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2020オーストリアGPまとめ:風聞〜イタたわGP Vol. 284

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●なぜオーストリアGPでは、リアタイヤ問題が起きなかったのか?(全文無料)

【2020オーストリアGPまとめ】
●オーストリアGP決勝戦を左右した5つの鍵

●ザルコvsモルビデッリ転倒事故
・ロッシ「ヘリコプターの影だと思っていた…」
・ロッシ「安全を考慮しながら、次のレースも楽しんでいける」
・なぜ接触事故が起きたのか?
・トラックにも問題あり

●ドゥカティ
・歴史は繰り返す…ドヴィ離脱公表、そして優勝
・ドヴィツィオーゾ、今後の去就は?
・ドゥカティ機は完全復活したのか?

●スズキ
・ミール「何かが解き放たれたような感じ…」
・スズキはヤマハに出来なかったことを成し遂げた

●ヤマハ
・エンジン開封が認可され、ロッシは救われるか?
・ヴィニャーレス&クアルタラロー、技術トラブルに泣く

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

ひゃ~今回は、ちょっと遅くなってしまい、スティリアGPが始まってしまいました(涙)
では、ちゃかちゃか始めちゃいますね!

では、モトGPこぼれ話から…
最近、リアタイヤの問題が続出してましたが、なぜオーストリアGPでは起きなかったのか?についてです。

では、では、どうぞ!

なぜオーストリアGPでは、リアタイヤ問題が起きなかったのか?

エンジニアのジュリオ・ベルナルデッレ氏(モトGP業界では、長らく、ホンダ&アプリリアで働いていた)が、今回、全体的にリアタイヤの問題が出なかった件について、次のように説明した。

「(タイヤ問題が出なかったのは)トラックの特性もあるし、あと、気温のせいもありますね。ヘレスやブルノに比べたら、明らかに気温が低かったから。
だから、リアタイヤもそれほど厳しい状態にはならなかったんですよ。
そして、ヘレスやブルノと異なり、オーストリアのトラックは大回りの高速コーナーがないんです。
ヘレスとブルノの場合だと、今年のリアタイヤの特性が強く出てしまうんです。去年のタイヤよりも顕著でしたね。去年と比べると、特にカーカスが異なるんですよ。
今年のリアタイヤの特性は、ドゥカティ機のようなアンダーステアリング気味のマシンだと恩恵を受けますね。
あと、今年のリアタイヤについてライダー陣が『フロントタイヤを押し出してくる』と言っており、コーナー中盤では減速しなければならなくなっているが…そうしなければ、膨らんでしまいますからね。
しかし、レッドブルリンクのトラックのコーナーだと、それがそれほど大きな問題にはならないんですよ。」

では、本編に行きますね!

今回は、オーストリアGPまとめと言うことで…
まずは例の接触事故について、もう少し詳しく掘り下げつつ…
ドゥカティ・スズキ・ヤマハをサクッとまとめてみました。
まぁ、どうぞ、どうぞ。

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