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2019オースティンGPまとめ その2 ドゥカティ&ホンダ、KTM[ 2019年4月25日 発行 Vol. 230 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●オースティンGPこぼれ話

・『46』秘話
・マルケスのPP腕時計
・ドヴィのアメリカ休暇
・ケニー・ロバーツ復活
・ダッリーニャ経費高騰問題「ホンダのシームレス・ギアボックスは…」
・トニ・エリアス、マルケス超え
・クラッチロー、自転車で1週間に1100キロ

【2019オースティンGPまとめ その2 ドゥカティ&ホンダ、KTM】
●オースティン決勝戦を左右した5つの鍵
●ホンダ

・マルケス転倒データ
・なぜマルケスは転倒したのか?
・クラッチロー「ブレーキングが不安定」
・やっぱり問題は電制システム?
・マルケスを倒せるのは誰か?
・ロレンソ「重要なのはヘレス!」
・ロレンソ「僕はウサイン・ボルトじゃない」
●ドゥカティ
・ドヴィ、試合に負けて勝負に勝つ
・ドヴィ、連投ミスまとめ
・ドゥカティ、ドヴィ作戦ミスを責める
・ペトルッチ、3戦連続6位とは?
●KTM
・なぜKTM機はオースティンで速かったのか?
・KTM機の出来具合は?

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは。
暖かくなってきたんで、どっかへ行って、お茶する度に『アッフォガート・アル・カフェ』を頼んでる管理人のラ・キリコです。

まぁ、イタリアなんで、基本的にジェラートとコーヒーさえ置いてる所なら、メニューになくてもすぐに作ってくれるんですが…
なかなか「美味い!」って言うのに遭遇しないんですよねぇ。

それどころか、たまに「不味い!」って言うのもあったりして…

例えば、こちら…
この間、ローマのテルミニ駅の近くのカフェで食べたやつ…

もうね、注文した時から店員さんが「あれ?ジェラートあったかなぁ…」なんて、不安なことをつぶやいてたんですが…
上に乗ってるクッキーは水分を吸収しやすいタイプのもので、アッと言う間にぐちゃぐちゃになってしまったし…
ジェラートも古いもののようで、ガリガリと氷のかけらが混ざっていたし…

まぁ、手作りジェラートの専門店だと、それなりに美味しいんですが…
これなんかは、ジェラートより生クリームの方が多い感じで、ちょっと満足しきれなかったかなぁ…

おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。
今回は、オースティンGPこぼれ話です。

マルケス選手はPPの腕時計をどうしてるのか?とか…
ドヴィ選手がアメリカ休暇を満喫していたとか…
ダッリーニャさんが「ホンダのシームレス・ギアボックスのことには誰も触れない」って言ってたとか…

まぁ、どうぞ、どうぞ。

オースティンGPこぼれ話

・『46』秘話

ヴァレンティーノ・ロッシの父グラツィアーノ氏が、最近、伊TVでゼッケン『46』について次のように話していた。
「私はずっと『46』を使ってたわけじゃないんですよ。ヴァレが『46』にしたのは、私が使っていたからだって世間では思われてるようだが…
実はヴァレが子供の頃、夜中、日本のレース放送をを観ていたら、最後尾からスタートした日本人ライダーが優勝したことがあって…
そのライダーのゼッケンが『46』でねぇ。それで自分も使うことにしたみたいですよ。
一方、私が『46』を使っていたのは本当にたまたまでねぇ。」

(※おそらく伊藤真一元選手を指しているのだと思います。ただ、最高峰の500ccクラスでは2位2回、3位4回で優勝はしてません。上記写真は鈴鹿で500ccにワイルドカードデビューした時のものです。)

・マルケスのPP腕時計

マルク・マルケスがオースティンGPで、世界選手権キャリア82回目のPPを獲得し(今季2回目)、次のように話した。

「(記念品の腕時計は)プレゼントにしてます。その年の一番最初のだけ自分で取っておくことにして、2回目のは父に渡してます。
だから、父も今回のは自分のところに来るって分かってるはずですよ。
誰にプレゼントするか、けっこう大変だけど…こう言う問題は大歓迎ですよね。」

