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2018ヴァレンシアGPまとめ その1 ホンダ&ジベルナウ、弟エスパルガロ[ 2018年11月25日 発行 Vol. 212 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●ヴァレンシアGPこぼれ話
・2018/2017年 獲得ポイント比較
・ライダー自己採点
・モトGPに最低重量制限は必要なし
・スズキ&アプリリア、プライベートチームは作らないの?
・ミケーレ・ピッロ、スズキ以外の全メーカーからオファー
・マリーニ解説、モト2エンジン変更について
・ジョアン・ミール、茂木モトGP試乗

【2018バレンシアGPまとめ ホンダ&ジベルナウ、弟エスパルガロ】
●ヴァレンシア決勝戦を左右した4つの鍵

●ダニ・ペドロサ
・2回レースは贈り物のようだった
・暖かい言葉を頻繁にかけてもらいたかった
・18年のキャリアには可能な限り高い点をつける
・ファンを見捨てることが辛い
・ロレンソと国王に握手させられたのは…良かった
・テストライダー以外のオファーも

●セテ・ジベルナウ
・妻の許可を得てレース復帰
・まさに『46』才で復帰するのは「うへっ」って感じ?
・ジベルナウ参戦はモトEにおける最初の勝利
・朝4時、娘にミルクを飲ませるのに起きたらオファーが…

●マルク・マルケス
・転倒しなければマルク・マルケスにあらず
・天候不順で混乱…
・肩負傷にもかかわらず、テストはマルケス頼み…
・ゼッケン変えて勝てるなら僕も変える
・マルケスBMWコレクション

●ポル・エスパルガロ
・いつかゴールできる
・マルケスのタイヤ変更に不安になる
・今年のKTMはケガに泣いた


イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは。
家庭内時差ボケがなかなか治らない管理人のラ・キリコです。

アジア/オセアニア戦は、毎年、夜8時ぐらいに寝て、深夜2時ぐらいに起きてTV中継を観るようにしてたんですが…
今年はちょっと変えて、思い切って昼夜大逆転させて1ヶ月生活してみたんです。

だいたい昼の1時ぐらいに寝て、夜9時ぐらいに起き出しておりました。
おかげで、いつもに比べて楽に作業できていたんです。

で、ヴァレンシア最終戦が終わった現在、朝6時に寝て、午後2時過ぎぐらいに起きるところまで回復したんですが…
また、こうしてnote/メルマガを書いていると、どんどん寝る時間が遅くなってしまうんですよねぇ。

思い切って、旅行にでも行ったら治るかなぁ…

おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。
今回は、ヴァレンシアGPこぼれ話です。
各モトGP選手のシーズン自己採点とか、ピッロテストライダーにスズキ以外の全メーカーからオファーがあったとか…

まぁ、どうぞどうぞ。

ヴァレンシアGPこぼれ話

・2018/2017年 獲得ポイント比較

各選手の去年と今年の獲得ポイントを比較してみた。
左側が2018年で、右が2017年のポイント数。なお、2018年はブリーラムGPが加わり、シルヴァーストンGPが中止だったため、レース数は両年とも18回。

マルケス:321ポイント/298ポイント(+23)
ドヴィツィオーゾ:245ポイント/261ポイント (-16)
ロッシ:198ポイント/208ポイント (-10)
ヴィニャーレス:193ポイント/230ポイント (-37)
リンス:169ポイント/59ポイント (+110)
ザルコ:158ポイント/174ポイント (-16)
クラッチロー:148ポイント/112ポイント (+36)
ペトルッチ:144ポイント/124ポイント (+20)
ロレンソ:134ポイント/137ポイント (-4)
イアンノーネ:133ポイント/70ポイント (+63)
ペドロサ:117ポイント/210ポイント (-93)
ミラー:91ポイント/82ポイント (+9)
弟エスパルガロ:51ポイント/55ポイント (- 4)
兄エスパルガロ: 44ポイント/62ポイント (-18)

・ライダー自己採点

11月22日(木)、ヴァレンシアGP会見で各選手に今シーズンについての自己採点をしてもらったところ…

マルケス9.5点「ほぼ完璧なシーズンでした。」
ロッシ7点「けっこう良い操縦ができていたと思うが、重要なのはリザルトだから。」
ザルコ7~8点「ちょっと浮き沈みがあったが、ブリーラムで戦闘力を取り戻せたのが重要でした。」
ロレンソ7点「シーズン前半の平均点が5点、後半は9点なので。」

・モトGPに最低重量制限は必要なし

モトGPクラスでもモト3のように『ラーダー+マシンの最低重量』を決めようと言う提案が定期的に出されるが、選手らが賛同しない。
体格や体重の大小に関わらず、それぞれ長所・短所があると、ほぼ全トップ選手が主張しているからだ。

・スズキとアプリリア、プライベートチームは作らないの?

2019年シーズン、プライベートチームを持たないメーカーはスズキとアプリリアだけである。
スズキのダヴィデ・ブリヴィオ氏(チームマネージャー)によれば、持ちたいとは思っているが、現在は資金的に難しく、将来的にも2020年まで各選手の契約が決まっているから容易にはいかないが、今後、計画していかなくてはならないとのこと。
アプリリアのロマーノ・アルベジアーノ氏(レース部門代表、上写真)は、「うちの優先順位は別にあります」とし、計画もしていないとのこと。

・ミケーレ・ピッロ、スズキ以外の全メーカーからオファー

ドゥカティのテストライダーであり、シーズン数回しかレースに参戦しないミケーレ・ピッロが、今回のヴァレンシア決勝戦で4位を獲得した。
ピッロテストライダーの評価は高く、スズキ以外の全メーカーが大なり小なりのオファーを出している。
しかし、ドゥカティがピッロをしっかりとキープしているのだ。ストーナーよりも必要不可欠な存在と言うわけか…。

・マリーニ解説、モト2エンジン変更について

モト2クラスは2019年よりワンメイクエンジンが替わる。
現在のホンダの4気筒からトライアンフの3気筒に替わるのだ。
ルーカ・マリーニ(モト2、VR46、ロッシ異父弟)が同件について次のように話した。

「マシンは難しくなるでしょうね。ただ、ポテンシャルは上がるし、あと、電制システムで今よりコントロールできるようになるから。
まぁ、モトGPの電制システムほど介入してはくれないんですけどね。とにかく、ライディングスタイルはかなり変わるでしょうね。
今より『ストップ&ゴー』タイプになるだろうし、バンク角を浅くして、マシンも素早く起こしていかなければならないでしょう。
モトGP寄りのスタイルになるだろうけど、100%僕向きって感じではないです。速攻で変えて、慣れていかないと。」

・ジョアン・ミール、茂木モトGP試乗

ジョアン・ミール(スズキファクトリー)が11月20~21日のヴァレンシアテストでモトGPデビューをしたわけだが…
ダヴィデ・ブリヴィオ(チームマネージャー)によれば、セパンGPの後、スズキのテストチームが日本でテストを行った際、既にミールをモトGP機に試乗させていたとのこと。
ハンドルやペダルについて検証しながら数周走ったミールについて、ブリヴィオマネージャーは、「印象は良かったですね」と言っていた。

はい、では、そろそろ、『ヴァレンシアGPまとめ』行きますか!
今回はいつも通り、2本いきますよぉ~!
まずは、今シーズンで引退のペドロサ選手についてから。
んでは、どうぞ。

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