【ポケモンSV】悪統一でランクマに潜ってますレポート①~パルデア+α~
『ポケットモンスター スカーレット/バイオレット』、楽しいですね。
なんといってもストーリーのやり応えが抜群。問題点として挙げられがちな要素に同意はありつつも、それ以上に楽しいゲーム体験でした。
各地のポケモンセンターで有用な持ち物や技マシンを貰えたり、テラレイドバトルで有用なポケモンや道具が入手できることもあり、エンドコンテンツのひとつである対戦への導線も比較的滑らかなのではないでしょうか。
孵化や育成もお手軽ですしね。金策はシンプルですが、学園最強大会で金の王冠を貰えたので私は嬉しかった。
そんな「最新作が一番育成環境がいい」を更新しまくる『ポケモンSV』のランクマに、悪タイプ統一パで潜ってみました。いや~、一度やってみたかったんですよね。
せっかくですので、悪タイプ統一パで潜るランクマのレポートでも書いてみましょう。
当面の目標は100勝、そして100勝ぶんのデータを集めてめっちゃ強え悪タイプ統一パを構築すること。
できればシーズン1中にひと段落つけたいところですが、その辺は時の流れに身を任せましょう。
まずは10勝ほどしてきましたので、下記にて簡単な構築の説明と、ざっくりと使い心地の批評でもしましょう。
それでは、どうぞよろしくお願いします。
1. コンセプト
悪タイプ統一パ第一号、そのうえせっかくの新作である。
なので、まずはパルデア出身の悪タイプを網羅してみる。
パルデア出身の悪タイプ(かつシリーズ1ランクマで使用可能なポケモン)をとりあえず並べると、マスカーニャ、マフィティフ、エクスレッグ、オトシドリ、ドドゲザンの五種。これで五枠は埋まった。
最後に空いた一枠へ、とりあえず数値の強いサザンドラを投入。
ほい完成。こんな適当でいいんか?
いいんだよ! 見切り発車上等よ!
2. 構築と型
〇構築
〇型
・マスカーニャ@こだわりスカーフ
いじっぱり AS252H4 へんげんじざい 草テラス
トリックフラワー/トリック/はたきおとす/じゃれつく
……シリーズ1ランクマに出られる範囲では悪タイプ2位の素早さ、強力な夢特性と専用技が特徴。変化技も粒揃いなのでどう纏めるか迷走の時期があったものの、「悪統一ってスカーフイルカマンに壊滅させられそう」という友人の一言を受けて(なるほど確かにそうかも)と思い、こだわりスカーフを巻くことが決まった。となればスカーフトリックでよかろう、となし崩し的に型が纏まった。
火力に不安はあるが、へんげんじざいでカバーできるのだろうか。ダメージ感覚は使ってみなきゃ分からないところである。
・マフィティフ@たべのこし
わんぱく HB252S4 いかく 飛行テラス
くらいつく/みちづれ/ちょうはつ/じゃれつく
……ペパーという無二の相棒と共にストーリーで好印象を得まくったが、この性能なら対戦においても強いであろうと思われる。余所の地方でグラエナが泣いている。
物理アタッカーを相手取りつつ、重たいポケモンはみちづれで無理やり落としてしまおうという贅沢な願いを込められた。
今回の構築において、受けを戦術のメインに据えているポケモンがこいつしかいないため、実のところめちゃくちゃ重要なポジションなのではなかろうか。
活躍を期待するばかりである。
・エクスレッグ@とつげきチョッキ
ようき AS252H4 むしのしらせ 虫テラス
とびかかる/はいよるいちげき/かかとおとし/ふいうち
……こいつどうすればいいの?
タイプが弱い、数値も頼りない、技と特性は悪くないけど不安要素を打ち消せるほど強くもない。
S92が絶妙に心許ない。A102と交換してくれ~。
役割を持たせることが難しいと判断したので、役割を放棄。困ったときに出てきて、とびかかるやはいよるいちげきを擦って生き延びつつ、死に際にふいうちで削って退場する、という夢を見ることにした。
こいつを選出する試合は負け試合だな、と思いながら育成した。
・オトシドリ@きあいのタスキ
ようき AS252H4 するどいめ 悪テラス(本当は飛行がいいけど厳選をサボった)
ブレイブバード/ステルスロック/おいかぜ/おきみやげ
……ステルスロック要員にディンルーを使おうと思っていたらシリーズ1ランクマでは使えないこととなり、じゃあこいつでいいやと役割を任せた。
基本的には初手で選出してステルスロック⇒おいかぜ。これでサザンドラに繋ぐのが狙いの使い捨て運用。そんなに強くなさそうだが、まぁとりあえずやるだけやってみようや。チェストとは”知恵捨て”と心得たり。
それはそうと、こいつのブレイブバードで格闘タイプに対処しなきゃいけないような気がしてきたが、気にしないでおく。
・ドドゲザン@オボンのみ
いじっぱり HA252S4 まけんき 鋼テラス
ふいうち/ドゲザン/アイアンヘッド/つるぎのまい
……あまり言うことがない。変わったことをする必要のない強さが、無闇に投げられた変化球にはひと匙必要なんでしょう。
強いて言えば、なぜ持ち物がとつげきチョッキでないのか? と見る人によっては疑問に思われるかもしれない。
自分も少しばかり疑問だが、たしかマスカーニャでトリックルームしようと思ってた頃の名残である。つるぎのまいによる全抜きがしたかったのような覚えがある。迷走の後が垣間見える。今となっては跡形もない戦術なのだが、オボンも強いし、別にいいか。
・サザンドラ@いのちのたま
おくびょう CS252H4 ふゆう 毒テラス
りゅうのはどう/あくのはどう/かえんほうしゃ/テラバースト
……今回の用心棒。なにせパルデア出身だけだと特殊アタッカーが居なくってね。イーユイ、お前はどこで戦っている……。
とはいえポンと投げて暴れて良し、とはいかんだろう。ということで、いつの間にか数値の高いこいつを介護することがパーティの裏コンセプトみたいになった。パルデア悪統一で遊ぼうってのにそこに落ち着いていいのか?
