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2020テルエルGPまとめ:風聞〜イタたわGP Vol. 291

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●モルビデッリ「ロッシからのアドバイスは…」(全文無料)

【2020テルエルGPまとめ】
●テルエルGP決勝戦を左右した5つの鍵

●ヤマハ
・モルビデッリ『ゾーン』に入る
・ヤマハは型落ち機の方が好調なのか?
・タイヤがデリケートすぎる

●スズキ
・リンス、1戦目と同じタイヤ選択で失敗
・ミール「何が起きるか分からないから総合首位を固持しなければ…」

●ドゥカティ
・ザルコ「今回のレースは来年に向けてのトレーニング」
・ドヴィツィオーゾ「ザルコだって常に上位にはいられない…」
・なぜホンダ機は改善できたのにドゥカティ機は無理なのか?

●KTM
・なぜ1週間でマシンを改善できたのか?

●ホンダ
・ナカガミ転倒、ホンダはプレッシャーが大きいから
・アレックス・マルケス、ザルコにむかつく

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

いやぁ~久しぶりにレースのない週末で、今回はちょっとだけ余裕があったんですが…
やっぱり、月末ぎりぎりになってしまいましたねぇ(遠い目)

まぁ、とにかく、どうぞ、どうぞ!


モルビデッリ「ロッシからのアドバイスは…」

さて、今回はシーズン2勝目ってことで、レース後のインタビューでもけっこうたっぷり語っていたフランコ・モルビデッリ選手!

イタリア衛星放送のインタビューでは、司会の女性がどの選手に対しても「Come stai?(元気ですか?)」って言葉から始めるんですよ。
で、ほとんどの選手は「Sto bene(元気ですよ)」って言うだけなんで、すぐに質問が開始するんです。

ところが、モルビデッリ選手の場合は「Come stai?(元気ですか?)」って訊かれると、「Sto bene, tu come stai? (元気です。貴方は元気ですか?)」って答えて相手の反応を真剣に待つもんだから、司会者や周囲のゲストの皆さんがずっこけてしまうと言う一幕があるんですよ(笑)

んで、モルビデッリ選手、静かにぼそぼそぼそって話すんですが、時々、面白いことも言いましてね。

例えば、今回のレースのゴール後、トラックにアンドレア・ミーニョ選手がやって来て、大感激しながらお祝いしていたじゃないですか。

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しかも、ミーニョ選手っったら、あまりにも興奮しすぎて、モルビデッリ選手のマシンのアクセルを吹かしてしまったりして…

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それについて訊かれたモルビデッリ選手、画面越しにミーニョ選手に向かってこう言ってたんです。
「アンドレア…TVでちゃんと言っておくけど、僕は残りエンジンが少ないんだからね。
(司会者に向かって)すみません、プライベートで言っても聞いてくれないもんですから…。」

このコメントはね、けっこう笑いをとってました。
あと、「ヴァレンティーノ・ロッシからアドバイスはあった?」って訊かれた時は、こんな感じ。
「何か一つ、これって言うのをあげるのは難しいですよね…どれが一番重要なアドバイスだったかって言うのはねぇ。
2輪レースの伝説ライダーに…最強ライダーに相手をしてもらって成長してこれたなんてラッキーでした。
ああ言う人のそばで成長できたら、もうそれだけで充分って感じですよね。そばにいると、あの個性を吸収できると言うか…だからって、自分が同じ個性だってことではなくって、ただ、ある種の状況を学んでいけると言うか…ある種の技を学んでいけますよね。
よく自問自答するんですよ…『こう言う時、ヴァレならどうするだろう?』って。

そう言うわけで、これが一番のアドバイスだって言うようなものはないです。」

では、本編に行きますね!

今回はモルビデッリ選手の『ゾーン』の話とか…
ホンダは本当にプレッシャーが大きいらしいとか…
アレックス・マルケス選手がザルコ選手にムカついたとか…
なぜホンダ機は改善できたのにドゥカティ機は無理なのか?とか…

まぁ、どうぞ、どうぞ。

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