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ヤマハ大改革人事、ライダーから幹部まで他[ 2020年1月31日 発行 Vol. 264 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●ペルナット『ヤマハはロッシとドゥカティにパンチを喰らわせた!』

【ヤマハ大改革人事、ライダーから幹部まで他】
●ヤマハ人事まとめ、ライダーから幹部まで

・ヤマハ「我々は間違っていた」
・ヤマハ人事移動まとめ
・なぜヤマハはヴィニャーレス契約を急いだのか?
・クアルタラロー昇格は理にかなった選択
・ロッシは気を悪くしているのか?
・ロッシ、降格人事のメリットは?
・ロレンソの現役復帰はあり得るのか?

●ヴィニャーレスを狙っていたドゥカティへの影響は?
・うちにはドヴィツィオーゾがいるから
・ドゥカティはヤマハにしてやられたのか?

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは!
毎日、朝食には『あんパン』を食べている管理人のラ・キリコです。

前回、話題にした『Farro(スペルト小麦)』のシリアルは、実はおやつとして食べてまして…
朝食には自家製のあんこを食べてるんです。

で、あんこはレンズ豆で作ってます。

小豆も健康食品店なんかで売ってはいるんですが…
ものすごい高い十勝産か(200グラムぐらいで10ユーロ以上)、ものすごい安い中国産しかないんですよ(どれだけ煮ても固い豆が混ざってる)。

一方、レンズ豆は普通のスーパーでも色々な種類が売っていて、だいたい500グラムで3~4ユーロ(約360~480円)弱ぐらい。

ちなみにイタリアでレンズ豆と言えば、大晦日に『Cotechino(コテキーノ、豚肉ソーセージ)』の付け合せとして食べるのが有名なんですが…
たくさんお金をもたらしてくれるなんて言われていて…まぁ、年越しそばみたいな縁起ものですね。

で、10年近く前の大晦日に実際にそうやって食べてみたところ、香りが小豆っぽいと言うか…
「あれ?これ…砂糖入れたらあんこになるんじゃない!?」って思って、やってみたら美味しかったんですよ。

作る際も水につける必要がなく、圧力鍋で20分ほどでできるんで楽ちんだし!

んで、マスカルポーネと合わせて、こんな感じで食べております。

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レンズ豆ってスーパーフードって言われるぐらい栄養価が高いそうなんで、今年もこれで頑張りますね!!


おっと、『モトGPこぼれ話』でしたね、はい、はい!

今一番ホットな話題と言えば、やはりヤマハのライダー人事ですかね。
伊モトGP界ご意見番ことカルロ・ペルナットさんが、またまた言いたい放題でして…

まぁ、どうぞ、どうぞ。

ペルナット『ヤマハはロッシとドゥカティにパンチを喰らわせた!』

さて、ここ数日、ヤマハから立て続けにビッグニュースが飛び出てますが…
当然、伊モトGP界ご意見番カルロ・ペルナット氏(個人マネージャーとしてカピロッシ、シモンチェッリ、イアンノーネ選手らを担当
)が黙っているわけもなく…

早速、こんなインタビューが出ておりました。
では、ねっとりと、どうぞ。

【ヤマハが若手ライダーの契約を早々に決めたが…】
「ヤマハは2発パンチを繰り出したわけだ…1発はドゥカティに、もう1発はロッシにね。
KOパンチを喰らったのはドゥカティだね。ヴィニャーレスとクアルタラロー両方を狙っていたんだから。ヴィニャーレスに関しては特にね。
いったい交渉で何があったものやら…あらゆる点から見て、ヴィニャーレスはドゥカティで決まりって感じだったんだからねぇ。」

【しかし、結局、ヤマハに留まったわけで…】
「本当にいったい何があったのか…。ドゥカティは二兎を追い、結局、当てが外れてしまったわけだ。こう言う時はね、さっさと契約してしまわなければ駄目なんですよ。
そして、またドヴィツィオーゾの言いなりになるわけでしょ。ただ、ドヴィだって、もう若くはないんだってことを考えないと。34才なんだから。
ミラーに希望を託すことになるんじゃないんですか…こっちは若いし、才能もあるから確実でしょ。あと、バニャイアとかね。
しかし、ヴィニャーレスを獲得すべきだったのにねぇ。誰が何をやらかしたかは知らないが、とにかくこれは大きな過ちですよ。
マネージャーの立場からすると、私なら速攻で契約を決めてたでしょうね。私が知る限り、とにかく、契約寸前ってとこまで行ってたはずなんだから。」

【ロッシ選手にとってはKOパンチではなかった…】
ヴァレンティーノにしたら、寝耳に水ってとこだったんじゃないんですか。いまやかつてのような権力もなく…まぁ、41才なら当然なんだけどね。
マルケスはあのリザルトですからね…ホンダ内でほぼ全権を握ってるだろうが、ヤマハでのロッシはそうもいかないでしょ。
決定権における両者の関係が変わってしまい、諸々はヤマハの独断だったんですよ…その点は重要でしょう。もはや誰の言いなりにもならないと言うわけだ。
(ヤマハは)実に上手く立ち回ったと思いますよ。かつてのホンダのような動きだったね。決めるのはメーカーであって、ライダーではないってことだ。
(契約の時期を)早めなければならず、実際、上手くそうしたわけでね。もしもっと時間をおいていたら、ヴィニャーレスにもクアルタラローにも逃げられてただろうね。」

【ヤマハへの評価が高いようで…】
ヤマハは真のメーカーとしての行動を取りましたよ。将来についての決断に相応の時間をかけたいと言うロッシの気持ちも当然だが、そのせいでこう言う事態になったわけだからね。
正直なところ、ロッシをあんな状況に陥れてしまうなんて誰も考えもしなかったが…しかし、(ヤマハは)手腕を振るってましたよ。
ヴィニャーレスとクアルタラローと言う…獲得し得るベストライダーを2人取って、セパンテスト前に契約を決めると言う大記録を打ち出したんだからね。

【ロッシ選手が現役継続を決めた場合、ペトロナスからファクトリー待遇で参戦すると言われているが…】
「実は、ヴァレンティーノ・ロッシとアプリリアの間でなんらかの話があったってのを耳にしてるんだけどね。
アプリリアの方は『VR46』と関係を持ちたいってとこなんだろうね…将来に向けて、オールラウンドのコラボ関係を作り上げたいってことでしょ。
まぁ、憶測に過ぎませんけどね。ただ、もし新アプリリア機の戦闘力が高いようなら、2021年にロッシがアプリリアから参戦するって話があっても良いんじゃないの。
キャリアを始めたメーカーで、キャリアを終わらせると言うわけだ。
まぁ、ただの噂であって、事実ではないんだが…ただ、そう言う気配があるようなんでね。」

【アプリリアにとっては大チャンスだが…】
「すべてはロッシのリザルト次第ですけどね。今シーズン、常に7~8位ってことになったら、本人としても難しいでしょう。
まぁ、そうなったら、マシン開発のためにアプリリア移籍を考えるとかねぇ。」



おっと、すっかり長くなってしまいましたね。
とは言え、今回の本題も似たような話題でして…

ライダーから技術スタッフ、幹部に至るまで、ヤマハの人事についてまとめてみました。
もちろん、ヴィニャーレス契約更改やクアルタラロー昇格についてとか…
現在のロッシ選手の心境を心の友ウッチョさんが、ねっとり語ってくれたりとか…
とにかく、どうぞどうぞ。

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