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「すみません」よりも「ありがとう」と感謝を伝えたい
ついつい「すみません」って言ってしまうとき、ありませんか?
「ありがとう」と伝えたほうがいい場面でも。
●言葉の意味を理解する
まずは、言葉の意味を正しく理解することが大切です。
「ありがとう」の意味
あり‐がとう〔‐がたう〕【有(り)難う】 の解説
感謝したり、礼を言ったりするときに用いる言葉。「おみやげ—」
「すみません」の意味
すみ‐ませ‐ん【済みません】 の解説
相手に謝罪・感謝・依頼などをするときに用いる。
「連絡が遅れて—」「—が本を貸してください」
ちなみに「ごめんなさい」の意味は、
ごめん‐なさい【御免なさい】 の解説
1 自分のあやまちをわびるときの言葉。
2 自分の失礼に対して許しを乞 (こ) うときの言葉。
言葉の意味をしっかり理解すると、「ありがとう」と「すみません」では、意味や使い方が違うことは明らかです。
しかし、「ありがとう」と感謝を伝える場面でも、「すみません」と言ってしまうことってありませんか?
わたし自身も意識はしながらも、とっさに口をついて「すみません」や「ごめんなさい」を使ってしまうことがあります。
誰かに何かをしてもらったときの「申し訳なさ」の気持ちは、頭では理解できますが、誰も悪いことをしてないのなら「すみません」である必要はないはずです。
「すみません」ということによって、相手に伝わる意味も変わってきますし、伝えたいはずの思いも変わってきます。
では、ついつい「すみません」と言ってしまう場面を想像してみましょう。
●「すみません」を言ってしまうとき
![](https://assets.st-note.com/img/1702511973671-3lw0jM4rRl.jpg?width=1200)
これは、日常生活で思いつくだけでもさまざまな場面が想像できます。
例えば、
◯電車やバスなどで席を譲ってもらって
→「すみません」
◯友人と歩いていて靴紐などが解けて結んでるときに待ってくれたことに対して
→「すみません」
◯何かものを落として自分は気づかずに「落ちましたよ!」と呼び止められて
→「すみません!」
◯お店などの場所が分からずに通りすがりの人に道を聞いて教えてもらったあとに
→「すみません」
◯エレベーターに乗って行き先階のボタン押してもらって
→「すみません」
◯お店に入るときに友人や店員さんに扉を開けてもらって
→「すみません」
他にも多くのシチュエーションが考えられますが、
ここに上げたシチュエーションの全てで「すみません」は「ありがとう」に置き換えられると思います。
「すみません」だと、
自分自身の気持ちが何か悪いことをしてしまったような、少し申し訳ないような気持ちになりませんか?
相手もおそらくそれを感じ取るはずです。
これを、試しに「ありがとう」に置き換えて、想像してみてください。
・・・
想像してみましたか?
想像してみてどうでしょうか?
「すみません」よりも「ありがとう」のほうが笑顔になりませんか?
何かをして「ありがとう」と言われた側(相手)も、
気遣いや親切をされて「ありがとう」と言った自分も、
思いが通じて笑顔になっている場面が想像できます。
この他のシチュエーションでも置き換えられる場面がありそうです。
●ほめられて謙遜するとき
![](https://assets.st-note.com/img/1702510800765-1pLhfJPQaD.png?width=1200)
これは「すみません」以外のシチュエーションでも置き換えられると思います。
ほめられて謙遜(けんそん)する場合などはどうでしょうか?
想像してみると分かりやすいと思います。
例えば、
「いえいえ、そんなことないです」はどうでしょう?
◯職場で「仕事が早いですね」「とても器用ですね」と言われて
→「いえいえ、そんなことないです」
◯友人や知り合いに「優しいですね」「気が利きますね」と言われて
→「いやいや、そんなことないです」
◯友人や恋人に「カッコいいね」「面白いね」と言われて
→「いや、そんなことないよ」
◯友人や恋人に「可愛いね」「綺麗だね」と言われて
→「えー、そんなことないよー」
これもさまざまなシチュエーションが考えられます。
そして、「いえいえ、そんなことないです」は「ありがとう」に置き換えられると思います。
試しに「ありがとう」に置き換えて、想像してみてください。
・・・
想像してみましたか?
「いえいえ、そんなことないです」よりも「ありがとう」のほうが笑顔になりませんか?
褒めた側(相手)も、
褒められて「ありがとう」と言った自分も
とても清々しく笑顔でほんわかしている場面が想像できます。
想像した今も笑顔になっていませんか?
そのとき、お互いにもっと相手のことを好きになっているのかなと思います。
●ほっこりする瞬間を増やす
家族でも、恋人でも、友人でも、会社の上司や同僚、取引先、店員さんや駅員さんなど、そして、例え赤の他人でも、
誰に対しても、置き換えられる場面なら「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えて、
ほっこりする瞬間が例えそのときだけでも作れたらいいのかなと思います。
自分自身にも「ありがとう」と伝えてみるのもいいかもしれません。
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