見出し画像

2022 カタールGPまとめ:風聞〜イタたわGP Vol. 333

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●カタールGP決勝戦を左右した7つの鍵

【2022 カタールGPまとめ】
●ドゥカティ

・バスティアニーニ、第2のストーナーになれるかも!?
・バスティアニーニ『今、何をすべきか?』と言うことを学んだ
・バスティアニーニ「どんなスポーツでもピリピリしたらOUTだから」
・2022年版ドゥカティ機はどこが上手くいってないのか?
・バニャイアはドゥカティNo.1には相応しくないのか?
・ダッリーニャ『デバイス禁止?いずれ笑うのは私だ…』

●KTM
・ビンダー、タイヤ選択が功を奏す
・ビンダー&オリヴェイラ、何が違うのか?

●ホンダ
・エスパルガロ「新マシンは、僕のためにあつらえられたような感じ!」
・なぜ2022年版ホンダ機はマルケスに合わないのか?

●アプリリア
・アレイシ・エスパルガロは過小評価されすぎていた…
・ヴィニャーレスを抱えるリスクとは…

●スズキ
・今年のスズキ機には2020年のような優位さが見られない…

●ヤマハ
・かなり危機的な状況…
・過去の栄光にあぐらをかいている…
・原因は資金不足ではなく…
・他メーカーの開発によりヤマハ機の強みが薄れている?

皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

今回はカタールGPまとめなんですが…
開幕戦のせいか、伊メディアも張り切っちゃって…
いつもより、すっごく長くなっちゃったんです。

で、いつもは本編に入れてる『レースの流れを左右した鍵』をこぼれ話に持ってきちゃいました。

とにかく、どうぞどうぞ!


カタールGP決勝戦を左右した7つの鍵

では、今シーズンも恒例の『レースの行方を左右した鍵』から始めますね!
お馴染みのジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリア衛星放送『SKY』レポーター)によるものでして…

カタールGP決勝戦の鍵は、こちらの7つです!

1)バスティアニーニ、己の力に確信を抱く
2日間のフリープラクティスを終えた時点で、エネア・バスティアニーニは自分に大きな可能性が秘めていることに気づいた。
速い走りができると確信したことで、深い落ち着きが得られたのだ。

2)リアタイヤのミディアム選択
当初、バスティアニーニはリアタイヤをソフトにしていたが、スタートグリッドに着いた際、急遽、ミディアムに履き替えることにした。
これが大きな違いを生むこととなった。

3)ポル・エスパルガロ、優勝のチャンスに引きずられる
本人がそう言う表現を使っていたのだ…首位に立った際、優勝のチャンスに引きづられ、タイヤコントロールを忘れてしまったと。
そのせいで、レース終盤に差が出てしまったのだ。

4)ドゥカティ機は2021年版の方が好調
他のマシンは全て改良が加えられているが、2021年版ドゥカティ機(GP21)は去年のまま…戦闘力が超絶高いままなのだ。
これが大きな違いを生み出していた。

5)2022年版ドゥカティ機、いまだ未調整
2021年版ドゥカティ機(GP21)とは反対に、さらなる改良が加えられた2022年版(GP22)はまだまだ調整の必要がある状態だ。

6)ブラッド・ビンダー、好スタート
まさに拍手喝采ものだった。KTM機が好スタートを切るのは、これが初めてのことではない。
ビンダーのリザルトは重要なものとなるだろう。

7)マルク・マルケス、WUP転倒
マルケス本人が言っていたのだ…
日曜午前のウォームアップで転倒したことにより、フロントの信頼感が落ちてしまったと。

おっと、では、本編の方を始めますか。

今回も、6メーカー全てを取り扱ってるんですが…
優勝したドゥカティが、メチャクチャ長いです。
で、その次に長いのは、もはやかなり不安視されているヤマハでして…
あとの4メーカーはさっくりまとまってますんで…
お好きなところから、どうぞ!

ここから先は

17,030字 / 13画像

¥ 160

頂いたサポートは、新たな健康食品を購入する費用にさせていただきます。これで、また頑張りますね!