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にゅほん語録5頁

「にゅほんご」とは言葉を覚え使い始めたばかりの人間が扱う言語のことである。にゅほんごは一過性のものであり、いずれその言語を扱っているものたちはすべからく、その言語を忘れてしまう。
これはその希少な言語を調査し、記録したものである。

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タッチ→タッチ
用例:ハイタッチのこと、必ず「タッチ」と言いながら手を挙げ、相手の手に合わせる。相手が手を出していないときは、相手の手を探し、開き(パーの形にする)、自らがタッチしやすい位置に固定して、タッチをする。
コメント:タッチするときは絶対にするのだ。執念を感じる一手と言えよう。

ねぇねぇ→ねぇねぇ
用例:特に用はないが声をかけたいときに言う。とっても小さくトントンと身体の一部を叩きながら(優しく)言う。
コメント:どうしたの?と思わず慈愛が満ち溢れそうになるくらい、小さな動作でねぇねぇと言われる。とはいえ、特段用事はないのだ。

乾杯!→あーぱい!
用例:食事時、飲み物を飲む際に号令のように言う。その場に居合わせた者は直ちにその掲げられた飲み物に「乾杯!」と自らの飲み物をカチンと小突かなければならない。やるまで終わらない。
コメント:どうせなら、「はっけよーいのこった!」も覚えてくれたら面白いかもしれない。と思う今日この頃。(元ネタ:よつばと!某シーンにて)

帽子→おーし
用例:帽子のことを指す。
コメント:外出の際は帽子を被るものだと思っている節がある。自ら帽子を持ってきて、被るが大概前後ろがおかしいし、髪の毛が巻き込まれてものすごい様相になっている。本人はドヤ顔である。

髪→あみ
用例:髪の毛を結んでくれ、という意味である。
コメント:自ら頭髪を左右で握り、あみ!と騒ぐ。いつの間にか髪の毛を結びたがるようになった。こうして知らない所で何かを考え学んでいるんだろうなと思うと感慨深い。

ポイッ→ぽいっ
用例:ゴミ箱にごみを捨てること。またごみを捨てる際に言う言葉。
コメント:いつのまにかゴミ箱を理解し、またゴミ箱の蓋を開けられるようになっていた。私が食べ終わったお菓子の袋を捨てに行ってくれる。優しい。

うさぎ→うしゃ
用例:うさぎの人形のこと。時折ブーと言う(恐らくプーさんのプーとごっちゃになっている)
コメント:いつも一緒。一緒にいすぎてうさぎの負担がすごい。毛艶のよいうさぎはぼさぼさだ。時に耳を手として握られ、時に興奮して耳を持って振り回される。お勤めご苦労様です。トイ・ストーリーの世界でいったら間違いなく我が家のおもちゃたちのボスになっていただろう。それほどまでに寵愛が厚い存在。

プーさん→プー
用例:ディズニーキャラクターのプーさんのこと。ブーとも言う。
コメント:ディズニーランドへ行った時のこと、プーさんを見るなり大興奮し、いつの間にかプーさんのぬいぐるみを持って抱きしめていた。一応No2的存在だが、忘れられがち。また他の人形にその座を何度か奪われることもしばしばある。気苦労が絶えないだろう。

ばあ!→ばぁ
用例:いないいない ばぁ!のばぁである。どこかに隠れて、ばぁ!と言いながら登場するときに使う
コメント:本人は隠れているつもりでも、バレバレである。驚くと喜ぶ。

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