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2021スティリアGPまとめ:風聞〜イタたわGP Vol. 319

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】

●ペドロサ『若手ライダー相手に走り、ロッシの凄さを痛感した』(全文無料)

●スティリアGP決勝戦を左右した6つの鍵

●ドゥカティ
・マルティン「12才の時、お金がなくてレースを続けられないかもって…」
・マルティン優勝で、ついに世代交代を実感…
・ドゥカティ機でもスムーズなライディングはできる!
・バニャイア「最後はいつも、優勝が遠ざかっていく…」
・現状からすると、ワンメイクタイヤを辞めるべき…

●スズキ
・クアルタラローのライバルはミールだろう!
・ブリヴィオよりリア・ホールショットデバイスの方が助けになった

●KTM
・ペドロサ転倒、3戦連続レッドフラッグ
・オリヴェイラのタイヤ問題は…
・ラウル・フェルナンデスはモトGP昇格を喜んでいない!?

●ホンダ
・マルク・マルケスは処罰されるべきか?
・マルク・マルケスはドルナに、えこひいきされているのか?

皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

まず、『note』をご購読いただいている読者様に、お詫びとお知らせがあります。

誠に勝手ながら、8月は1本を160円にさせていただきます…本当にすみません。

8月のレース日程からいくと、いつも通りに3本発刊することは私には無理だと…2本しか書くことができないと判断しました。
ただ、『まぐまぐ』の方を1ヶ月300円に設定してしまっているため、
いつも通りに『note』を1本120円にしてしまうと、まとめ買いとなっている『まぐまぐ』の方が単価が高くなってしまうんです。

1ヶ月3本書ける時は、いつも通り、120円で販売しますので…
本当にすみません。


ペドロサ『若手ライダー相手に走り、ロッシの凄さを痛感した』

さて、スティリアGPには2年半ぶりに、あのダニ・ペドロサ元選手がワイルドカード参戦してましたが…
レース後、こんな風に話しておりました。

【ロッシ選手が『ペドロサは素晴らしかった』と言っていたが、貴方から見て、ロッシ選手はどうだった?】
「(ロッシの)走りのスタイルに関しては、時間をかければ改善できる点がいくつかあるでしょうね。ただ、基本的に、これまでのキャリアで身体にしっかり染み付いてしまってることだから。
FP4でヴァレンティーノの後ろに付いて走った時は、面白かったですよ。その後、彼が僕の後ろに付いて走ったりして…なんだか、ちょっと昔に戻ったみたいでね。
僕は彼より年下で…今、35才だから、彼の方が何才か上ですよね。でも、もっと若い選手ら相手に走ることが、どれだけ大変かは良く分かりますよ。
レースに出てると、加齢と共に色々と変わってくるものだって言うけど、そんな風には感じないものなんですよ。でも、実際に自分で体験してみると、どう言うことなのかを実感するわけでね。そう言うことからすると、ヴァレンティーノはここ何年間も、物凄いことをやってきたんだなぁ~って、しみじみしてしまうんですよ…たとえ、以前のようなリザルトが出せなくなっていてもね。
あの努力は物凄いですよ。年を取っても速さを維持していくと言うのは、本当に難しいことだから。

【今シーズン、またワイルドカード参戦をする気持ちはある?】
「また参戦したとしても、今回よりも大きく進歩するようなことはないと思うんですよ。マシンを改善する時間なんてないだろうから、参戦しても無駄ですよね。1回で充分だと思ってます。
今週末はずっと面白かったし…まぁ、FP3でもっと上位に入って予選2へ進出できていたら、全体的にはもっと違っていたし、もっと良かったでしょうけどね。でも、不満はないですよ。これでOKです。」

そして、オーストリアGPが始まってから…
ロッシ選手が、上のペドロサ元選手のコメントを聞かされ、こんな風に話しております。

【ペドロサテストライダーが『今回、若手ライダー相手に走ってみて、現在、ロッシがやってることがいかに凄いかを再認識した』と言っていたが…】
「モトGPのレベルはかなり上がっていて、ここ2年で状況はガラリと変わってしまいましたからね。
若いと何でもスイスイ出来るものだし、新しく入ってくる選手はみな最強でかなりアグレッシブだし、レースは最初から最後までプッシュしまくりだし…。
でも、この間のレースのダニだって、実力を見せつけてたじゃないですか。」

【先週、引退宣言したわけだが…ペドロサやクラッチローのようにテストライダーになるとかワイルドカード参戦しようと言う気持ちはある?】
「その辺については、これまでのキャリアで学んできたことなんですが…つまり、もしかしたらってことはあるわけでね。ただ、今のところは考えてないです。
ダニやクラッチローと比べ、僕の場合はけっこう年が行ってるわけだから(笑)。ただ、だから無理だってことはないわけでしょ。
絶対にモトGP機が恋しくなるんだから。でも、今のところ、そう言う予定は皆無です。あと、テストライダーとワイルドカード参戦は、また別物ですからねぇ。ただ、もしそう言う機会が巡ってきたら、得意なトラックで出てみたい気持ちはあるでしょうね…例えば、ムジェッロやミザノ、アッセン、バルセロナ辺りでね。


おっと、では、本編の方を始めますか。

スティリアGPについてです!
とにかく、どうぞ、どうぞ。

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