【社労士勉強法】労働一般の過去問分析と対策方法

究極的には最も対策しにくいかもしれない、社会保険労務士試験の【労働一般】(選択式)の過去問分析及び対策案の検討を行ってみました。
(2019年、社一救済により社会保険労務士試験合格)

なぜ、こういう事をするのかって!?
こういう事をする事がすきだからです(^^)/

では行ってみましょう!

〇労働一般の過去問(オレンジは法律系、青は白書・統計系)
※大文字、下線箇所は押さえるべき基礎項目
※見づらくてすいません、ご拡大ください。

労一分析

1.労働一般(選択式)過去問分析

上記の表をごらんください。
青色系が白書・統計で、オレンジ色系が法律系(労働契約法、労働組合法等々の)です。
また、基礎的な論点からの出題を、大文字、太字、下線としました(主観)

ここからわかる事は大きく下記の2点です。

①この科目は基本的には、【白書・統計】の科目である。
②近年は法律系の出題も増えている。

です。一つずつ検討致します。

①この科目は基本的には、【白書・統計】の科目である。

一般常識(選択式)は実は、白書・統計の科目と言っても過言ではない科目なんですね(;^ω^)。手強いわけです。

さらに細かくみてみると、白書・統計の出題は①基礎的な出題と②難易度の高い出題の両方があることがわかります。

今年の出題で、【技能士検定について35歳未満は減額】という問題がありましたが、個人的には難易度が高かったと思います。
(私は、会社でギリギリ若手と言えるのは35歳までやろ!というノリで35歳を選択したところタマタマ正解しました(;^ω^))

②近年は法律系の出題も増えている。

表を見て頂くと、ジワジワとオレンジ色の法律系の問題が近年増えています

この裏には、厚生労働省の統計問題等も背景にあるのかもしれません

また、法律系の問題も、①基礎的な問題と②難易度の高い問題に分かれているなと感じます。
個人的には、2019年の出題で女性活躍推進法の【えるぼし】は難しかったです。

2.どう対策するか

どう対策するかについて、①白書・統計系②法律系に分けて検討します。

①白書・統計についての対策

「白書・統計は勉強しない」「深追いしない」とはよく言われることですが、私は受験2年目以降なら、ガッチリ対策します。
より厳密にいうと【ガッチリ対策はするが、深追いはしない】です。

今年、勉強をしてみて、最も効率的だと感じたのは社労士Vや月刊社労士などの月刊誌の一般常識対策特集号を1冊ないし、2冊購入してそれだけはガッチリ押さえる方法です。※私は基本的に独学です。

白書・統計の過去問を見て頂くわかりますが、①基礎的な出題と②応用的な出題の2パターンからなります。

このうち、①基礎的な出題を押さえるには月刊誌(白書・統計対策号)は多すぎず、少なすぎずちょうど良いと感じました
ただし、適当にやるのではなく、ガッチリ暗記するところがポイントです。

②の応用的な論点まで深追いするのは、あまりに費用対効果が悪く得策ではありません。

なお、白書・統計対策に入れ込むあまり、白書・統計そのものを制覇しようとしてはなりません。白書・統計そのものとは下記のような代物だからです(;´・ω・)

白書

決して手を出してはならない事がわかるかと思います(汗)

②近年は法律系の出題も増えている。

過去問を分析する限り、労働一般(選択式)は【白書・統計】の科目であるものの、法律系(労働契約法、労働組合法・・・)の出題を捨てるわけにはいきません

近年は、厚生労働省の統計問題もあり、なおさら、対策が必要です。

私のおすすめの方法は、自分が使用している【テキストの労働一般部分】を丸暗記する一方で、それ以外の教材を使わない方法です。

労働一般は、ただでさえ範囲が広いので、使う教材を多くすると、わけがわからなくなるからです。

だから、私は労働一般については、問題集も過去問もほとんど解かず、自分が使っているテキストを丸暗記する勉強法に徹していました。
※ちなみに私のメインテキストはTAC(市販)の【みんな欲しかったシリーズの社労士の教科書】です。今でも労働一般に関しては、これを全部暗記すれば十分じゃないかと考えています。

私は、他の科目は過去問重視で勉強しましたが、一般常識だけは過去問もほとんど使いませんでした。なぜなら、シンプルに白書・統計の内容が古く、古い数値のイメージを頭に残したくなかったからです。

3.まとめ
【労働一般(選択式)私なら採用する方法】

①白書・統計対策は月刊誌(特集号)を1冊ないし2冊購入してガチガチしっかり暗記する。
※通信、通学の教材で信頼できるものでも良いと思われます。

②法律系出題対策は自分の基本テキストの労働一般部分を丸暗記する。

4.労働一般に対する姿勢

私は、常々、表向きのラスボスは【年金】と【択一式総合】に他ならないが、裏ボス(ジョーカー)は【選択式(足切り)】特に【一般常識】だと考えてきました。
私がもし、仮に来年社労士受験をするとしたら、【一般常識】を最も注意科目として据えて勉強すると思います。

5.最後に

ここまで、張り切って私のやり方をご紹介致しましたが、これはあくまで一例です。私は市販の教材を使って、独学していました。それぞの環境によって、状況は異なってくるかと思います。

何らかの参考になりましたら、幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。
本日も、皆さまがイキイキと働き、健やかに過ごせますよう祈念致します。









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