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ペルー旅日記3 〜メキシコ〜リマ〜クスコとあれこれトラブル

メキシコでようやく中(搭乗ゲートのエリアの意)に入る。

中は外とは大違いでピカピカキラキラ。ハイブランドのショップとかは少ない。
ラウンジに行く。あと2時間ほど待ち時間がある

マッサージチェアがあると書いてあったので聞いたら人間がやってくれるマッサージだったので(恥ずかしいから)遠慮して

この四角い椅子で過ごすことにする

7時間の待ち時間を、外のウロウロ+スタバ3時間、中のウロウロ+ラウンジ3時間にしたのは結果的に大正解だった。かなり疲れも溜まってきてひたすらに横たわりたい。同じ場所では耐えられなかっただろう。夫も辛そうになってくる。

それで急遽リマの乗り継ぎでホテルを取ることにした。
リマでは夜10時到着で出発が5時なのだが、それぞれ2時間ずつ入国手続きや預け荷物のピックアップにかかるとすると、0時から3時になる。空港近くのホテルは一泊3万円に近い。これで飛行機が遅れたりしたら、、、と思って乗り継ぎは空港内で過ごすつもりだったのだが、天気は良いし他の飛行機もちゃんと出発しているし、荷物はクスコまで行くから何もしなくていいし(これがのちのち間違いと分かる)、リマからの便は既に座席も決まって搭乗QRコードもアプリで出ているから、

メキシコに着いてから調子良くなってきたラタムのアプリ

うまくいけば4時間横たわれるかも!
空港から歩いて行けるホテルは満室だったが、シャトルバスが24時間出ているホテルが取れた。198ドル。1泊二人で3万円である。この旅一番の高級宿!

このミッションがちょうど良い暇潰しになってラウンジでの時間は過ぎ去り無事メキシコ発リマ便に乗る。

メキシコーリマの写真はない。
なぜなら私が貧血でぶったおれそうだったからだ。飛行機に乗った時までは疲れたなくらいだったが、離陸して高度が上がると同時に気持ちが悪くなり、トイレで吐いて席に戻ろうとしたら目の前が真っ白になった。うわー。
とはいえ53年間も生きてれば貧血の対応くらいはお手のものである。若い頃は貧血で文字通りバターンと倒れたりもしてたし、乗り物にもそもそも弱いので飛行機に乗れば毎度死ぬ思いだった。経験値だけはふんだんにある。
すぐに添乗員に空いてる席で横にならせてくれと頼み、すごい優しく断られ、血糖値を上げろとジュースを与えられ、カモミールティーをもらい、再度「5分でいいから横にならせて」と頼み、「セニョーラ、ご自分の席に戻っても大丈夫ですよ。私がお世話しますからね」などと言いくるめられ、あとはじっと耐えてたら波が去っていったので、ホットアイマスクをつけて寝た。
「お手のもの」というには少々アレだが、まあとにかく飛行機を降りる頃には「ホテル!ホテル!横になる!ホテル!」とウキウキ歌ってるくらいには回復した。

定刻22:00到着。
入国審査等終わって外に出たのが22:30。
特段空いてたわけでもないが、速いね。すごいね。
その後シャトルバスの乗り場を探すのに手間取ってホテルの部屋に着いたのが23時。シャワーも浴びずにアラームセットしてバターンと寝る。

「ホリデイインリマエアポート」このゴージャスなとこに4時間横たわれた!

