マーヴェリック・ヴィニャーレス去就まとめ＆モトGPライダー年俸：風聞〜イタたわGP Vol. 317

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】

●「クアルタラローのようなチームメイトがいたら、やりづらいだろう」ルーカ・カダローラ（全文無料）

●マーヴェリック・ヴィニャーレス去就まとめ
・ヤマハ離脱、スクープから公表までの経緯
・アプリリア以外、どこからオファーが来ているのか？
・ヴィニャーレスはアプリリア機に合うのか？
・アプリリアにとってヴィニャーレス獲得は得策なのか？

●2021年、モトGPライダー年俸
・年俸額ランキング1位〜6位

皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

さて、7月も終わりに近づき、8月6日からスティリアGP（オーストリア）が始まりますね！

で、現在はロッシ/ヴィニャーレス/ドヴィツィオーゾ選手らの去就が注目されていて、夏休み中もイタリア＆スペインの著名記者が色々と情報を出してましたんで…
ざっくり、まとめる前に…
まずは前菜代わりに、モトGPこぼれ話からどうぞ。

「クアルタラローのようなチームメイトがいたら、やりづらいだろう」ルーカ・カダローラ

さて、今回の本編は【マーヴェリック・ヴィニャーレス去就まとめ】なんですが…

ヴィニャーレス選手はなんでヤマハを契約途中で辞めたのか？って疑問に対して…
ご本人もメディアも、おもに「マシンに関する技術的な問題が解決されない」と言うことをあげているんですが…

もう1つ…
チームメイトであるファビオ・クアルタラロー選手の問題もありまして…

ヴィニャーレス選手とクアルタラロー選手の関係に問題はないものの…
クアルタラロー選手の活躍っぷりが、やはりプレッシャーになっているようで…

ジョヴァンニ・ザマーニ記者（イタリア衛星放送『SKY』レポーター）も、こんな風に書いておりました。
「オランダ決勝戦後の会見でのヴィニャーレスはレースリザルトにはあまり関心がない様子で、口では『結果に満足している』と言っていたものの、表情は別のことを語っているようだった。
ヴィニャーレスが、クアルタラローのことで悩んでいるのは明白である。あんなチームメイトは大変だろう。」

で、ルーカ・カダローラ元選手（2016～2018年までロッシ選手のコーチ担当）なんかは自身の経験も交えながら、こんな風に話してました。
「ヴィニャーレス本人が離脱を決めたのだとしたら、なんでまたそんな選択をしたのか理解し難いが…
ただ、クアルタラローみたいなのがチームメイトだと、そう言う気持ちになってしまうのかもね。
1993年に、レイニーのチームメイトになろうなんて選手は皆無だったから。その前年はコシンスキーがチームメイトだったのだけど、けっこう悲惨なリザルトでねぇ。
ただ、私は強いチームメイトって好きでしたけどね。自分も強くなっていけるんですよ。
2016年のロッシ＆ロレンソ組なんかは、まさに互いに互いを成長させてたって感じでしたしね。
チームにとってベストなのは強い選手2名を抱えることだけど、それが無理な時もあるわけで…特に精神面が強くないことにはねぇ。」

あぁぁ…
結局、また精神面の問題にたどり着いてしまうんですねぇ…

おっと、では、本編の方を始めますか。

その、ヴィニャーレス選手のヤマハ離脱の経緯を追いつつ、来年の去就についての最近の伊・西メディア報道など…
ざっくりとまとめてみましたんで…

まぁ、どうぞ、どうぞ。