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2018オースティンGPまとめその1 ホンダ&スズキ、セーフティコミッション会合[ 2018年4月28日 発行 Vol. 184 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●オースティンGPこぼれ話
・ニッキー・ヘイデン追悼
・ロレンソ、NYへ行く
・KTM、ますますグローバル化
・路面コンディション最悪だったが…
・サム・ロウズ転倒王
・ペドロサは解剖学上ケガをしやすいわけではない

【2018オースティンGPまとめその1 ホンダ&スズキ、セーフティコミッション会合】
●セーフティコミッション会合まとめ

・接触には厳罰を課す
・会合の内容
・会合には誰が出席していたのか?
・ロッシvsマルケスの話し合いは?

●オースティン決勝戦を左右した4つの鍵

●マルク・マルケス
・キャリア1、2を争う好スタート
・厳罰化によりマルケスの走りは変わるのか?
・ロッシ、ドヴィ、イアンノーネ、ヘイデンについて
・ジェスチャー

●マルケス表彰台ブーイング
・アメリカよ、お前もか…
・イアンノーネがマルケスを擁護

●ダニ・ペドロサ
・「レースに出て良かった」
・今年のホンダは模範マシン
・ホンダ契約更改は?

●アンドレア・イアンノーネ
・泣いたイアンノーネ
・もっと勝ち星の多い選手でも、いまだに苦労してる
・「マルケスに挑むなんて馬鹿だなぁ(大笑)」
・スズキ契約更改は?

●アレックス・リンス
・イアンノーネだけが苦労してるわけじゃない
・スズキ機はヤマハ機並み

【イタたわGPまくら話】

皆さん、こんにちは。
食後のフルーツが連日のオレンジから、遂にマチェドニアに代わった管理人のラ・キリコです。
最近、イチゴがお手頃価格になってきたもんですから!

しかも、例のコープで当たった『高級バルサミコ・クリーム』、イチゴにかけるとなかなかオツな味なんですよ!
まぁ、私的には、デザートって言うよりは、ちょっとオシャレな酒のつまみって感じなんですけどね。

おっと、恒例の『モトGPこぼれ話』でしたね、はいはい。
今回はオースティンGPのこぼれ話をいくつか集めてみましたんで、どうぞ。

オースティンGPこぼれ話

・ニッキー・ヘイデン追悼
昨年5月に急逝したニッキー・ヘイデン追悼のため、オースティン・サーキットの第18コーナーに『ヘイデン・ヒル』が設けられた。

また、ドゥカティはオースティンのパドック内に、69ゼッケンのデスモセディチ機を展示した。

・ロレンソ、NYへ行く
ホルヘ・ロレンソはオースティン入りする前、ドゥカティのクラウディオ・ドメニカーリCEOと共にNYに2日間滞在し、同市内にオープンしたドゥカティ・ストアの開店セレモニーに出席した。

・KTM、ますますグローバル化
KTMと言えば、唯一、モトGP/モト2/モト3の3クラスにマシンを出しているメーカーである(ただし、モト2はフレームのみだが)。
この度、そんなKTMがアメリカで、2019年にアメリカのフラットトラック選手権にファクトリーチームを参戦させることを発表した。
現在、モトクロスやエンデューロにも参戦していることを思えば、KTMはまさにほとんどの2輪スポーツに尽力しているメーカーと言えるだろう。

・路面コンディション最悪だったが…
オースティンサーキットではトラック路面の表面を削り、陥没の修復をしていた。

そのため、20日(金)午前のトラックのアスファルト路面は極めて汚れていた。直線コースを走れば砂埃が舞うほどで、ロッシ選手は、「まるで『ランチ(私設トレーニングコース)』で走ってるようですよ」と冗談を飛ばしていた。

このような理由で路面が通常より危険になっている時は、選手らはマージンを取るようにしてゆっくりと走るしかない。
そのため、おのずと転倒も減ると言うわけである。
3クラスによるFP1セッションで、転倒したのはフランチェスコ・バニャイアの1回きりだった。
激しい転倒ではあったが、さいわい、深刻なケガはなかった。

・サム・ロウズ転倒王
オースティンGPのモト2クラス決勝戦で、サム・ロウズが第1ラップでいきなり転倒した。

オースティンではKTM機の戦闘力が常に高いことを思えば、貴重なリザルトを獲得するチャンスを逸したと言えるだろう。
ロウズ選手の転倒は、今シーズン開幕以来、これで5回目であり、3クラスの中でもトップの転倒回数となる。
モトGPクラスでの最多転倒選手はポル・エスパルガロとアレックス・リンスで、それぞれ3回ずつ。
モト3クラスではダリン・ビンダーの4回だ。

・ペドロサは解剖学上ケガをしやすいわけではない

ダニ・ペドロサは2001年に世界選手権デビューをして以来、18回の事故で34ヶ所を負傷している。
2週間前のアルゼンチン決勝戦では右手首を骨折し、バルセロナのミール医師のもとで手術を受け、その10日後に今回のオースティン戦の金曜FPに挑んだものの、土曜の時点では、日曜レースで完走できるかどうか危ぶまれていた。
世界選手権の医療団代表アンヘル・チャルテ医師が、次のように話している。

「ダニの右手は添え木で固定されていただけで、ギブスは使われてなかったですね。
金曜日は調子が悪く、抗炎症薬と鎮痛剤を投与しました。鎮痛剤はすべて合法的なもので、もちろん、ドーピングの危険はありません。
ダニは当初は辛そうだったが、このような処置により楽になっていってました。
骨折慣れしている選手とは言え、週末の間、最後まで持ち堪えられるかどうか危ぶまれてはいましたけどね。
とにかく、痛みとの戦いに慣れているライダーですね。
(ペドロサは身長160センチ、体重51キロと小柄なためケガを負いやすいと言われているが)体格のせいで骨折しやすいと言うことは全くありませんよ。
ダニの筋骨格構造は解剖学的な見地において、ごく一般的なものですから。
それに、いつも言ってることだが、2輪レーサーと言うのは身体の作りが違うって感じなんですよ。
たとえ頭部に外傷を負っても、6時間も経てばピンピンしてるんですから。」

と言うわけで…
では、そろそろ本文に行きますか!
今回は、オースティンGPまとめ『その1』ってことで…
ホンダとスズキについてです。
それから、アルゼンチンGP以降、注目されていた金曜セーフティコミッション会合についてもまとめておきました。
また揉めたみたいですよ。
んでは、どうぞ。

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