっかり目です。焼いてから茹でているのにも関わらず全然皮が崩壊せず、箸を入れてもしっかりと形状を保っています。

味は少し濃いめで肉の割合が多く、ビールによく合う主役を張ることのできる餃子という印象。ごま油の風味が強く味も濃いため、10個でお腹がいっぱいになります。

メニューは非常に潔く、餃子とライスそしてドリンクのみです。調味料は、タレと一味とからし油です。ラー油はありません。

待機用の椅子は9時頃に店前に並び、先頭から8名までは椅子に座れる&日よけの下で待てるので早く行った方がいいです。11時開店で9時半に並んでギリギリ1回転目で入れました。


次に、北口亭

ここも人気店で私が行った日は12時前に完売していました。ただ、中央亭と違って日曜日も営業しているため、遠征民には比較的入りやすいお店です。また、名前を伝えれば車で待つことができるため、かなり楽です。

北口亭にも9時半頃につきましたが2番目でした。多分10時でも一回転目でいけました。開店時間は中央亭と同じく11時です。

味は中央亭よりさっぱりしており野菜感が強めです。皮もタネも柔らかいので箸を入れるととちょっと崩壊する節があります。

中央亭に比べて非常に軽く食べられるため、メニューにはらーめんとみそ汁もあります。

北口亭の方が他の食べ物とも調和がとれる味わいです。また、らーめんは鰹出汁が効いておりスープが非常に美味でした。

甲乙つけがたいですが、私は北口亭の方が好きかもしれない。


どちらも共通するのが、皆さんとんでもない量のお持ち帰りをすること。
店内で食事をしているとひっきりなしにお持ち帰りを予約していた方が引取に来店していました。

40~50個なんて当たり前で、中央亭では100個お持ち帰りするご婦人もいました。

地元のBARのマスターも沼津餃子は沼津市民のソウルフードだと言っていましたが、その持ち帰りの量からしてそれはあながち嘘ではないなと思いました。

最後の晩餐は餃子がいい総務のPGWでした。