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2018アルゼンチンGPまとめその1 マルケス連続ペナルティ事件まとめ[ 2018年4月14日 発行 Vol. 182 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●マークVDS、ヤマハ・ホンダ・スズキで悩む
・スズキが持てる限りの力すべてを駆使して頑張る
・決定的な要素はマシンのタイプではなく…
・3メーカーのオファーの中身は?

【2018アルゼンチンGPまとめその1 マルケス連続ペナルティ事件まとめ】
●アルゼンチン決勝戦すったもんだ概要
・レースディレクション措置その1(正しかった)
・レースディレクション措置その2(賛否両論あり)
・レースディレクション措置その3(批判多し)
・パネルスチュワード措置(批判あり)

●ロッシ、レース後コメント全文

●不手際オンパレード、ロッシ心の友ウッチョも…
・ウッチョがヤマハに叱られた?
・実は派閥の覇権争い

●マルケス謝罪道中は罵声の嵐

●ロッシがストーナーに謝罪した時と同じ?

●マルケス、レース後コメント全文

●マルケスは接触を避けることもできたのか?

●マルケスの心理状態は?

●なぜマルケスはさらに処分を受けるべきなのか?

【イタたわGPまくら話】

皆さん、こんにちは。
先日、コープの20ユーロのお買い物で1枚貰えるスクラッチくじで、『モデナ産高級バルサミコクリーム』が当たってしまった管理人のラ・キリコです。

バルサミコって言ったら、通常は液体で、私もたまにサラダに使ってるんですが…クリーム状のものもあるんですねぇ。
一応、瓶に書いてる使用方法によると、生・温野菜や肉、チーズ、デザート、ジェラートなんかにかけて食べると良いそうで…

とりあえず、早速、バニラ味のジェラートにかけてみました!
で、感想は…
う~ん…不味くはないけど、なくてもいいかなぁ。
あっ、ステーキとか肉料理にかけたら美味しいかも…

おっと、モトGPこぼれ話にいかなきゃね、はいはい。

マークVDS、ヤマハ・ホンダ・スズキで悩む

・スズキが持てる限りの力すべてを駆使して頑張る

まるで3人から同時にプロポーズされて、誰と結婚しようか迷ってるみたい…なんて言われているマークVDS。
いまやパドックは、この話題で持ちきりらしいですよ。
はい、ヤマハ・ホンダ・スズキのどこのプライベートチームになるんだろうって話です。

マークVDSはモトGPに参戦するようになってからずっとホンダのプライベートチームだったんですが、でも、待遇に不満があり…
しかし、そんな状況もホンダHRCのチームマネージャーがリヴィオ・スッポさんからアルベルト・プーチさんに代わったことで変わってきたらしいんですね。
一方、いまや、スズキが持てる限りの力すべてを駆使して、マークVDSを獲得しようと頑張ってるとも言われております。

とりあえず、マークVDSは今回のアルゼンチンGPで上記の3メーカーと話をしたそうで…
チームマネージャーのミハエル・バルトレミー氏がこんな風に言ってました。

「まだ決めてません。ここ何年間かはホンダが提供してくれているコンディションで作業をするのに慣れてるんですが…
今は3メーカーが提案しているオプションを判断していかないとなりません。
この3つの中からどれを選ぶか…私の27年のキャリアにおいて最大の難問ですよ。」

・決定的な要素はマシンのタイプではなく…

バルトレミー氏によれば、技術的なオファーは3メーカー共、だいたい同じなんですって。
まず基本は、ドルナからの規則に則っとり最大リース料220万ユーロ(約2億9150万円)のプライベート機が提供され…
追加料金を払えば、ファクトリー選手のと近いマテリアルが提供されるんだとか。

で、バルトレミー氏の考えは、こう。

「最終的に決めるにあたり、決定的な要素はその点じゃないんですよね。
どう言うタイプのマシンにするかは、ライダー達にかかってますから。
例えば、モルビデッリみたいなエキスパートなら、できるだけベストなマシンを用意しようと思うし…
セカンドライダーがアレックス・マルケスやジョアン・ミールのような選手なら、そこそこのプライベート機ってことになるでしょう。」

ちなみに、バルトレミー氏がモルビデッリ選手(※同チームとは2年契約)に「どこのマシンに乗りたい?」って訊いたところ、
「どれでも一緒」って答えが返ってきたんだとか。

んで、バルトレミー氏の技術面で希望している決定的な要素は、これなんだそうです。

「技術的な問題で、うちが重視するのはサーキットでどれぐらいサポートしてもらえるのかって点なんですよ。
特に電制システムに関してね。
うちのエンジニアらもそれなりに詳しいが、ただ、レースウィークエンドや各テストだけでは複雑なシステムをコントロールするほどの経験が積めないんですよ。
でも、各メーカーにはお抱えのエンジニアがいて、昼夜、それ専門に作業しているでしょ。
例えば、2016年のヴァレンシアテストではホンダのエンジニアが、その時、マルク・マルケスが使っていたマッピングをコピーして、ミラーのマシンにインストールしてくれたんです。
そうしたら、マシンのパフォーマンスががらりと変わったんですよ!」

・3メーカーのオファーの中身は?

はい、では、バルトレミー氏が「だいたい同じ」と言っている3メーカーのオファーをそれぞれ見てみますか。
まず、ホンダはマークVDSに若手ライダー育成用のジュニアチームになって欲しいようでして…
これは長年、プーチ新チームマネージャーとバルトレミー氏が意気投合していたことなんだそうです。

一方、スズキはマシン開発の初期段階から助けになってくれるようなプライベートチームを希望しており、ライダーにはそれなりのレベルの人材を希望しつつ、マシンはファクトリー機にかなり近いものを提供できる…と。
ちなみにカタールでスズキは、マークVDSのエンジニア陣をボックスに招いてマシンを披露し、技術的な問題について話し合ったりもしてたそうです。

あと、ヤマハは、ずっとテック3に提供していたのと同じ感じだろうと言われてます。

で、長年、ホンダからちょっと冷たい対応をされ、それが心の傷になっていると言われているバルトレミー氏の要望には、こんなのもあるんです。

「うちとしては、3年契約で、なおかつ、もう2年のオプション付きを希望してます。
なんのプロジェクトも進められずに立場が揺らいでしまうようではねぇ…
将来的に筋の通った見通しで作業していけるようなプロジェクトに関わりたいんですよ。」

んで、そうなると、やっぱ、家庭的な雰囲気のチームってことで有名なスズキが良いんじゃないのか…なんて声もあがっております。
まぁ、ヘレスGPまでに決めるそうなんで…
楽しみですね!

おっと、すっかり長くなっちまった。
では、そろそろ本文に行きますか!
今回は、アルゼンチンGPまとめ『その1』ってことで…
例のマルケス連続ペナルティからロッシ激おこの裏側まで、ねっとりまとめてみました。
んでは、どうぞ。

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