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Dead or AliCe リラ

Dead or AliCe『宝島』参加PC、リラです。(キャラシ
キャラメイク記事です。シナリオネタバレありません。

こちらのシナリオに参加させていただきました。

今回のコンセプト

・人間に憧れる人外をやる
・人魚姫の再履修
・あとは直球勝負

概ねこんな感じでした。
私は人外に憧れる人間が自ジャンルなので、逆に人間に憧れる人外をやらなければな、ということを常々考えておりまして……。
敢えてこの令和の世の中に無邪気に人間に憧れる人外を!? とは思っていたんですが……やらねばならないなと思っていて……。

シナリオ構造の再確認

HOを最確認します。

PCたちはそこそこの間旅をともにしている。背を預けあえる仲間だ。以下のどちらかを選ぶこと。

◆PC1

あなたは元の世界に戻りたいと思っている救世主だ。堕落の国は、もううんざりだ。

◆PC2

あなたは堕落の国に順応している(あるいは、堕落の国を離れるわけにはいかない理由がある)救世主or末裔だ。PC1ともっと旅を続けたい。

この上で協力or対立傾向って書いてある。
つまりPC1が元の世界に帰ることにするか、この世界に留まる決心をするか、前者であればPC2がそれを応援できるか否かで協力型になるか対立型になるかが決まる……というようなシナリオですね。

うーんうーん PC2で人魚姫やるしかないですね。やることになりました。絶対やりたくねえ~~って言ってたら卓が成立してた。クソ!!
PC1もやりたくないわけではなかったけど、PC1、やったことあったから……。(そして出られない部屋に投げ込まれるPC1案の男

キャラメイク

男には性癖を詰め込んで煮凝りが生まれるけど女キャラは合理と必要性と手癖に従って作られるとされる。

その1 人格の方向性を定める

図書館でアンデルセンを借りたりYoutubeの読み聞かせを聴いたりしつつ、HOを鑑みてピックしていきます。

六人姉妹の末っ子で、家族に愛されて育った少女。物静かで考え深い娘
。美しい海の底に育ちながらも、陸の世界に強く憧れている。物静かな割に行動力がある。これと決めたら譲らない意思の強さがある。他害性が極めて薄い。

だいたいこんな感じかな。これをPC2のHOに当てはめつつ考えます。

・堕落の国での暮らしを楽しんでいる。かつて憧れた世界とは大きく異なっていても、ここは陸の存在の暮らす、海の上の世界だ
・PC1に恋をしている。憧れている。この人と魂を分かち合えたらな、と思っているが、それを相手に伝えることなどできるはずもない
・根は物静かな娘だが、PC1を慮ってなるべく明るく振る舞うようにしている。PC1に選ばれたいと思いつつも、それ以上に鬱陶しがられたくない、嫌われたくないと思っている

こんな感じかなあ。
能天気に振る舞ってみせる根は暗い乙女は割とやるジャンルなので、手癖に当て込んであとは人魚姫要素を拾いながら要求に従って埋めました。
これPC1のこと刺せるか? 大丈夫? PvPできる? 既に不安になり始める。そもそも人魚姫引っ張ってきてる時点で刺すの無理なんじゃないか? 無理かも……いや、がんばれ! 刺せ! 乙女だろ! お前ならやれる!!

それはそれとしてこのあたりで名前をさらっと決める。
楽器の名前、響きの美しさ、呼びやすさ、その他諸々って感じです。
実在人物じゃない御伽噺の存在なので響きが最重要視された。

その2 心の疵

ずっと直球をやってるのでもしかして思ったより書くことないなこの記事?

