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アートのみかた

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図工や美術の授業が少なくなる日本。ですがどうやら世界では、サイエンス重視の意思決定では不十分だと感じ美意識を鍛える上位層がいるようです。このブログは、歴史上の偉大な画家たちをテー…
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#アートのミカタ

【アートのミカタ25】ボッティチェリ Sandro Botticelli

【概要】初期ルネサンスの巨匠彼の名は知らなくとも、この代表作に見覚えのある人は多いのではないでしょうか。15世紀前半から16世紀、正にルネサンスがノリに乗ったイタリアで活躍した画家です。ルネサンスといえば、レオナルド・ダ・ビンチより7歳年上ですね。 当時の基準からは珍しく、多彩なジャンルを描いていたマルチな画家だったそうです。宗教画・神話・寓話・肖像画・さらに文学的テーマを描いた作品など。教会や公的機関、王侯の一族など、依頼主も素晴らしいものだったようです。 現在では知ら

【アートのミカタ23】野田弘志

【概要】平成天皇の肖像画平成の世も終わりを迎え、令和に向かって期待が膨らむこの頃。 そんな中、先月3月に天皇に収められた肖像画が話題を集めています。 今回は、この写真を超えた美しさを誇る写実画家のお話をしていこうと思います。 なぜ美的センスをくのか。科学の発展に伴い、心を作る芸術的思考もより広く知ってもらいたい。 このブログは、歴史上の偉大な画家たちをテーマに、少しでも多くの人にアート思考を築くきっかけにならないかと書いています。 まずはそれぞれの画家の特徴を左脳で理解し

【アートのミカタ22】伊藤若冲

【概要】極彩色の異端絵師2016年の若冲展では7時間待ちだったとされるほど、近年注目を集めていた絵師、伊藤若冲。少し前までは、あまり人気のある絵師だとは思いませんでしたが、日本のブームは凄まじいですね。 王道絵師たちとは打ってかわり、エキゾチックで奇妙な作風が、新しさを感じさせたのでしょうか。描写といい色使いといい、奇想芸術には圧倒されるばかりです。 今回は、そんな若冲についてまとめていきます。 なぜ美的センスをくのか。科学の発展に伴い、心を作る芸術的思考もより広く知っ

【アートのミカタ21】クールベ Gustave Courbet

【概要】印象派前夜の写実主義リーダーイケメン画家ギュスターヴ・クールべ(1819-1877) 歴史的にはヨーロッパ諸国1848年革命の真っ只中で、労働者階級の不満が爆発したことによる、国をあげてのいざこざが相次ぎました。 私は世界史の畑に居ないので詳しくないのですが、確かにこの18-19世紀は革命ばっかりなようですね。 ヨーロッパ中が、これまでの「当たり前」に反論し、ゼロイチで変えていこうと躍起だっていたのだと感じます。 さて美術史の分野では、その革命の着地点として「印象

【アートのミカタ20】クラーナハLucas Cranach der Ältere

【概要】ルネサンス期、生粋のドイツ画風北方ルネサンスを代表するドイツ画家ルーカス・クラーナハ(クラナッハ/クラナハ)。1472-1553年 イタリア・ローマを中心としたルネサンス期(14~16世紀)に、ローマより北側の国や地域を「北方ルネサンス」と総称しています。 これは北方ルネサンスが、本場ローマのルネサンスに対抗して独自の道を歩まんと奮闘する地なのですが。 そんな場所で、クラーナハはどのように画家としてのキャリアを築いていくのでしょうか。 なぜ美的センスをくのか。科

【アートのミカタ19】コシノジュンコ Junko Koshino

【人物】パリコレ学のアノ人!世界で活躍する日本人ファッションデザイナー。 林先生が驚く初耳学などでも近年テレビへの露出もされていますね。 何だろう…。あのパリコレ学を見ていると、、私がこうしてブログで毎週、何千字もかけて話している言葉より、ぎゅっと短くつら抜かれた気持ちです。恐れ多いとは理屈ではわかっていても、やっぱり悔しいなあ。 百聞は一見にしかず、かっこいいなあ。 ということで、今回はコシノジュンコさんについて書いていこうと思います。 なぜ美的

【アートのミカタ18】ヘスス・ラファエル・ソト Jesus Rafael SOTO

【概要】素直に感動できるインスタレーションエスパス ルイ・ヴィトン東京にて開催されている彼のインスタレーション「Hors-les-murs(壁を超えて)」が象徴するように、ソトの作品は「美術鑑賞」を超えた感動を与えてくれます。 その大胆な表現は、キネティック・アート作品とも呼ばれていますが、キネティック・アートにはもっと実験的な無機質な印象が私の中ではありました。ソトの作品にはそれが象徴する表現を超えた美しさや強い信念が入れ込まれているように感じます。素直に「綺麗」と思える感