そもそもパーティ全体として素早さが足りない傾向にあり、こいつもその傾向を打破するには至らない印象。果たして用心棒としての役割を果たせるのだろうか? 不安は募るばかりである。
3. 基本選出とその裏
〇基本選出
・オトシドリ
・マフィティフorドドゲザン
・サザンドラ
……ステルスロック撒いて、耐久力ある組で削って、サザンドラで掃除!
って出来るといいなあ。
〇その裏
・オトシドリ
・マスカーニャ
・マフィティフorドドゲザン
……無論、サザンドラ投げられんなというときもあろう(ex. ハピナスやラッキーやドオーが雁首揃えて睨みを利かせている)。
そういう時はマスカーニャの出番である。
サザンドラとの違いは、こだわりスカーフを持っているので小回りが利かないところ。とはいえ、トリックが決まれば機能停止させられる耐久型のポケモンには強く出られる、はず。
そのあとは流れで何とかなりませんか?
4. 使ってみて
という感じで机上論を重ね、ランクマッチに潜った。
そして10勝してきた。
め~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っちゃ強え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~サザンドラ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
失礼。
サザンドラがめっちゃ強かった。これに尽きる。600族を侮っていた。
ステロ撒いてサザンドラ投げて、通れば勝ち! 通んなきゃ負け!
本当に行けるのかを検討するためにもこの戦法に終始してみたが、結構勝ててしまった。マジかよ。
これはランクマ0勝0敗から始めたことも関係しているであろう。努力値振りなどにあまり頓着のなさそうなパーティとの対戦もあった。勝ちは勝ちなのだが、構築を改めるためのデータとしては期待できない。
RANK4のモンスターボール級に入るとそんなゴリ押しも難しく感じたが、それで勝ててしまうときもある。試行回数の少なさは否めないが、強い戦法であることに変わりはないだろう。
その適当戦法を支えてくれたのがオトシドリ。非常に安定してステルスロック⇒おきみやげを通してくれる。なんならおいかぜも対面次第ではやってくれる。優秀~。
また、弱点を突かれなければタスキが発動するまでもなく攻撃を耐えるため、努力値振りと持ち物を変えてみてもいいかもしれない。ぜんぜんブレイブバードしなかったし。
ほかに特筆したいのはマフィティフ。かなりピンポイント気味の運用になったが、そのピンポイントを見極めてちゃんと選出をする必要がある。ガブリアス以外は見れないけれどガブリアスのためだけに選出しないといけない、みたいな時が結構あった(同パターンで選出しなかったらガブリアスに蹂躙されて痛感した)。
タイプ統一という構築においてこの難しさを容認するのか、若しくはもっと簡単に戦える戦法ないしポケモンに換えるのか。考えるべきだろう。
……総じて、よくぞ勝ち越せたな、というのが正直なところ。もっとスコスコに負けると思ってた。
とはいえこの構築は歪である。懸念していた部分、想定の甘かった部分を挙げていくしていくことにしよう。早速。
5. 改善要綱
・マスカーニャのスカーフは強い場面よりも弱い場面の方が目立ち、想定以上に難しい。また、仮想的であるスカーフイルカマンには出会わなかった。
・サザンドラへの依存度がえげつない。その優秀さ故に今構築の歪みを一手に引き受けており、他の勝ちパターンを模索する必要がある。
・エクスレッグは一度たりとも選出しなかった。
……今すぐにでも手を付けたいところだが、まずはコンセプト遵守。修正する前に使い心地を確かめる必要があるだろう。
具体的に言うと、エクスレッグ。一度も選出していないので、実際のところどれほどのものなのが全く分からない。その去勢を計るのは、実戦で試してからでも遅くあるまい。
6. お疲れさまでした
いかがだったでしょうか。
読んで何かの役に立つような記事ではありませんが、とりあえず100勝するまでは続けていきます。趣味ですので。
お気に召しましたら、また次の機会に。
次回の更新があるとすれば、エクスレッグの卒業式を開催する予定です。
それでは失礼いたします。
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