2019ザクセンリンクGPまとめ その3 ドゥカティ&KTM、アプリリア[ 2019年7月24日 発行 Vol. 242 ]
コンテンツ目次
【イタたわGPまくら話】
●アルヴァロ・バウティスタ、来年のシートは?
【2019ザクセンリンクGPまとめ その3 ドゥカティ&KTM、アプリリア】
●ザクセンリンク決勝戦を左右した5つの鍵
●ドゥカティ
・ドゥカティは問題を真剣に受け止めてこなかった?
・なぜドゥカティ機は「曲がらない」のか?
・なぜシーズン序盤は好調だったのか?
・ライダーに問題はないのか?
・ドゥカティは今でもマルケスを狙っている…
・ドゥカティは、今後、どうするのか?
・なぜペトルッチはドヴィより速かったのか?
●KTM
・3年前のホンダ機と言う感じ…
・ザルコ、ペドロサに期待…
●アプリリア
・エスパルガロを見るとマシンは改善されてるようだが…
・エスパルガロ、エンジニアに激怒
イタたわGPまくら話
皆さん、こんにちは。
先日、ちょっと遠出をした際に、最寄りの空港でクリスティアン・ガッバリーニさんに遭遇した管理人のラ・キリコです。
いえね、ちょうどザクセンリンクGP直前だったんですよ。
で、空港に向かう列車の中で、連れと一緒に、
「そう言えば、この辺り出身のチーフメカニックさんっていたよねぇ?」
「バニャイア選手を担当しているガッバリーニさんとか、ペトルッチ選手を担当しているダニエレ・ロマニョーリさんかなぁ~」なんて話をしていたんです。
んで、空港に到着し、出発時間も迫り、搭乗口前のロビーで待っていたところ…
なんだか見覚えのある顔を見つけ…
連れに、
「あそこに立ってる人、ガッバリーニさんにそっくりだねぇ~」なんて言ったら、
「えっ、あ、あれは…本人だよ。だって、ドゥカティのポロシャツ着てるもの!」って。
確かに…
グレーの地味な色合いだから気づかなかったんですが、胸にドゥカティのロゴが…
早速、近づいて行って、一緒に写真を撮ってもらい、握手もしてもらいました!
ガッバリーニさんと言えば、ドゥカティ~ホンダ時代のストーナー選手を担当し…
その後は、マルケス選手やミラー選手、ロレンソ選手を経て、現在、バニャイア選手を担当していると言う凄腕チーフメカニックさんなわけです。
TVでインタビューを受けている様子は良く見てたんですが、そのまんまの物静かな感じの方で…
搭乗の際や機内でも、すれ違いざまに目が合う度にニコっとしてくれる優しいジェントルマンでしたよ!
おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね。
今回はアルヴァロ・バウティスタ選手の来年のシートはどうなっているのか?って話です。
まぁ、どうぞ、どうぞ。
アルヴァロ・バウティスタ、来年のシートは?
さて、シーズン序盤は絶好調の連勝っぷりで、タイトル獲得も確実と思われていたアルヴァロ・バウティスタ選手(34才)なんですが…
なぜか急に転倒続きとなってしまい、ついには総合順位もジョナサン・レイ選手に抜かれてしまいました。
(ブログ関連記事:バウティスタ『もう僕はタイトルの行方を握っていない』2019 SBK ラグーナセカ )
で、そんなバウティスタ選手…
実は、まだ来年のシートが決まってません。
一応、ご本人はドゥカティ残留希望で交渉を進めているんですが…
なかなかサインに至らないようなんですよ。
ちなみに、現在、バウティスタ選手が所属している『Aruba』チームのステファノ・チェッコーニ氏(CEO)によれば…
ドゥカティからはミザノラウンドで最終的なオファーが提示されており、ここ最近の転倒続きによる減額変更などは一切ないんですって。
だから、「もう、あとはアルヴァロがサインすれば良いだけ」って状態なんだそうです。
じゃあ、なんでサインしないのか?
チェッコーニCEOによれば「金額に不満があるから」と。
確かに、バウティスタ選手のマネージャーからドゥカティに対し、逆提示がなされたと言われてるんですよね。
もともと2019年のバウティスタ選手の契約金は30万ユーロ(約3620万円)と格安で…
チームメイトのチャズ・デイヴィス選手の半分…
ジョナサン・レイ選手(カワサキ)と比べたら、なんと5分の1なんだそうです。
そう言えば…
7月半ばのインタビューでは、「けっこう良い内容の契約なんでしょ?」って訊かれたバウティスタ選手が、
「むこうにとって良い内容なんですよ(笑)!」なんて答えつつ、もうちょっとで合意に達するって言ってたんですが…
結局、なんの発表もないまま夏休みに入ってしまったんですよねぇ。
まぁ、現在、SBKのトップチーム(カワサキ、ヤマハ、BMW、ホンダ)には2020年の空きシートがあるわけだから…
バウティスタ選手としてもドゥカティに対して大きく出られるわけですよ。
で、そんなバウティスタ選手にはホンダSBKチームからもオファーが来ていると言われてるんですが…
ドゥカティに比べて具体的な内容は提示されておらず、特にマシンがどうなるのかが見えてないんだそうです。
ただ、この時期のホンダは鈴鹿8耐に全エネルギーを注いでるわけだから、それが終わったらなにか動きがあるんじゃないかとも言われております。
ちなみに、ホンダの第2候補は、トルコ出身のトプラク・ラズガットリオグル選手(23才、カワサキ)なんだとか。
そしてドゥカティは、まかり間違ってバウティスタ選手を取り逃してしまった場合、第2候補はスコット・レディング選手(BSB、ドゥカティ)じゃないかって話も出てました。
あと、最近、引退表明をしたマルコ・メランドリ選手の後任にはフェデリコ・カリカズーロ選手(SSPクラス、ヤマハ)の名前があがってます。
おっと、そろそろ『ザクセンリンクGPまとめ その3』に行きますか!
今回は最終回ってことで、ドゥカティ&KTM、アプリリア編です。
ついにドゥカティ選手らがマシンの不満を明言したとか…
ドゥカティ機が「曲がらない」って、どう言うことなのか?とか…
KTM機は3年前のホンダ機みたいだとか…
アプリリアはアレイシ選手が激怒してるとか…
まぁ、どうぞ、どうぞ。
頂いたサポートは、新たな健康食品を購入する費用にさせていただきます。これで、また頑張りますね!