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2021アルガルヴェGPまとめ:風聞〜イタたわGP Vol. 326

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●アコスタはメンタル強し、フォッジャに挑発行為(全文無料)

【2021アルガルヴェGPまとめ】
●アルガルヴェGP決勝戦を左右した4つの鍵

●ドゥカティ
・祝ドゥカティ、コンストラクター部門タイトル獲得!!
・現在のモトGPでは『バニャイア&ドゥカティ機』がベストコンビ
・バニャイアの弱点とは?
・マルティンがプレッシャー、バスティアニーニの来年マシンは?

●スズキ
・新チームマネージャーは誰なのか?
・ミール復活「今は終わって欲しくない気持ち!」

●ホンダ
・兄マルケス、ヘレステスト不参加は痛い…

●KTM
・ライダーの人材管理が未熟…

●ヤマハ
・クアルタラロー、プレッシャーはあった方が良い?
・ドヴィツィオーゾ、ヤマハ機の壁は予想以上に大きかった…
・ヤマハ、マシンをどう進化させるか決められない?

●アプリリア
・ヴィニャーレス加入でエスパルガロが不安定に…

皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

早速ですが…
11月も『note』1本、160円となります。
今月はアルガルヴェ/ヴァレンシアGPの2本発刊と言うことで…
まぐまぐの定期発刊の料金と合わせるため、こちらの料金となります。
すみません。


アコスタはメンタル強し、フォッジャに挑発行為

さて、アルガルヴェGPのモト3決勝戦では、ルーキーであるペドロ・アコスタ選手(17才)がタイトル獲得を決めたわけですが…

アコスタ選手とタイトル争いをしていたデニス・フォッジャ選手が、ダリン・ビンダー選手の無謀オーバーテイクで転倒させられてしまったと言うのも大きく影響はしていたものの…

でも、ルーキー選手が開幕戦でいきなり2位になり、その後も3連勝を決め…
結局、表彰台に8回(優勝6回、2位1回、3位1回)上がってチャンピオンになったわけだから、文句なく超最強ライダーだろうと絶賛されております。

ちなみに、低排気量クラスでルーキー選手がタイトルを取るのは、1990年のローリス・カピロッシ元選手以来久しぶりのことでして…
実はアコスタ選手、日曜午前のウォームアップの時から、なかなかメンタルが強いところを見せてたんですよ!

なんでも…
セッション最後、直線コースでスタート練習をする際、先に停止していたフォッジャ選手に対し、アコスタ選手が後ろからわざと追突するような振りをし…
ただ、既にクラッチを離しかけていたフォッジャ選手が、それに気づいてくれなかったもんだから…
今度はアコスタ選手、フォッジャ選手の横に並んで、指で挑発ジェスチャーをして見せたそうなんです。

で、レース後、メディアから「フォッジャに対し、必要以上に挑発的な行為をしていたのでは?」って訊かれて時、アコスタ選手は堂々とこう言ってのけたんですよ。
「世界タイトルを取ろうと思ったら、精神的にプレッシャーをかけるのも重要な作戦ですからね。」

まぁ、こうした姿勢には批判の声も出てるんですが…
昔のビアッジ対ロッシの対立を彷彿させるし、あれも今では良い思い出になっているわけだからと擁護の声も出てまして…

とにかく、アコスタ選手が破格ライダーであることに間違いはないと、選手としての評価は実に高いんですよね。

あと、今回の一件ではフォッジャ選手の態度が、一貫して素晴らしかったと評価が上がってまして…
まず、午前ウォームアップでアコスタ選手に挑発されても意に介せず、レース本番も良い走りをしていたし、レース後のコメントもなかなか大人だった…と。
(ブログ関連記事:フォッジャ『ダリン・ビンダーがモトGP昇格するなんて変な話だ…』2021アルガルベGP

来年はモト2/モト3ともに面白くなりそうですね!


おっと、では、本編の方を始めますか。

アルガルヴェGPまとめってことで…
バニャイア選手の弱点とか…
スズキの新チームマネージャーについてとか…
ヤマハのマシン開発の行方とか…

では、どうぞ、どうぞ。

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