2019シルヴァーストンGPまとめ その1 スズキ&ホンダ[ 2019年8月31日 発行 Vol. 246 ]
コンテンツ目次
【イタたわGPまくら話】
●マルケス、いつか70度バンクも可能かも…
【2019シルバーストンGPまとめ その1 スズキ&ホンダ】
●シルヴァーストン決勝戦を左右した5つの鍵
●スズキ
・リンス、量より質のライダー!!
・ブリヴィオマネージャー、ヤマハに勝って溜飲を下げる
・リンスの『特殊な操縦法』に期待
・並列4気筒エンジン復習
●ホンダ
・マルケスはタイトル争いを考慮したから負けたのか?
・マルケス、なぜまたもや最終コーナーで負けたのか?
・マルケス敗北、タイヤ選択も関係しているのか?
・マルケス、首位走行で不利になる…
・マルケス、PP獲得記録の驚異
・ロレンソ、やる気と気迫は高評価
・ロレンソが復帰した本当の理由は?
・ロレンソ、将来に向けて状況は良くない
・ロレンソ、ホンダ幹部も怒ってる?
・クラッチロー毒舌、ロレンソ親子が反撃
イタたわGPまくら話
皆さん、こんにちは。
最近、イタリア語で『アルプスの少女ハイジ』を観ていた管理人のラ・キリコです。
イタリア語に吹き替えられた日本アニメって、けっこうたくさんあるんですが…
声優さん達はオリジナルと似た感じの声質や喋り方なんで、あまり違和感はないんです。
でも、主題歌の方は、こてこての子ども用に作り変えられてしまって…
例えば、『タイガーマスク』とか『ルパン三世』なんかは、ズッコケそうになってしまうんですよ。
まぁ、『ハイジ』の主題歌は日本の方もそれなりに子供向けの仕上がりになってるんで、あまり変わりはないんですけどね。
ちなみに、イタリア語版はこちら。
で、歌詞は、ざっくりこんな感じ。
《ハイジの家は山の上 町にいると悲しくなるの ここはなんて素敵な所 ハイジみたいに無垢だから…》
ちなみに、セリフの量は日本版より多いようで、皆、口が動いてない時でもべらべら喋ってました。
だから、ハイジのお祖父さんも決して無口な人ではなく、渋いバリトンで流暢に話すんで妙に色気があったりして…
クララのお祖母さんと話し込んでた時は、つい、この2人に恋が芽生えるかも…なんて思ってしまいました。
おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね。
今回は、マルク・マルケス選手の『ダルマ走法』についてです。
まぁ、どうぞ、どうぞ。
マルケス、いつか70度バンクも可能かも…
マルク・マルケス選手と言えば、マシンを深く倒しては肘を擦って走ってたとか、転倒から持ち直したとかってのが話題になってますが…
昨今のモトGP機では、この『マシンを深く倒す』って言うのはそれほど重要ポイントではないんだそうです。
むしろ、コーナー進入の際、いかにフロントを上手くコントロールできるかの方が重要だそうで…
あっ、でも、マルケス選手って、その辺でもたいそう過激な動きをしてまして…
リアタイヤを滑らせつつ逆ハンドルにして、なおかつ、フロントタイヤのグリップが落ちてしまうのを上手くコントロールすると言う…
どのライダーにも真似できないような芸当をしているわけです。
で、『深いバンク角』の方に話を戻すと…
数十年前までは、45度以上倒すのは無理と言われてたそうなんですが…
なんとマルケス選手、2013年にモトGP昇格した年には、既に62度まで倒してたんだとか。
で、今年はムジェッロとザクセンリンクGP中に、66度まで倒していたことがテレメータで確認されております。
あと、2014年のブルノテストでは68度まで行ってから持ち直してるんですよね。
(ブログ関連記事:マルク・マルケス、奇跡のダルマ走法:2014ブルノテスト )
ちなみに、最近、ホンダHRCの横山健男氏(ヨコヤマタケオ、テクニカルマネージャー)が話していたんですが…
ホンダRC213V機を設計した際、「65度まで倒せるライダーはいないだろう」って思われてたんだとか。
ところが、マルケス選手が入ってきて、そのライディングテクを開発していったら、カウルやペダルが路面を擦るようになってきて…
いまや横山マネジャー、ここまで言ってました。
「いったい、どこまで倒せるのか分からないんですよ。あと5年もしたら、もしかしたらマルケスは70度まで行くかもしれませんね。」
あぁぁ…もしそうなったら…
『恐ろしい子』どころか、今度は『バケモノの子』って呼んでしまいそう…
では、そろそろ『シルヴァーストンGPまとめ その1』に行きますか!
今回はスズキ&ホンダでして…
今後、リンス選手の『特殊ライディング』が勝利の鍵になっていくかもしれないとか…
なぜマルケス選手はまた最終コーナーで負けてしまったのか?とか…
今後、ロレンソ選手はホンダ内で上手くやっていけるのか?とか…
まぁ、どうぞ、どうぞ。
頂いたサポートは、新たな健康食品を購入する費用にさせていただきます。これで、また頑張りますね!