カフェオレボウル

カフェオレボウルがほしくて探すのだけど、あまり売っていないものですね。
悴んだ指先を温めてくれる、丸くて大きなカフェオレボウルが必要なのです。

今日はこの街では珍しい大雪でした。
目の前が真っ白になるくらいの雪。
夜中中降り続けば明日は積もるかも。
帰り道、駅から家までの白い道々、何度もあなたに電話したくなったのです。
あの時みたいな雪よ、って。

雪が降り、喜んだのも束の間、だんだん激しく舞い散りだした雪は、私の記憶の奥深いところまで働きかけ、甘いばかりではない思い出を思い出してしまいました。
「記憶が愛おしい」というあなたの言葉がずっと心から離れません。
怖いくらいに心理を含んでいるように思えて。
的を得ている。
でも本当は記憶だけでなく、目の前の現実世界の中で愛おしさを感じていたい。

[恋文]

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