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※ネタバレあり※『シン・仮面ライダー』を観た感想

 ※映画の内容に関する記述がそこらじゅうにあります。未鑑賞の方はご注意ください※


 どうもこんにちは。

 『シン・仮面ライダー』を観てきました。

めっちゃかっこいいポスター

 いや~めっちゃ面白かったですね!とにかくライダーがかっこいい!なんかもうぜんぶいい!最高!ありがとうございました!最高~!

 『シン・何某』は『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』に引き続き三作目、庵野監督作品としては二作目。今作も期待していたのですが、毎度毎度期待以上のものを見せてくれるな~と感動しきり。120点!ありがとう!

 ……というノリで先んじて鑑賞していた友人2名と感想を交わしたところ、何やら言いたげな様子。しかし映画自体は面白かったしライダーもすごいかっこよかったとのこと。

 ど、どうした?

 曰く、「『仮面ライダー』は称号であって自分で名乗るのはなんか違う、みたいなモヤモヤがちょいちょいある」とのこと。そ、そうなんだ……。

 その後も話を訊けば訊くほど、成程。いわゆる拗らせたオタクってのはこういうもんなんだ、と最終的に自分も友人も理解していました。

 悪い表現をしてしまいましたが、これ以上に適切な表現が浮かばず。申し訳ありません。

 それはそうと自分、仮面ライダーが好きではあるのですがその長い歴史に造詣が深いワケでもなく、そういう積年の情みたいなものが醸成されてはいないのです。故に、それらが深く醸成されている「濃い」方々とは感想の捉えどころが異なったようです。Twitterでも少しばかり感想を探ってみましたが、その見解は間違っていなさそうです。

 ……ですけど、まぁ、それでいいんじゃないですか?

 たしかに、『シン・仮面ライダー』は随所に小ネタが散りばめられた作品です。それどころかいきなり初代『仮面ライダー』をそのままオマージュした戦闘シーンがぶち込まれたり、ついていけない人はいるかもしれません。

 自分は(めちゃくちゃ最高だな)と思いながら観ていました。初代ライダーの1話って何回観ても面白いですからね、それが凝縮されてたらそりゃ最高ですよね?

 つまりどういうことか。元ネタありきの要素をそこら中に散りばめすぎて、それらを拾って理解できないとこの映画は楽しめない!……なんてワケでは無かろう!ということ。

 そりゃ、上記のような、もとは50年前の作品をリスペクトしているシーンや演出が散見されます。それらは一見すればチープで、特撮において槍玉に挙げられやすい「低予算」という言葉がちらつく方もいるやもしれません。

 しかし、きっとこの映画は本気でやっています。懐古の情によるものではなく、「これがかっこいいからやるんだ」という意図によって撮影された、計算されつくした2時間だったはずです。

 それをどれくらいの観客が受け入れられるのか? という話になれば、『シン・仮面ライダー』は人を選ぶ映画である可能性は否めません。が、それを受け入れることができれば、かっこよくて見応えがあってさわやかに終わる映画。それが『シン・仮面ライダー』、だといいな。

 ……というのが率直な感想。

 自分は映画や映像における表現の技巧など、テクニカルな理屈は何も分かりませんが、『シン・仮面ライダー』は最高に面白かったです。観ようか悩んでいるなら観た方がいい、はず。

 それにしてもフィギュアーツやフィギュアライズスタンダードに合うサイズのサイクロン号が欲しい。最後に出てきた新1号?なルックのフィギュアーツも欲しい。映画のソフト販売やオンデマンド配信も待ち遠しい。

 いろんな未来に期待して、それまで待ちましょう。

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