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2020ヨーロッパGPまとめ:風聞〜イタたわGP Vol. 292

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●イアンノーネ4年失格、オウンゴールだったかも…(全文無料)

【2020ヨーロッパGPまとめ】
●ヨーロッパGP決勝戦を左右した6つの鍵

●スズキ
・ミール「プレッシャーは大した問題じゃない」
・スズキ機は理想的なマシン!

●KTM
・独自フレーム&サスペンションが、今や強みになっている!

●ヤマハ
・エンジン問題、単純ミス or 故意?
・タイヤ内圧問題、再燃
・コロナ隔離でスタッフ減少が大きな痛手に…
・ロッシ「ヤマハはスズキを見習うべき」

●ドヴィツィオーゾ、去就について
・ロッシ「ドヴィも1年浪人すればモトGPが恋しくなる…」
・ホンダorアプリリア加入の可能性は?

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

も、もう、バレンシアGPの金曜FPセッションが終わってしまい…
やばい…マジ、やばい……(涙目)

とにかく、どうぞ、どうぞ!


イアンノーネ4年失格、オウンゴールだったかも…

アンドレア・イアンノーネ選手のドーピング問題…
遂に最終判決が出され、結局、4年間の失格処分となってしまいました…(涙)

ざっくりと経緯を説明すると…
まず、イアンノーネ選手はドーピング結果が陽性だったため18ヶ月の失格処分を受け(2021年6月まで)…
本人としては自分に罪はないと感じたから控訴したところ…
今度は『WADA(世界ドーピング防止機構)』の方から、4年間の失格処分に延長する旨の控訴がなされ…
その結果、『WADA』が勝訴したと言うわけです。

で、当初はマレーシアで食べた肉による食品汚染のせいで、ドーピング検査で陽性反応が出てしまったと言うことが認められていたわけだから…
最終的に4年失格処分と言うのは、どう考えても長すぎるだろうとは言われてるんですが…

ただ、イタリアの識者からは、
「イアンノーネ側のオウンゴールとも言える」と言う意見がけっこう出ております。

つまり、イアンノーネ選手が控訴しなければ、『WADA』だって控訴をしなかっただろうと見られてるんですよ。

んで、モトGPはドーピング問題が少ないわけだから、前例になるような判決も過去になく…
そのせいもあってか、イアンノーネ側も控訴する際、それほど慎重に、深く考慮してなかったんじゃないか…と。

なにしろ、『WADA』と言うのは20数年前から存在している非常に厳正な独立組織であり、ドーピング問題に関しては、いかなるものであれ実に厳しい対応をしてきているのだから…と。

だから、いくらなんでも4年失格は長すぎだけど、相手が悪かったって言う空気になっております。

では、本編に行きますね!

今回は、やはりヤマハのエンジン問題は外せず…
その他にもタイヤ内圧トラブルや、コロナ感染でスタッフ減少などの問題にも触れておきました。
もちろん、スズキ&KTM絶好調についてもありますよ!
まぁ、どうぞ、どうぞ。

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