2022 日本GPまとめ：風聞〜イタたわGP Vol. 348

【イタたわGPまくら話】
●日本GP決勝戦を左右した7つの鍵

【2022 日本GPまとめ】
●ドゥカティ
・バニャイアほどの選手がするべきミスではない
・バニャイアが苛ついていた本当の理由は？
・なぜ今回は特にオーバーテイクが困難だったのか？
・ミラーの真の限界点とは？
・マルティン、マリーニ、ベッツェッキについて

●アプリリア
・なぜ『燃料エコモード』はライダーが自由に操作できないのか？
・エスパルガロ、特殊なポイントロスは２回目…

●ヤマハ
・現在のクアルタラローの真の問題点はなにか？
・モルビデッリやや復調、現在の問題点はなにか？

●KTM
・ビンダーは2023年のチャンピオン候補かも…

●ホンダ
・マルク・マルケスとは、どんな人間なのか？
・カレックス製スイングアーム採用から見えてくることとは？

●スズキ
・なぜリンスはリタイアしたのか？

皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

最近のイタリアはですね…
10月1日から、交通機関でのマスク着用義務も解除されました！

で、病院や介護施設関係は10月末まで延長で…
でも、6才未満の子供や、病気や障害などでマスクを着用できない方は免除されるんだそうです。

管理人は、ちょうど9月30日に買い物に行ってきたんですが…
もうスーパーの店員さんぐらいしかマスクは着けてなかったんで…
次、外出したら、遂にマスクなしの世界になってるんでしょうねぇ。

おっと、日本GPについてでしたね…
まぁ、どうぞ、どうぞ！

日本GP決勝戦を左右した7つの鍵

WHAT A SHOW! 💥

🥇 @jackmilleraus
🥈 @BradBinder_33
🥉 @88jorgemartin #JapaneseGP 🇯🇵 pic.twitter.com/KUxWrFcOoL

— MotoGP™🏁 (@MotoGP) September 25, 2022

日本GPに関しては、ジョヴァンニ・ザマーニ記者（イタリア衛星放送『SKY』レポーター）は現地入りしてないんですが…
（基本的にイタリア人記者って、昔から茂木には行かないんだとか…）
恒例の『レースの流れを左右した鍵』は書いておりました！
こちらの7つになります！！

１）データ不足
ドライセッションが少なかったうえに、レース本番での気温が金曜セッションと大きく変わってしまい、セッティングやタイヤ選択において各種問題が発生した。
余談ではあるが、来年から『スプリントレース』が導入されるため、おそらく毎回、このような感じになるだろう。

２）ミラーの優越
他の選手に比べ、かつてなかったようなプラスアルファの力が明らかに出ていた。

３）兄ビンダー、グリッド上位
グリッド上位スタートならば、ほぼ常に好結果を出している（※今回はグリッド3位）。

４）アレイシ・エスパルガロに技術トラブル
スタート直前、技術トラブルによりピットボックスに戻り、セカンドマシンに乗り換えてピットレーンスタートをした。このため、貴重なポイントを取りそこねた。

５）ヤマハ機の限界
グリッド中央部からのスタートでは、もはやクアルタラローに何もできない。ひたすら、被害を最小限に抑えるだけなのだ。

６）バニャイアのミス
今回のレースの流れを左右すると言うよりは、今年のタイトル争いの流れを左右しかねないミスだった。

7）オーバーテイク困難
ヤマハ機のパフォーマンスに限界はあるものの、それ以外のメーカー機もフロントタイヤの空気圧上昇のせいでオーバーテイクができずにいた。
それは、１）の『データ不足』に関連している。

で、『日本決勝戦の注目ラップ』は、こちら！

第1ラップ
マルティンがマルケスを抜いて２位になる。ミラーがまずオリヴェイラを、次にマルケスを抜いて３位になる。

第2ラップ
ミラーが兄ビンダーを抜いて２位になる。

第3ラップ
ラーがマルティンを抜き、膨らむものの上手く走行ラインに戻る。

第4ラップ
バスティアニーニが第１１コーナーでバニャイアを抜くが、膨らんでしまい抜き返される。

第5ラップ
マリーニがクアルタラローを抜いて８位になる。オリヴェイラが兄ビンダーを抜いて３位になる。

第9ラップ
バスティアニーニがバニャイアを抜いて10位になる。

第11ラップ
バスティアニーニが弟エスパルガロを第11コーナーで抜いて9位になる。

第12ラップ
弟エスパルガロが膨らみ、バニャイアにも抜かれる。ツダのスズキ機が炎上する。

第14ラップ
ヴィニャーレスが膨らみ、それを抜いたマリーニが6位になる。

第20ラップ
バニャイアがバスティアニーニを力づくで抜いて9位になる。

第22ラップ
マルケスがオリヴェイラをアグレッシブかつクリーンに抜く。

第24ラップ
ビンダーがマルティンを抜いて2位になる。バニャイアがクアルタラローを抜こうとして転倒する。

はい…と言うわけで、本編に行きますか！

今回は…
バニャイア選手が苛ついていた本当の理由は？とか…
なぜ燃料エコモードはライダーが操作できないのか？とか…
ホンダ、カレックス製スイングアーム採用で見えてくることとか…
クアルタラロー選手の真の問題点は？とか…
モルビデッリ選手がやや復調し、現在の問題点は？等々…
とにかく、どうぞ、どうぞ。