can'tlivewiththeworld

夜行バスの両脇は全面ガラス張りの雨のシアターみたいで、もっとざんざん降つけてもいいのにと眺めてた。切り紙で綴られていく絵が動く絵本みたい。手の中の動画とガラス面の連なる雨に包まれて、療養中の姉たちに会いに行く気持ちで揺れていた時。ずっと前だけど、久しぶりに目に飛び込んできてまた私をなぐさめてくれる。

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