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4月中旬から始まった五月病は、しっかり身体を蝕んで1日に何度もつばを吐き出す生活をいまだ続けている。
2度も病院へ行ったのに風邪ですとしか言われない。体調不良のせいで5月頭にキャンセルをした通院3回目になる予定だった歯医者は、再度連絡をする気力がすっかり失せてしまい、未治療の虫歯があと2本あるということを強く意識した生活を送っている。
先週はもうすぐ赤ちゃんが一歳になる親友の家に遊びに行った。私の身の回りで唯一の赤ちゃん。春の始めぶりに会った彼は立ち上がることができるようになっていた上、食べ物を掴んで自力で食べられるようになっていた。何回かに一回は掴んだものをそのまま床に落としていた。床に食べ物が落ちるのが面白いらしい。わかる。でも大人になると床に食べ物は落とせないので少し羨ましい。赤ちゃんは不思議だが親友が母親になっているのはもっと不思議。ジャンボリーミッキーを赤ちゃんのために踊る親友は最高だ。ご飯を食べさせるための攻防。愛されるってすごいことだと思う。私はこうやって何かを愛せる日が来るんだろうか。親友が会える距離に越してきてくれてよかったと心から思う。
最高な時間の後の帰り道で転んでしまい、私にしては頑張って鍛えていた右足が傷だらけになってしまった。
知らない街、通りがかった女性に「大丈夫?」ときかれてもこういう時に人は「大丈夫です。」と反射的に言ってしまうんだ。大丈夫じゃないですなんて言えないので近所のドラッグストアをさがして適当にキズパワーパッドを貼る。箱にはよく洗ってから貼ってくださいと書いてあったけど無理。
傷口が気持ち悪いので、帰宅後は電気を暗くしたお風呂場で傷口を洗った。この後毎日パッドの交換は薄暗いお風呂場で実施することになり、今に至る。毎日は交換しなくても良くなってきました。
そのほかにもいろんな些細な嫌なことや大きな嫌なことがたまたま重なって、見事に心身ともに五月病本番を迎える。
私の生活はこんなふうなのに、私の部屋にはシャンデリアがある。馬鹿馬鹿しい。狭い1Kにシャンデリア。生活は馬鹿馬鹿しい。明日は宝石を発掘したい。フライングタイガーの発掘キットで。おやすみなさい五時間くらいは眠れる。

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