3時起床。ムクっと起きてそのまま出発。シャトルバスはカウンターのお兄さんは「3時ぴったり・そこから15分刻みで発車」と言っていたが、3時10分くらいに我々が行くと「はいじゃあ行きますか」みたいな感じで発車した。
途切れ途切れの睡眠だったが夫も私もかなり元気になる。
搭乗QRコードも入手済みなのでそのまま出発口に向かう。通路では人々がゴロゴロと横たわっており、「これやってたら今頃全身痛かったね」「課金して正解だったね」と話し合う。

はじめ普通に出発口の方に向かったら、違っていて、クスコ方面は別の出発口があるという。

クスコ、アレキパ専用出発口。
すっごい端っこにあったが、他のお客がいないので空いている
手荷物検査も専用だからガラ空き。これだったらあと30分は寝れたな、、、
係員が走り回って連絡をするシステム
少しイレギュラーなことがありよくわからなくて何度も聞きに行ったが優しかった
メキシコからリマもこのタイプの飛行機だった。
豪華で最新鋭のアラブ系の航空会社とかとは全然違っていちいち懐かしい感じである。
まだ夜のリマを出発
夜があける。南米大陸は日本ともヨーロッパとも全然違う土地だと実感する。
8月22日クスコ到着!
ポテチの袋もパンパンの高度3399メートル
便座がなくてトレペの捨てられないトイレ。くう〜!外国に到着した感!

さて、そして心配だった預け入れの荷物だったが

やはり出てこなかった。

ラタムのカウンターまで行き問い合わせると、リマでピックアップしなければいけなかったと言われた。「えーだって日本ではクスコまで直接行くって言ってたよ?!」と言ったがそんなことを言ったって仕方がない。手続きをして、連絡をもらうようにする。「ワッツアップは持ってるか?」と聞かれる。ラインみたいなやつである。ちょうど今回の旅の宿でワッツアップで連絡を取らなければいけないところがあったので入っている。「じゃあそれで連絡するから」と。
外国に来たことでアプリがおかしくなっていたら困るから「ちょっと待って、今確認するから」とスマホをみたら

リマの係員から「ピックアップしてない荷物あるよ〜」と連絡きてたーーーー😭

まあ0時だったらすでに寝てたし、気が付かなかったのは仕方ない。そしてクスコまでの飛行機の搭乗口でこれに気が付いたところでどうにもならなかったんじゃないかと思うから、仕方ないと思おう。
しかし「携帯の電話番号」という欄があるから仕方なく書いている携帯の電話番号がこんなふうに役に立つとは(今回は役には立たなかったが)。すごいな携帯電話。
ともかくワッツアップは動いていることが確認できたので、クスコからの連絡を待つことにする。電話だと間違いなくテンパるからワッツアップ入ってて本当によかった。来た荷物は宿に送ってもらえると思ったが、クスコに取りにこなくてはいけないという。今日すぐにウルバンバまで行くんだけど!とゴネてみたがダメだった。
それにしても日本のアエロメヒコのカウンターのお姉さん!何度も確認したのに!しかもスペイン語で喋ってたなら「言い間違い・聞き間違いがあったのかもしれない」と考えられるが、日本語だったのに!!!

気を取り直して空港の中のレストランで初コカ茶。
エンパナーダ。温め直してくれててめちゃ美味しかった。

チキンスープも飲んだ。メキシコに着いてから機内食含めごはんを食べてなかったのでがっついてて写真を撮り忘れる。さすが空港のレストラン。コカ茶2・エンパナーダ2・スープ1で88ソル(3513円)。レストランのお兄さんが「日本から来たの?わたし日本語喋れます(日本語で)!」と言ってめちゃ早口で日本語で自己紹介をしてくれた。すごーい!そのあと何かを言ったが聞き取れなくて、何度も聞き返したら恥ずかしそうに去っていった。ごめんね聞き取れなくて。
お会計の時に「aproveche(どうぞ召し上がれ的な挨拶)は“たのしんで“で合ってる?」と聞いてきたので、あれは「たのしんで」だったのか!!と気がつく。合ってる合ってる!すごい!
でもわかんなかったでしょ?と食いついてきたので、「の」を少し「nO」って発音するように指導する。ここで食いついてこれるってすごいな。向学心に感心する。

この間に観光案内所などが開いたので、案内所に行き、マップ等をもらい、空港の中の両替所(1ドル=3.35ソル)で50ドルだけ交換する。167ソルになった。

ではいよいよタクシーに乗ってウルバンバへ行く。
この辺りから無口になっていく夫。おや?

つづく

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