Vket2023Summerで初入稿した人の感想と備忘録
今回初めてVket2023Summerに応募して入稿まで行った人の備忘録記事です。
実際の流れ
自分の入稿スケジュールは以下のようになりました。
2023/04/19 当選通知
・入稿期間までにまず置くものを決定(ペデスタル一つ、商品二つ)
・共同出店者に声かけ
・とりあえず絶対置くものだけど仮置きしたものを用意。
2023/05/26 入稿開始
・とりあえず入稿してプレビュー公開まで待機。
2023/06/04 プレビュー公開
・プレビューを見に行って現地確認。真っ黒&ブースの形状を再確認。
・ブースの本構成を考案
2023/06/07 仮入稿
・必要なものは設置して、現地での大きさ・明るさ確認
・これに10MBの制限を見ながら追加していく。
・展示用ペデスタルアバターも調整。
2023/06/24 本入稿
・調整し終わって入稿。
やっておくべきだと思ったこと
各要素に分けて。
事前に経験したほうがいいと思うもの
・Worldアップロード
アセット品でよい。それを位置動かしたり壁増やすとか。
・LightBake
無料アセット品でもBake用のライトも最初から設定されているものも多い。
いじくりまわしたりして試してみよう。
Bakeって何?って概念の有無はブースの品質を大きく左右すると思う。
どうしてもやりたくねえんだって人はUnlit化できるシェーダーを使おう。
VketはLiltoonも対応してる。
・MeshBaker
UnityAssetStoreの商品。86.90$とお高いが、セール期間中に半額近くなる。 いつかVket入稿を…って思っていて、ブースをちゃんと部屋にしたりとかこだわりたいなら入手してしかるべき。
なんならVketが使い方も解説している。
自分で作ったブースのメッシュデータは別にやり取りしようが問題ないので、最悪持ってる友達に頼ろう。
期間中やっとけって思うもの
・とりあえず入稿
PC触ることすらできなかった!ならともかくとにかくCube一つとかでもいいのでさっさと入稿までを済ませること。
これだけでプロジェクトの基本動作を確定できる。
今回はVket入稿期間中にSDK回りのアップデートも多く行われ、最新バージョンとは相性が悪く動作がおかしかったり(ダウングレードするように指示される)、逆に最初ではMeshBakerが入っているとエラーを吐いて入稿できなかったりしたけど。
SDKのアップデートはVketの都合は考慮していない。つまり訳わからないエラーで時間を浪費することだってあり得る。とにかくまずは動作できる状態を作っておいて損はない。
・現地確認
自分のブースの位置が知れるのは、下見が始まってから。
テレポート機能で各ブース飛べるので自分の場所に行ってみよう。
ただし1度は入稿していないと位置は表示されない。
現地の明るさ、ブースの位置、ユーザーの導線等作り方に重要なものだらけだと思う。
雰囲気とブースを合わせたい性分の人なら猶更。
常連のところは「1・2回入稿したら終わりだし」ぐらいで終盤まで入稿しないか、いきなり一発でキメてくるので
「空ブースいっぱいだから俺もまだゆっくりでいいや」なんて気持ちでいたら落とすよ。
注意しとくこと
エラーで現地確認がすぐできなかったりする。
Vketは「ワールドの制作」と「参加者の入稿」を同時に進めていって、定期更新していく形だ。
・VRChat側の公式更新
・SDK回りの更新
・Vket制作人のワールド制作
・参加者の入稿データ
が同時に動いている。問題が起きない方が無理では?といった点から、ワールド更新がうまくいかず数日おあずけになる場合がある。
これが最初期なら良いものの、終盤になれば焦りも出る。自分は最終入稿した後に2日間ほどエラー待機だったけど全く焦らずに済んだ。
参考のライティングは現地と異なるかも。
Unity上で入稿するとき、そのワールドに基づいたBake用のディレクショナルライト等もシーン上には設定される。
けど、自分のエリアではBakeに反映されていなかった。屋内だったのでまあ当然といえば当然なのかもしれない。Bakeは入稿後に改めて行われるため、Unity入稿時の結果だけを頼りにしないほうが良い。
最後に
公式Discordで常に質問受付してるから、Vket参加ってなったら早めに質問していきましょう。何度も同じ質問が飛び交うから見返してみるのも有。
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