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カリキュラム→いつ・何を見直す?

1.カリキュラムの見直しは、いつするの?

総合的な学習をスタートさせる時に、気になるのが「カリキュラム」。多くの学校では、学校(学年)ごとに「カリキュラム」が準備されているので、「カリキュラム」を構築するところから総合的な学習をスタートさせることは少ない。ましてや年度が始まってから、子どもたちの実態に応じて「探究テーマ」を設定して、ゼロから「カリキュラム」を構築するといった取り組みはなかなか見ない。

しかし、前年踏襲のパッケージ化された「カリキュラム」では、子どもたちはのってこないし、ワクワクやドキドキも少ない。こちらもつまらない。このようなマンネリをなくすためには、子どもたちの実態に応じて「探究テーマ」や「カリキュラム」を見直したり、修正していくことが必要。年度始め・単元実施中・年度末の見直しは大事。特に、子どもたちの興味・関心に応じて単元実施中に見直しをすることは特に重要かと・・・。

そこで大切になるのがカリキュラムを見直したり、修正するための視点。以下に、「見直しの視点」となる要件(9つ)をまとめてみた。これらの視点は、全てが網羅されている必要はないと考えています。子どもたちの実態や教員の思いなどに応じて、どれかにウェイトを置いて実践する方がおもしろい探究になるのではないか^^
 ex.)子どもたちのなぜ?不思議を徹底的に探究する!
   体験活動からの学びを大切にする!など。

2.見直しの視点は?

 ・子どもたちの興味・関心
 ・ヒト・モノ・コトとの出会い
 ・他者との協働
 ・社会的な意義や意味
 ・課題解決の継続性
 ・時間や設備などの条件
 ・子どもたちとのなじみ深さ
 ・もやもやとの出会い
 ・課題解決の見通し

02_先行研究(ザクザクカード:課題評価)

*9つの視点に加えて、各学校や学年独自で特徴づけたい視点を入れたい。
 ex.)環境の保全、人権を大切にした活動、地域とのつながりなど。

また、これらの視点は、探究テーマや学習課題などを見直しにも活用することができると考えられる。