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2018ムジェッロGPまとめその1 ドゥカティ&ホンダ[ 2018年6月11日 発行 Vol. 190 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●マルケス転倒、たった1度の違いが…
●ピッロ転倒、ブレーキ故障

【2018ムジェッロGPまとめその1 ドゥカティ&ホンダ】
●ムジェッロ決勝戦を左右した4つの鍵

●ホルヘ・ロレンソ
・ロレンソが正しかったと言うことを証明した
・タイヤ選択が功を奏した
・燃料タンクで安心が得られた?
・コミュニケーション不足だったかも…
・ホルヘ・ロレンソは嘘つかない

●アンドレア・ドヴィツィオーゾ
・「消化できない」が決まり文句
・金曜日の問題続出が尾を引き…
・ロレンソの協力はないだろう

●マルク・マルケス
・マルケスらしくないミス
・今シーズン最も意外な転倒
・マルケス転倒はブーイングのせい?
・選手の転倒が嬉しいなら心の中で喜べば良い
・タイトル争いの鍵を握っているのはマルケス
・ドゥカティがマルケス処分を請求

●ダニ・ペドロサ
・僕のミス、僕の責任

【イタたわGPまくら話】

皆さん、こんにちは。
実は、先日、日本に緊急帰国していた管理人のラ・キリコです。

まぁ、ちょっと家族の方に色々とありまして…
バタバタとイタリアに戻って来た途端、隣家の改装工事がまた始まり、1日中ドリル三昧となっておりますが…
頑張るもん!

おっと、恒例の『モトGPこぼれ話』でしたね、はいはい。
今回のムジェッロの、マルケスよもやの転倒&ピッロ戦慄の転倒について少々。
では、どうぞ。

マルケス転倒、たった1度の違いが…

さて、今回のムジェッロ決勝戦ではかなり頑張ったものの、いつもの『奇跡の持ち直し』とはならず、転倒してしまったマルク・マルケス選手。
ちなみに、これまでの記録によれば、マルケス選手の持ち直し記録はマシンが68度まで倒れた時が最高なんです(2014年ブルノテスト)。

で、今回は69度だったんですねぇ。

そうか…たった1度の違いなのかぁ…

ピッロ転倒、ブレーキ故障

6月1日(金)ムジェッロ戦FP2セッション中、時速350キロで転倒し、路面に叩きつけられてしまったミケーレ・ピッロ選手。

(ブログ関連記事:ピッロ時速350㎞で転倒、深刻なケガなし2018ムジェッロGP

結局、原因はブレーキの故障でした。

ピッロ選手の説明はこんな感じ。

「みんな、聞いてよ。『サンドナート』コーナーにブレーキなしで突っ込んで行くって言うのは、誰にもお勧めしない経験だから。
ババを引いてしまいましたねぇ…もう2度とゴメンだから。
ブレーキが効かなかったんで、とにかくしがみついてましたよ。あのスピードで砂利に突っ込んで行くのかと思うと怖くって…
それでリアブレーキをかけ、それから、フロントのブレーキキャリパーに20バールかけてやったらロックしてしまったんです。
その瞬間、スーパーマンみたいに吹っ飛んでいって…それ以降のことは何も覚えてません。目が覚めたら病院だったってわけ。
カタールでロレンソの問題が起きてから、何故かこの手の問題が増えてるんですよ。
転倒の時にどのマテリアルに関して起きたのかは分からないけど、でも覚えているのはブレーキが効かなくて、(転倒の)少し前に止まらなければならなかったという事です。

(ブログ関連記事:ロレンソのブレーキ問題、ドゥカティ技術トラブルと結論

ちなみに、ピッロ選手は事故後もレース参戦を希望してたんですが許可が降りず…
こう振り返っておりました。
「なぜ出られないのか誰も説明してくれないんですよ。そうしたら、ザザ医師(モバイルクリニック代表)が鏡を見せてくれて…
目の辺りが紫色に腫れ上がっていてね。それで、『出ない方が良いな』って納得しました。」

ちなみにピッロ選手は深刻なケガや合併症もなく、頭部外傷と右肩の脱臼で済みました。

おっと、そろそろ本文に行きますか!
今回はムジェッロGPまとめ『その1』ってことで、ドゥカティ&ホンダです。
ロレンソ選手の初優勝と、マルケス選手のブーイング問題をねっとりまとめてみました。
んでは、どうぞ、どうぞ。

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