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2018ブリーラムGPまとめ その1 ホンダ&ドゥカティ[ 2018年10月13日 発行 Vol. 207 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●ブリーラムGPこぼれ話

・モトGP超拮抗
・ポル・エスパルガロ、急遽参戦
・アレイシ・エスパルガロ予選苦戦
・フェナーティ、MVアグスタでモト2復帰の可能性あり
・バニャイア、モルビデッリを凌ぐ
・バルダッサッリ、10戦ぶりのファーストロー
・モト2スペイン勝利なし
・ホンダのモト2エンジン売ります

【2018ブリーラムGPまとめ その1 ホンダ&ドゥカティ】
●ブリーラム決勝戦を左右した4つの鍵

●マルク・マルケス
・第5コーナーのオーバーテイクにすべてが詰まっていた
・第5コーナーは極秘にしていた
・ドヴィ「第5で抜くなんて容易なことじゃない」
・『ドヴィ・スタイル』を自宅で研究
・ロッシは僕の戦法を真似た
・僕とドヴィが表彰台に上がらないことなんてある?
・マルケス記録更新「楽勝に見えるだろうけど、実は努力してる」
・マルケス誘拐!?

●ダニ・ペドロサ
・転倒ながら高評価
・たった1人が不都合に感じても誰も問題視しない

●アンドレア・ドヴィツィオーゾ
・僕に勝って喜ぶマルケスを見るのは良いもんだ
・最終コーナーでは『望みのない攻撃』
・安全オーバーテイク合戦で良い戦い
・なぜミシュランはリアにハードを勧めたのか
・欧州ファンはタイを見習うべき

●ロレンソvsマルケス、ブリーラム舌戦まとめ
・ロレンソ「喧嘩してるわけでも気まずい空気でもない」
・マルケス「アラゴンでやったことは、またやる」
・ロレンソ父「マルケスは事前に計画していた」
・プーチ「ロレンソvsマルケス対立はドゥカティ打倒に役立つ」
・なぜ2013年アッセンは負傷しても参戦できたのか?
・ブリーラム棄権は精神的なものが大きい…

【イタたわGPまくら話】

皆さん、こんにちは。
時々、イタリアの商品パッケージに、ついうっかり騙されてしまう管理人のラ・キリコです。

例えばね、これ、見てくださいよ。
左がザクロジュースで、右がレッドグレープ&レッドブルーベリー&ゴジベリーのミックスジュースなんです。

どちらもコープの健康飲料シリーズのジュースで、私はザクロジュースの方を毎日飲んでるんですが…
だいたい半年に1回ぐらいは間違って買ってきてしまうんですよ。

その他にも同じシリーズの商品で外袋は色が違うのに、内袋は同じ色だから、両方買ってきて開封してしまうと区別がつかなくなるものとか…
あと、黒ごまとチアシードの袋が完全に同じデザインで、アマゾンで買ったら間違って送られてきたなんてことがあったんで…
イタリア人もけっこう間違ってるんだと思うんですけどねぇ。

おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。
今回は、ブリーラムGPこぼれ話なんですが…
フェナーティ選手の復帰に向け、動きがあるようですよ。
あと、モト2エンジン売りますって。

まぁ、どうぞどうぞ。

ブリーラムGPこぼれ話

・モトGP超拮抗

今回のブリーラム予選2も実に拮抗していた。
首位マルケスから8位ザルコまでのタイム差が、なんとわずか0.383秒だったのだ。
予選2で最下位(12位)だったバウティスタでさえ01秒未満…0.888秒差なのだ。

・ポル・エスパルガロ、急遽参戦

P.エスパルガロ代役としてランディ・ド・プニエがブリーラム/茂木GPに参戦することで契約も済んでいたのだが、エスパルガロはアラゴン戦FP3で鎖骨を骨折後すぐにバルセロナで手術を受け、その後、ブリーラム参戦を決めた。
身体的にぎりぎりの状態だったため、予選19位(予選1で9位)、決勝レース21位と言う結果に終わった。

(ブログ関連記事:ド・プニエ参戦、ポル・エスパルガロ代役:2018ブリーラムGP

・アレイシ・エスパルガロ予選苦戦

A.エスパルガロが10月4日(木)、アプリリア機がいかに苦戦しているかを語った。

「去年と比べると、予選でかなり苦戦してるんです。ソフトタイヤで際立った走りをすることができないんですよ。そのせいで、レースでは常に後方スタートになってしまい、結果に影響が出てしまってるんです。
今シーズンはとにかく難しいんですよ。うちのマシンも良くなってはいるのだけど、ライバル陣の方が進歩が大きいんです。
うちはマシン全体に手を入れていかないと…レース中盤以降、タイヤのグリップが落ちてくると、もうフル活用できなくなってしまうんですよ。
去年は、上手く行ってたんですけどねぇ。」

・フェナーティ、MVアグスタでモト2復帰の可能性あり

今はまだ噂の段階なのだが、報じる価値はあるようだ…なぜならば、カルメロ・エスペレータ(ドルナ代表)が来季に向け、ロマーノ・フェナーティを復帰させようと画策しているらしいのだから。
どうやらエスペレータ代表はフェナーティを、MVアグスタ機に乗せようとしているようだ(※ミザノでの事件後、MVアグスタはフェナーティ選手との来季契約を破棄している)。
マッティア・パジーニとMVアグスタの契約がなかなか決まらないのも偶然ではないようで、いまだパジーニ選手は来季のシートを探しているのだ。

・バニャイア、モルビデッリを凌ぐ

フランコ・モルビデッリは昨年、モト2クラス14戦を終了した時点で8勝をあげ、総合2位とは16ポイントで首位に就いていた。
フランチェスコ・バニャイアは今年、ブリーラム戦で優勝し、7勝目をあげたのだが、総合2位オリヴェイラとは28ポイント差で首位にいる。
(※モルビデッリ&バニャイア両選手ともVR46ライダーズアカデミー所属)

・バルダッサッリ、10戦ぶりのファーストロー

ロレンツォ・バルダッサッリは高速ライダーではあるが、予選ではヘレスのPP、ル・マンの3位以降、ずっとファーストローを取れずにいた。
それが今回のブリーラムでは今季2回目のPPを獲得したのだ。
なぜ、これまで苦戦していたのかについて、バルダッサッリ本人が次のように説明している。

「ちょっとゴタゴタしてたんですよね。アッセンでリアタイヤに問題が出てから(レースで優勝争いの最中、リアタイヤがパンクして失速してしまった)、ずっと道に迷ったみたいになってしまって。
安定した走りができなくなってしまったんです。特に予選が酷くって。
でも、これで正しい道に戻れたってことじゃないのかなぁ。」
(※バルダッサッリ選手もVR46ライダーズアカデミー所属)

・モト2スペイン勝利なし

今シーズンのモト2クラスで、いまだスペイン人ライダーが優勝していない。
最後に優勝したのは昨年の茂木戦のアレックス・マルケスなので、つまり、17戦前と言うことである。

・ホンダのモト2エンジン売ります

モト2機のエンジン『CBR600』が売りに出されている。
レース用エンジンと言うことで、総点検済み、完全に機能し、1950ユーロ(約25万円)である。

では、そろそろ、『ブリーラムGPまとめ その1』行きますか!
今回はホンダ&ドゥカティってことで…
なぜか棄権したロレンソ選手についてが、けっこう長くなってしまいました。
とにかく、どうぞ、どうぞ。

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