・ドヴィのアメリカ休暇

https://picgra.com/media/2016935816001192149

アルゼンチンGPとオースティンGPの間、アンドレア・ドヴィツィオーゾは数年前からの恒例通り、カリフォルニアで休暇を過ごしていた。
ドヴィと言えば、大のモトクロス好きであり、カリフォルニア滞在中はそのトレーニングに励みつつ、アメリカ・スーパークロスのレース観戦も満喫した。

『Alpinestars』のサポートのおかげで、物凄いトラックで走ることができるんですよ。ヨーロッパにあるようなのとはぜんぜん違うんだから。
あと、今回はナッシュビルにも行ってきました。ほら、スーパークロスのレースが初めて開催された所ですよ。
物凄い経験でしたね。ライダーとゆっくり話せるってのは実に良いもんですよ。本当に別世界って感じで、アプローチも別物なんですよ。
いやぁ~すごっく気に入りました。」

・ケニー・ロバーツ復活

今回のオースティンGPに向けて『Alpinestars』が、伝説のライダーことケニー・ロバーツ(67才、500ccクラス3回タイトル獲得)のブーツ・スペシャルエディションを披露した。
ロバーツ元選手は2年ほど前に心臓発作を起こしたものの、現在はオートバイに乗れるまでに回復し、1週間ほど日本へも行ってきたとのこと。
なお、現在のモトGPについては次のように話した。
「かつてないほど素晴らしいね。実に魅力的なショーだし、世界一なんじゃないかい。
マシンとライダーのレベルがとんでもないし、マルケスなんか更に上を行ってるって感じだろう。
とは言っても、マルケスだって楽勝と言うわけじゃないんだからねぇ。」

・ダッリーニャ経費高騰問題「ホンダのシームレス・ギアボックスは…」

カタールで4メーカーから訴えられたドゥカティ・スポイラーについて、オースティンでも話題になってはいたが、かなり落ち着いたトーンにはなっていた。
ちなみに、ジジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・ゼネラルディレクター)が内輪の席でこんなことを言っていた。

「うちのエアロダイナミクス投資に比べたら、ホンダがシームレス・ギアボックス開発に費やした金額なんてかなりのものなんですがねぇ。
ただ、誰もそのことには触れないんですよ。
まぁ、かくあるべきなんですけどね。レースって言うのはテクノロジー開発に役立つものなんだし、シームレス・ギアボックスなんてのはその最たる例じゃないですか。」

・トニ・エリアス、マルケス超え

トニ・エリアスが相変わらず『MotoAmerica(米スーパーバイク選手権)』で快進撃を続けている。
現在、エリアス選手はアメリカに居住しており、そこで結婚し、子供も1人もうけた。
数年前からオースティンGPの際は『MotoAmerica(米スーパーバイク選手権)』のレースも行われており、4月13日(土)はエリアス選手がみごと優勝し、同サーキットでの6連勝を決めた。
そして、マルケス同様、エリアス選手もまた7連勝を果たすことができなかった。14日(日)のレース2で電制システムのトラブルにより失速し、2位になってしまったのだ。
しかし、エリアスは依然、総合首位を維持している。

・クラッチロー、自転車で1週間に1100キロ

カル・クラッチローの自転車好きは有名で、プロ自転車選手のマーク・カヴェンディッシュと頻繁にトレーニングをしている。
アルゼンチンGPからオースティンGPまでの間…つまり、約1週間ほどでクラッチロー選手は自転車で1100キロを走行したのだ。
1日約160キロ走ったことになる…。

では、そろそろ本編に行きますか!
『オースティンンGPまとめ その2』ってことで…ホンダ&ドゥカティ、KTMについてまとめてみました!

なぜマルケス選手は転倒したのか?とか…
ドゥカティがドヴィ選手を批判していたとか…
なぜKTM機が速かったのか?とか…

まぁ、どうぞ、どうぞ。

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