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2020スティリアGPまとめ:風聞〜イタたわGP Vol. 285

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●ドヴィツィオーゾ、欠陥タイヤに当たってしまったのか?(全文無料)

【2020スティリアGPまとめ】
●スティリアGP決勝戦を左右した4つの鍵

●ヴィニャーレス飛び降り事故まとめ
・ヴィニャーレスのマシンから何が外れたのか?
・ヴィニャーレスはブレンボ勧告を無視していた
・ヴィニャーレスはもっと早く停止すべきだったのか?

●ヤマハ、問題続出ながら結果は良好
・クアルタラローのブレーキ不調は、ホールショットデバイスが原因?
・ヤマハのエンジン問題は解決したのか?

●グリーンゾーン問題まとめ
・ポル・エスパルガロは処罰されるべきか?
・グリーンゾーンの真の問題点
・怒りのスズキ、遂にチームマネージャーが抗議するも…

●KTMはいまや優勝候補
・オリヴェイラ「ジャックとポルが一戦交えるのを待っていた」
・KTMはドゥカティとは反対にタイヤを使いこなせるようになった

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは。
イタリアから管理人のラ・キリコです。

今回のスティリア戦は話題が多く、冷や汗をかきながら書いてましたが…
なんとか、8月31日に間に合いました!
なんか、夏休みの宿題みたいでしたよ(笑)

では、早速、モトGPこぼれ話から…
好調だったはずのアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手が、なぜ今回のスティリア戦でパッとしなかったのか?って話です。

では、では、どうぞ!


ドヴィツィオーゾ、欠陥タイヤに当たってしまったのか?

オーストリア1戦目でみごと優勝を決め、今回の2戦目(スティリア戦)も連勝を期待されていたアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手

日曜午前のウォームアップでも首位を獲得し…
ついうっかり予選で失敗し、グリッド後方スタート(9位)だったとは言え、自信をもってレースに挑んだものの…
結局、レース1では8位、レース2でも5位と言う結果で終わりました。

で、あまりにも激しい浮き沈みに、
「タイヤの品質の問題では?もしくは、作動温度領域の問題とか?」なんて声が上がったところ…

ドヴィご本人は、こう回答しておりました。
その両方でしょうね。まず、1つ目のポイントは、新タイヤだと誰が使っても問題があると言うことなんですよ。
うちは冬季テストの時から嘆いていたけど、現在は他の選手らも同じ不満を抱えてるんです。つまり、うちは当初から分かっていたと言うわけで。とにかく、それのせいで浮き沈みが起きてるんですよ。
あと、タイヤが正確にすべて同じと言うわけではないんですよね。それについてはセーフティコミッション会合の際、ミシュランに言っておいたんですが、ただ、彼らは彼らで最善を尽くしていると思うんですよ。それに疑いの余地はないだろうし、僕としては覚悟はしてますよ。
誰かのせいにしてしまうのは、僕としては好きじゃないんで。なんの役にも立ちませんしね。ただ、(ミシュランは)状況をコントロールしきれてはいませんよね。
不安定な状況になってしまってるんですよ。絶対に速い走りができると思っていたら、10位になってしまうなんて普通じゃないでしょ。こっちのトラックでは速いけど、そっちでは遅いってことはあるけれど、同じ所で2週続けてやって、ここまで違うと言うのは普通じゃないですよ。

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で、ミシュラン側がなんと言ってるかと言えば…
ドヴィ選手のデータを検証した結果、
「レース1で使ったリアのミディアムタイヤが機能しなかったと言う話だが、タイヤ圧が低すぎたからでしょうね。
ドヴィツィオーゾ側の判断ミスですよ」と。

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ただ…
第三者からは、ドヴィ選手を支持する声が出てまして…

エンジニアのジュリオ・ベルナルデッレ氏(モトGP業界では、長らく、ホンダ&アプリリアで働いていた)が、こう説明してたんですよ。
「すべてのタイヤはが同じように安定したパフォーマンスでなければならないのに…
過去にも何回かあったが、今年は初めて出てきましたね。
日によって違うとか、気温や路面温度が少しでも違うとか、何回か加熱や冷却がなされたなんてことで違ってきてしまうわけですよ。
そう言うことが、特にドヴィツィオーゾに起きてしまったと言うわけで…今回は前後輪ともにね。
客観的に見て、他に説明のしようがないでしょ。ライダーは100%好調だったはずなんですから。
今までも何回か言ってきたことで、時にはミシュランを批判しているようにも聞こえるかもしれないが…
ミシュランはいまだ、パフォーマンスの方に関連したアプローチをしているように見えるんですよ。
つまり、ブリジストンよりも強い走りができるのだと言うところを見せたがっているわけでね。
(ミシュランに代わってから)もう何年も経っているのだから、ちょっと時代錯誤のような感じがするんですがね。
若干デリケートさに欠けるタイヤを作ってきていると言うか…3種類ではなく、2種類のうちしか選択の余地がないようなタイヤを作ってきていたりとかね。
ミシュラン側の生産・調達の問題なんですよ。」

今年は特殊なシーズン故に、色々とコントロール不能となっている面があると言われており…
セーフティコミッションの会合で議題にされてしまうほどなんどから、やはりタイヤもそう言う状況なんじゃないかって、心配されてるんですよねぇ(涙)


では、本編に行きますね!

上にも書いた通り、今回のスティリアGPは本当に話題豊富でして…
いつもは、各メーカーや各選手にスポットを当てて書いてるんですが…
今回は、各問題についてまとめてみました。

まぁ、どうぞ、どうぞ。

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2020スティリアGPまとめ:風聞〜イタたわGP Vol. 285

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モトGPブログ『イタたわGP』の La Chirico(ラ・キリコ)が発行するウェブマガジンです。ブログ記事の掘り下げた情報や、イタリアの巷に流れる噂などをご紹介します。
コメント (3)
管理人さん、お疲れ様でした。
バツチリです、バツチリ笑。秀逸。
ミシュランの温度の話もマーちゃんのブレーキの話も、よく理解できました。ホールショットデバイスとリアブレーキの話が事実なら、飴玉くんのベクトル話も正解だから。
ブレーキの件はダメだなぁ。普通のブレーキは例のブツは落ちないようになってるけどな、今は。
ちなみにブレーキは酸化して錆びるんじゃなく、カーボンなんで炭化します。失礼しましたー
Plug chop様

喜んでいただけて良かったです。
今回はたまたま、いつも使っている元記事の方でこうした話題を取り上げていてくれました。
あと、炭化の件、有難うございます。早速、直しておきました❤
はい。ありがとうございます🍀
僕のコメントも記事のネタバレしてたんで直しておきました☆
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