2019ブルノGPまとめ ホンダ＆ドゥカティ、ヤマハ他［ 2019年8月8日 発行 Vol. 243 ］

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●ブルノGP、レース遅延まとめ

【2019ブルノGPまとめ ホンダ＆ドゥカティ、ヤマハ他】
●ブルノ決勝戦を左右した5つの鍵
●ホンダ
・マルケス＆ホンダ機、ここまで息が合うのは珍しい
・マルケス、雨のスリック走行の難易度は？
・マルケス強さの秘密はチーフメカニックにも有り
・なぜクラッチローが速かったのか？
●ドゥカティ
・ドヴィツィオーゾ、人間部門トップ
・なぜドヴィツィオーゾは得意トラックで優勝できなかったのか？
・タイヤ選択に失敗したのか？
・ペトルッチ、精神的にボロボロ
・ミラーの契約更改はどうなっているのか？
●スズキ
・リンス＆スズキ、若さゆえ…
・リンス発言にミシュラン怒り
・マルケスvsリンス和解
●ヤマハ
・ロッシのマシン分析は的確
・ロッシ「ヤマハはマジに仕事をしなければ…」
・カダローラ分析
●KTM
・いつも似たような状態…

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは。
先日、久しぶりにお気に入りの海沿いのレストランに行ってきた管理人のラ・キリコです。

冬だとロッシ選手のレストランに行って、濃いめの味のガツンとした肉料理が最高なんですが…
夏になると、海沿いにあるレストランのテラス席で魚料理が食べたくなるんですよねぇ。

で、いつも通り、魚介類のフライ盛り合わせを頼んだところ…
なんだかイカばっかりで、去年より魚の量が減っているような…

それで、珍しく小イワシの酢漬けを頼んでみたら…

すっごく美味しかったんですよ。
新鮮なせいもあるんだろうけど、ルッコラとアーモンドスライスのおかげで生臭みも全くなくって！
ビールにもばっちり合って、1人で1皿食べたいぐらいでした。

あと、一緒に頼んだ『イカと野菜のサラダ』もビールのお供にちょうど良かったです。

おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね。
今回は、どのような経緯でブルノのモトGP決勝戦の開始が遅延されたかについてです。
まぁ、どうぞ、どうぞ。

ブルノGP、レース遅延まとめ

今回のブルノGPでは、モト2決勝戦の直後に降ったにわか雨によりトラック路面が濡れてしまい、その後、乾くには乾いたものの、第1＆最終コーナーのみ濡れていると言う最悪の状態になってしまいました。

もしスリックタイヤを履いて走り出したら、スタート直後に多重クラッシュさえ起きかねない状態だったんです。

で、アウトラップの後、ライダーやチームマネージャー、ローリス・カピロッシ元選手らレースディレクションの皆さんが話し合いを始め…
最終的にスタート遅延が決定され、結局、40分遅れでレース開始となりました。

同決定は選手の皆さんにもメディアにも高く評価され…
この道20年のジョヴァンニ・ザマーニ記者（イタリア衛星放送『SKY』レポーター）なんかは、こう書いておりました。

《路面の90％が乾いていたとは言え、レース開始を遅らせたのは正しかった。
スリックタイヤを履いた23名のライダーが、完全に濡れている状態の第1コーナーに突っ込んで行くなんてあまりにも危険すぎるのだから。》

では、メインライダーのコメントも見てみますか。
こんな感じです。

・ヴァレンティーノ・ロッシ
「（レース開始遅延は）絶対に正しかったですよ。あのコンディションでスタートするなんて、とにかく危険の一言に尽きるでしょうね。
スリックタイヤでスタートしなければならないのに、スタートした途端、濡れたアスファルトに集団で突っ込んで行ってたわけだから。
アウトラップの後、スタート遅延は僕が頼んだんです。こう言う風に変更してくれて良かったですよ。その後のレースもきちんとしたものになったんだし。」

・マルク・マルケス
「正しい判断だったと思います。ライダーの安全が一番ですから。
あの第2コーナーをスリックタイヤで走ったら、本当に危険だったでしょうね。あの辺はけっこう水が溜まっていたから。
特殊な状況だったし、40分待った価値はありましたよ。」

・ジャック・ミラー
「ドルナに感謝してますよ。おかげで全員、スリックタイヤで走れたんですからね。
まぁ、僕としては気分最高って感じではなかったけど。」

では、そろそろ『ブルノGPまとめ』に行きますか！
今回は1本きりなんで、ホンダ＆、ドゥカティ、スズキ、ヤマハ、KTMと揃えてみました。

マルケス選手の強さの秘密は本人以外にもあるとか…
なぜ今回はクラッチロー選手も速かったのか？とか…
なぜドヴィ選手は得意トラックで優勝できなかったのか？とか…
ミシュランがリンス選手に怒ってるとか…
ロッシ選手の分析は正しいとか…

まぁ、どうぞ、どうぞ。