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2023 アルゼンチンGPまとめ:風聞〜イタたわGP Vol. 361

【イタたわGPまくら話】
●アルゼンチンGP概要

・新モトGPの進行形式、その後の様子
・なぜ選手のパフォーマンスのアップダウンが目立ったのか?

●KTM
・KTM機には好スタートを切れる秘密があるのか?
・KTM機は以前よりも上位争いができそう

●ドゥカティ
・ベッツェッキは急に覚醒したのか?
・ベッツェッキ不思議体験「何かが僕を支えてくれた…」
・バニャイアのライバルはベッツェッキか?バスティアニーニか?
・ドゥカティは今回も合格点
・なぜバニャイアは苦戦していたのか?
・結局、グレジーニチームが優秀なのか?

●ヤマハ
・モルビデッリ、謎の復調
・クアルタラロー、苦手なウェットに助けられる

●ホンダ
・マルケス処罰について、ホンダの異議申し立ては妥当
・カレックス製フレームについては?

●アプリリア
・リザルト悪化の原因は選手か?それとも、マシンか?

皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

3月19日(日)に、我が家で発生した水漏れ騒動の続報なんですが…

結局、どこから水が漏れているのか、正確に突き止めることができず…
4月3日(月)に、浴室の床や壁のタイルを片っ端からドリルで砕き、湿っている箇所を探すと言う荒業に出ておりました。
砕き始める前に、一応、どの辺りに排水管が通っているかは確認してたんで、盲滅法と言うわけではないんですが…
結局、床一面ほぼすべて砕いたんで…かなり原始的な方法だったようです。
で、下の写真の状態で1週間ほど様子を見た結果…


4月11日に、「(我が家の)上の部屋から水が漏れている」と言う結論に至り…
今後、上の部屋の持ち主と我が家の大家が、『水漏れの修理』と『(我が家の)浴室の修復』についての交渉を始めるんだそうです(遠い目)
そして、上の部屋の水漏れが修理されない限り、我が家の浴室の修復作業は始められない…とのことでした(うっすら涙)

あっ、はい、はい…モトGP情報でしたね。
では、今シーズン初の『レースの流れを左右した鍵』、行ってみますか。
いつも通り、ジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリア衛星放送『SKY』レポーター)が書いております!
まぁ、どうぞ、どうぞ。

アルゼンチンGP決勝戦を左右した5つの鍵


1)ベッツェッキの第1ラップ
スタート直後から首位に立ち、マシンを完璧の乗りこなしていた。
第1ラップの終盤では後続していたアレックス・マルケスを0.74秒も引き離し、無敵状態となっていた。

2)ウェットコンディション
ドライならば、アプリリアのヴィニャーレス&兄エスパルガロが確実にメインライダーとなっていたはずだ。

3)ザルコの序盤7周回
第7ラップの終盤、ヨハン・ザルコが8位(+8”7)になってしまった。
序盤でこれほどタイムロスしてなければ、優勝争いもできていただろう。

4)バニャイア転倒
第17ラップでフランチェスコ・バニャイアが転倒した。
転倒直前は首位ベッツェッキとは5.5秒差で、後続していた弟マルケスを0.525秒引き離していた。

5)第1ラップ、ナカガミvsクアルタラロー接触
この接触がなかったとしても、表彰台の顔ぶれはそれほど変わらなかっただろう。
しかし、クアルタラローのレース運びに大きな影響が出てしまった。

お次は、『決勝戦の各周回における重要ポイント』であります。

第1ラップ
ナカガミvsクアルタラロー接触、ビンダーvsヴィニャーレス接触

第4~6ラップ
ベッツェッキが3周連続でファーステストラップを記録し、無敵状態となる。

第11ラップ
マルティンvsミラーがオーバーテイク合戦を5回繰り広げる。

第13ラップ
ザルコがリンスを抜いて5位になる。

第14ラップ
マルティンがリンスを抜いて6位になる。

第15ラップ
バニャイアvs弟マルケスがオーバーテイク合戦を3回繰り広げ、バニャイアが2位となる。

第17ラップ
バニャイア転倒。

第18ラップ
ザルコが弟マルケス&モルビデッリより1.4秒速く走る。

第20ラップ
クアルタラローがリンスを抜いて7位になる。

第22ラップ
マリーニがリンスを抜いて8位になる。

第23ラップ
ザルコが膨らんだモルビデッリを抜いて3位になる。

第25ラップ
ザルコが弟マルケスを抜いて2位になる。

では、アルゼンチンGPまとめ、行ってみますか!
やはり、今回はちょっとベッツェッキ特集って感じですかねぇ。
でも、バニャイア選手やマリーニ選手の不調についてとか…
なぜアプリリア組が急に調子を落としたのか?とか…
全体的にもサクッとまとめております。
とにかく、どうぞ!

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