色々考えて、雰囲気を揃えたいので「あこがれ」「うたごえ」とします。

心の疵:あこがれ
胸に強く抱くもの。
人間への。地上の世界への。恋への。王子様への。
あなたへの。
地を踏みしめる足は、この疵によって与えられる。

心の疵:うたごえ
かつて確かに差し出したもの。
失われたはずのもの。この世界では未だ誰にも聞かせていない。
あなたへも。
喉より紡がれる声は、この疵によって与えられる。

それぞれの心の疵によって脚と声を得ているという設定にします。
流石に喋れないキャラにする気はないけど、さりとて声を代償にした筈の人魚姫が普通に喋れるのは都合が良すぎるので。それなら人間の脚があるのも心の疵の力にしてそれぞれに割り振ろう、という考え。
PC2と一緒にいたいけど元の世界にも帰りたいから一緒に帰ろう、みたいな安易な解決手段をPC1に与えないようにするのも目的の一つです。
PC2を選ぶのならこの世界に留まってもらうし、元の世界に帰るのなら離別を受け入れてもらうぞ。そういう意気込みでした。

あと心の疵ではないけど人間の足で歩くたびに痛みが走る、という設定はそのまま搭載しておきます。重い女の重い秘密になるので。
隠しきったままでもいいし、どっかで吐露する展開になってもいいし、まあどちらにせよ何らかの意味合いは発生するでしょうと思っていました。

その3 PC1のキャラクター像が提出される

戦争の始まりであった。

当時提出されていたキャラクターシートがこれ!
ダメージを与える手段がなければ絶対に勝てないシステムであるところのDoAで愛型PC2に攻撃手段の全てを委ねに来るPC1、マジで戦争を仕掛けに来てる。
お前……お前が元の世界に帰るためには、PK或いはPC2と裁判で戦って勝利しなければならないんだぞ……?
お前……PC2がお前と一緒にいたがっていることを知りながら、PKを殺すための攻撃手段の全てをPC2に委ねて自分は元の世界に帰ろうってか……?

流石に戦争なんですわ。

それはそれとしてPC1のキャラクター造形が弱気・平凡・支えていけなきゃいけないの系譜で来られてしまったため、この時点で心の中のリラが白旗を上げ始める。コラ!! ちゃんと刺すって言ったでしょ!!(言ってない)
とはいえPC1にこの路線で来られたら引き留めるために振る舞うのが完全に不可能なキャラ造形をやっており、仕切り直すこともできないな……というのはPLも完全に理解したので、覚悟を決めます。
搾取です。搾取されに行きます。そういう女になります。人魚姫っていうのがそもそもそういう概念なところがあるから摂理だったかもしれん。
実際その1で定めた人格の方向性とも完全に一致しているので、これはもう被搾取をやるしかない。

・ちょっと不自然なくらいに明るく振る舞う能天気娘。
・に見せかけた、隠し事も悩み事も多くて本当は物静かで甘えたな末っ子。
・我慢は得意。頑張るのも得意。最後までPC1に尽くしたい、支えてあげたい、願いを叶えてあげたいと思っている。

こんな感じの要素を加えてフィニッシュです。

その4 デザイン

青い瞳以外の縛りが実はあんまりないんだよな。最初のラフでは全てを忘れてピンク目にしていたけど、まあとにかく青い瞳。
髪の色は鱗風のキラキラ感を意識しました。人外キャラをあまりやらないので人外をやるときは思い切って明るい色を使いたい。使えて嬉しい。
服は冒険者風+シスター風+人魚姫のヒレを意識したフリルという感じでまとめる。尼僧だったお姫様にに王子様を取られているのでそのあたりの回収です。あんまり華美だと浮かれすぎた印象を与えてしまうのでシンプルめに。

https://poipiku.com/290786/7516449.html

アイコンとかまとめです。

その5 ビルド

キャラシ再掲。基本の狂愛愛型ビルド。
相方が才覚型なので火力が必要だよね、ということでの狂愛採用です。乙女になら許される! 狂愛救済ビームが!

そしてPvPになったら敵が才覚型なので鉄壁の衣装+臆病で3点軽減を目指すことに。
最初は武器に粗製入れてティーセット1個にしてたんですが、今回無料空気読みがあるので人望を入れてティーセット2個にして粗製はやめました。
代わりに外れたのが防御ですが……まあ実際防御のために手札捨ててる余裕ってどれくらいあるか怪しいなというのがあり……やること多いし……。
愛型で精確入れてる余裕ないし正しいと思うんだよな~。基本的に妨害バトルしてる余裕がないのが愛型だよ。

セッション開始後

なんでだ?


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